かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

考える人間は淘汰される

「非効率的タスク」をどう扱うか

社会の中で生きていると、「これは非効率的だな」「これは生産性が低いな」と思うようなタスクをこなさなければいけないことは多々あると思う。嫌々ながらそれをやる人もいれば、「これはこうしたほうがいい」と意見を述べ、却下されれば仕方なくやるという人もいるだろう。中には「これはこうしたほうがいい」と意見を述べ、却下されればそれはやらない、自分は非効率的なことはしないんだという意思表示をする非常に利己的な人間も存在すると思う。そいつは確かに間違ったことは言っていないし、ちゃんと考えたうえでの行動ではあるのだが、「経営者的観点」から見た場合は、お世辞にも賢いとは言えないのではないだろうか。

「非効率的タスク」=「利己的人間排除のためのイベント」という認識

そもそもそのような「非効率的タスク」は、そういった利己的な人間を炙り出し、組織から排除するために行っているという捉え方もできると思う。経営者の立場に立って考えるとするならば、なるべく労働者を効率的に働かせたいという気持ちはもちろん経営側にもあるものの、対外的な世間体を考えた時に、どうしても労働者に対して「非効率的タスク」を求めなければいけない時もあると思うのだ。経営者にとっては、そうした「非効率的タスク」を脳死でこなしてくれる「考えない人間」は非常に扱いやすい。一方で「これは効率的じゃない。俺のやり方のほうが効率的だ」と歯向かってくる人間は、一見組織にとっては重要な人間のようにも見えるが、経営者にとっては都合の悪い存在でしかないのだ。そう考えると、「非効率的タスク」は「利己的人間排除のためのイベント」として重要であり、組織の秩序を維持するために一役買っているという見方も出来るのである。

だから「考える人間」は淘汰される

考える人間は、やがてその効率の悪さ、非生産性に耐え兼ねてイベントを投げ出してしまうかもしれない。そしてそれを投げ出した人間は「俺は効率的なことはしない主義なんだ。投げ出した俺が1番賢い」とドヤ顔で言ったりするが、それはただふるい落とされたというだけなのである。組織に必要なのは「考えない=従順である」人間であり、現代社会においては、それが社会適合力そのものでもある。だから「組織に入る=企業に就職する」というステップを踏んだ時点で、我々に求められているのは「従うこと=考えないこと」であり、決して組織の方針にケチを付けるということはあってはならないのだ。

「考えさせる企業」の存在

今書いてきた傾向と真逆のベクトルを持つ企業も当然存在すると思う。自ら「非生産的→生産的」へのアイデアを出していかなければ結果が出ないタイプの企業である。こういう企業に関しては、業務に対する「考えること」のウエイトがそもそも大きく、単純に比較することはできないが、「考えない人間」が淘汰され、「考える人間」が昇進していくという構図が出来上がっていることが多い。こういう企業こそが「考えさせる企業」であり、ここで求められる資質は、「能力」ただ1つである。

「能力」もなく「考えない」ことも出来ない人間

つまり、「能力」のある人間は「考えさせる企業」に入り、「考えない人間」は「考えさせない企業」に入って持ち前の「従順性=社会適合力」を発揮する。この2つのタイプの人間には社会的な居場所があり、職を変えて行けばいずれは「居場所」にたどりつけるだろう。一方で、「能力はないけど考える人間」には居場所がないのが今の世の中である。持ち前の利己性から「考えない」ことが出来ず、かといって「考えるべき」世界でも生き残ることが出来ない。そういった人間は「淘汰」されるしかないのである。

まとめ

だから社会で生き残るための方策として、「能力を高めること」「考えないこと」の2種類が存在する。どちらを選んでも苦しむというタイプの人間が、今の日本には大勢いるだろう。そういった人間の居場所を確保すること、そういう人間の受け皿になるような企業の登場こそが、停滞した日本社会の救世主となるのではないだろうか。

 

kaerun4451.hateblo.jp

 完全に関係ない話ですが、「競馬が盛んな国」と「ラグビーが強い国」って互換性あると思いませんか?アイルランドニュージーランド、オーストラリアなどです。これはどちらも「イギリス文化の影響を大きく受けている」という点で共通しているからなんですよね。スポーツはその国の地理や歴史に大きく依存するものです。東京オリンピックを前に、スポーツをそういう視点から見てみるのも面白いかもしれません。それではまた明日。

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デットヒートの末に。。。(JBC3競走回顧)

どうも、今月既に17000円負けているかえるんです。学生という身でありながらこの状況はかなり痛く、よからぬ方法で競馬資金を調達する必要がありそうです。

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軽く今日の回顧を。

JBCレディス

ファッショニスタ(1人気3着)

ゴールドクイーン(2人気2着)

展開的にもらったとは思ったのですが、ヤマニンアンプリメに差されたら仕方ないですね。あの並びでいつの間にか外に出している武豊J、脱帽です。ゴールドクイーンはかきつばた記念でヤマニンアンプリメに圧勝していたので、それで優劣を付けたのですが、名古屋と浦和は別物ということなんでしょうか。難しいですね。完敗です。

あとはモンペルデュ戸崎Jの落馬で後味が悪いレースになってしまいました。人馬ともに無事であることを祈ります。いっつも思うのですが浦和のあの1コーナーの形態ではああいう事故が起こり得るというのは予見できると思います。早急な改修が求められるのではないでしょうか。少なくともGⅠやるような競馬場じゃないでしょ。

JBCスプリント

サクセスエナジー(4人気11着)【次走注目馬】

1角の不利でカッとなってしまい競馬になりませんでした。まああれがなくても前潰れの流れだったので厳しかったと思います。コパノキッキングは展開向かない中でほぼ勝ちに等しい内容。ナナコJも文句なしの騎乗でしたが、ツキがなかったですね。

JBCクラシック

オメガパフューム(2人気2着)

チュウワウィザード(1人気1着)【チャンピオンズC本命馬】

まあさすがにこの2頭でしょうという感じでしたが、白熱のデットヒートでした。4歳の2頭、ライバル関係は今後も続きそうです(本当はここにルヴァンスレーヴも入ってほしいのですが)。地力的にこの2頭はやはり互角ぐらいのラインなのかなと見ていて(数字的にも)、今回は少頭数の縦長で展開が向くかなという点でオメガパフュームを上に取ったのですが、チュウワウィザード川田Jが絶好のポジションを取ったことでポジション的なバイアスはなかったように感じます。ガチンコ勝負の中で最後は川田Jの気迫が勝ったということでしょうか。

チュウワウィザードに関しては次走のチャンピオンズCで本命にする予定です。相手はみやこSで不利を受けたインティ、叩いて上昇のウェスタールンドとかになるでしょうか。チャンピオンズCでは11月のPV数分だけ馬券を購入する予定なので今からワクワクしています。

逆なら15000円ベースの払い戻しだったので悔しい負けにはなりましたが、気を取り直して来週の中央競馬も頑張っていきたいと思います。それでは。

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【砂の祭典】JBC3競走予想

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告知

先月は初の月間1万PVを達成したということで、チャンピオンズCで馬券購入企画をやりたいと考えています。内容としては、1PV=1円と換算して、11月のPV数分だけチャンピオンズCにぶっこむというものです。というわけで今月も当ブログに足を運んでいただけると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。

JBC予想

JBCレディス

ファッショニスタ

ゴールドクイーン

ここはファッショニスタが強いと思います。前走のレディスプレリュードは差し向きの展開でアンデスクイーンに屈しましたがよく粘っていましたし、そもそもヴェンジェンスやシヴァージと相手の適条件で互角にやり合えるような馬。牝馬は相手にしないのでは。相手は前走が57キロで圧巻のパフォーマンスだったゴールドクイーンで。ヤマニンアンプリメは差し損ねてほしい。

買い目

◎-〇馬連1000円

JBCスプリント

サクセスエナジー

浦和1400巧者。オーバルスプリントの時に3キロあったノブワイルドとの差はなくなるし、コパノキッキングが競っていけば前は苦しくなるはず。インで上手く立ち回れれば。

買い目

単勝1000円

JBCクラシック

オメガパフューム

チュウワウィザード

どっちが勝つかだけのレースだと思っているのですが、チュウワウィザードがオメガパフュームに勝っている点は「立ち回りの上手さ」と「先行力」の2点のみ。少頭数だとその強みは薄れるとみて、今回はオメガパフュームのほうを上に取りたいと思います。

買い目

◎→〇馬単3000円

以上5000円勝負です。頑張りましょう。それでは。

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【2017世代】2歳ダート馬ランキング【第1弾】

今週はみやこSの特集記事でも出そうかと思ったのですが、インで包まれるとどうかなと思っていたインティが大外に入っちゃいましたし、当日の馬場状態とかを見ない限り予想にならないなということで、日曜の予想記事に組み込む形にしました。その替わりと言ってはなんですが、今日は2歳ダート路線の現時点での総括記事ということで書いていきたいと思います。

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 16世代のランキング記事がかなり好評だったので(挙げた馬の成績はあまり振るっていませんが。。)、17世代では2か月に1回ほどのペースでこういった記事を作っていこうと考えています。やっぱ若駒は成長を加味して評価をアップデートしていく必要がありますからね。

その第1弾として、今回は2019年10月までにデビュー済の2歳ダート馬について、将来性や現時点での強さも含めた注目馬をランキング形式で発表していきたいと思います。

第10位 ジェネティクス(牡・サウスヴィグラス×ソラコマチ)

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新馬戦は逃げてほとんど馬なりのまま圧勝。2戦目はこのあと登場するファシネートゼットには差されてしまったものの、昨日北海道2歳優駿を勝ったキメラヴェリテは4馬身千切っています。そもそもサウスヴィグラスの産駒で、パワー志向の強い阪神の砂は合うはずがなく、京都や中京などのスピード質条件ではさらにパフォーマンスを上げてくると思われます。まあノーザン外厩の馬ですし、1戦1戦しっかり上積みを作ってくるのではないでしょうか。

狙い目: 昇竜S端午S

第9位 ホットミスト(牝・パイロ×アクアリスト)

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姉にファッショニスタのいる良血馬。新馬戦が優秀で、このあと登場のファシネートゼットには差されたが、3着は7馬身千切ったうえに36.1と破格の上がりを使っていた。ソラを使うという弱点がモロに出てしまった2走目は負けてしまったものの、3走目は1秒の大差をつけて圧勝。流しての上がり37.0は優秀だし、まだまだ馬体的にも緩い印象なので、将来的にも期待できる1頭では。

狙い目: 青竜SレパードS

第8位 テイエムサウスダン(牡・サウスヴィグラス×ムービングアウト)

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新馬、2戦目とサッパリだったが、3戦目の未勝利で一変。1.11.8(36.4)は破格の時計で、次走のなでしこ賞を快勝したのにも頷けるだろう。距離が伸びていいタイプとは思わないが、追走質条件では面白い1頭だと思っていて、次走の兵庫ジュニアグランプリでも当然有力になってくるのでは。

狙い目: 昇竜S端午S

第7位 キンノマサカリ(牡・メイショウサムソン×クロンヌドール)

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新馬戦で京都1800を1.54.0(37.0)は優秀なラインで、去年のゴルトマイスターが馬場差があるにせよ1.54.0(37.7)であったことを考えると、この馬も世代上位クラスに乗ってくるラインにいるのでは。この世代はスピードに長けている馬は現時点では何頭か出てきていますが、こういったパワー型の持続力タイプはまだあまり台頭してきておらず、この傾向が続くようであれば、来年のJDD制覇まで視野に入れることができる1頭だと思います。

狙い目: JDD

第6位 ヴォルスト(牡・キズナ×ナスケンアイリス)

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POG指名馬です。新馬戦のタイムは字面的にはそれほどでしたが、これは行き脚がつかずに10番手追走となり、4コーナーで6頭分ほど大外をぶん回した影響が大きく、それでも37.0の上がりを使っているということは評価すべきだと思う。流れ的には完全に前残りの流れだったわけで、それを強引に差し切ったのだから力が違ったのだろう。次走のもちの木賞は器用さが要求されるレースで前半要素の成長が求められるが、難なく突破してくるようであれば非常に面白い。

狙い目: ユニコーンSUAEダービー

第5位 デュードヴァン(牡・デクラレーションオブウォー×ジェラスキャット)

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新馬戦のタイム1.37.0(36.2)は馬場が速かったとはいえ優秀なライン。大外枠で外3をスムーズに運べたというアドバンテージはあったので少し評価を下げた形だが、十分世代上位には割って来れるであろう1頭でしょう。父Dオブウォー×母父タピットの配合はこれまであるようでなかった組み合わせ。まだまだ奥がありそう。

狙い目: ユニコーンS

第4位 タガノビューティー(牡・ヘニーヒューズ×スペシャルディナー)

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新馬戦は完全前残りの流れを13番手からぶっこ抜くもの凄い脚を見せた。上がりの数字自体は38.8であったが、ラスト2ハロンはおそらく25秒台で上がっており、能力の片鱗を見せる形となった。2戦目のプラタナス賞では、メンバーレベルはさておき余裕の最後方追走から34.8の鬼脚で快勝。新馬戦との比較は野暮だが、今開催の2歳戦では断トツと指数を叩き出しており、来年のユニコーンSまでは間違いなく楽しめる1頭だろう。

狙い目: ユニコーンS

第3位 ウーゴ(牡・ゴールドアリュール×ヴェントス)

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 以前記事にも紹介した超ハイレベル戦であるウーゴ戦の勝ち馬です。1.36.9(35.3)はとても新馬戦で出るような数字ではなく、馬場が速かったとはいえ評価しなければいけないでしょう。スカーレットカラーの弟で、血統的にも奥手という印象があり、馬体もかなり緩い。成長力を加味しても相当強い馬になりそうな予感。

狙い目: ユニコーンS

第2位 ロンゴノット(牡・パイロ×ブリクセン)

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 こちらも以前記事で紹介した馬です。新馬戦は9馬身差の圧勝でしたが、負けた馬たちも未勝利戦で好勝負をしており、決してレベルは低くなかったと思います。馬場が重かったことを考えれば1.55.3(38.4)はなかなか優秀なラインで、馬群に入った時の挙動だけどうにかなれば上級条件でも勝ち負けになるのでは。兄にドバイWCを勝ったアフリカンストーリー、今週アルゼンチン共和国杯に出るアフリカンゴールドを持つ超良血で、成長力にも期待が持てるでしょう。

狙い目: UAEダービーJDD

第1位 ファシネートゼット(牝・ヘニーヒューズ×ファシネートダイア)

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 何度も紹介している馬です。新馬戦では中京の2歳戦史上初の上がり35秒台を記録、2戦目は36.5の脚で危なげなく快勝。この2戦はレースレベルが相当高く、この馬に負けた馬たちがどんどん結果を出しています。距離が伸びても問題ないタイプだと思いますし、兵庫ジュニアグランプリ全日本2歳優駿でも当然最有力候補になってくるのでは。

狙い目: 全日本2歳優駿

あくまで現段階ではこんな感じということで。去年はクリソベリル、ノーヴァレンダとノーザン系がブイブイ言わせた印象ですけど、今年は本来のダート路線っぽくゴドルフィンノースヒルズや日高のトップ牧場あたりの馬が強いですね。まだまだデビューしていない素質馬は多いですし、今後17世代のダート戦線がどのように展開していくか、非常に注目です。それでは。

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【戦時中から何も変わらない】日本人に蔓延る、贅沢は悪であるという風潮。

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今月は初の月間1万PVを達成しました。読まれているのはほとんどが競馬記事なのですが、平日は今日のように社会風刺記事も書いているので、こちらもよろしくお願いします。

先日ツイッターでこんなアンケートを取ったが、「贅沢」というのは人によって捉え方、基準が異なる極めて曖昧な概念である。

www.j-cast.com

 先日官房長官が3000円のパンケーキを食べるのはどうたらこうたらだとかよくわからんことが話題になっていたが、これの根底には日本人の「贅沢は悪だ」という心理的バイアスが潜んでいると思う。

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逆に「質素であること」は善とされがちで、「節約・貯金が趣味」ですなどと言えば好印象を持たれる。これが日本人であり、その精神は戦時中から何も変わっていないと思う。

ところがみなさんもご存じの通り、今の日本は戦時中ではないわけだ。贅沢が悪とされなければいけない社会はもうとっくの昔に終わっている。金を持っているやつは消費活動をし、経済を回さなければいけない。今の日本は、それを節約がなんだの、貯金がなんだのといまだにやっているせいで、経済が滞っているのである。根本的にこの心理バイアスを開放させなければ、日本が不況から脱することはできないのではないだろうか。

こないだの台風の時もそうだ。この国は人が死ぬと自粛モードが発動する。被災している人は命の安全を確保し、そうでない人はアクティブに消費活動して経済を回すべきなのに。なぜかそこに「自粛」というネガティブな選択肢が産まれてしまうのだ。これについても「贅沢は悪」というそもそもの心理バイアスが影響していると思う。これが「贅沢が善」になれば、台風が来て甚大な被害が国内に出た時こそ、「自分たちにできること=消費」をしようという発想になるのではないだろうか。

だから今の日本人に足りないものは、「贅沢が善」であるという思想、あるいは「贅沢そのもの」である。贅沢をすることで、社会に貢献できるんだ。こういう発想を国民全員が持つべきなのである。

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先週、今週と多忙だったのですが、大きなタスクを1つ済ませて小休止といった感じです。寿司でも食べに行こうかな。それではまた明日。

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秋のダートを振り返る(新潟編)

記事概要

3週間にわたって行われた秋の新潟開催が無事終了したということで、恒例になりつつある振り返り記事を出したいと思います。

これまで振り返りシリーズで出した注目馬の昇級戦成績は、

秋以降の注目馬 サンバパレード 特殊条件なのでここを勝った馬はあまり評価したくないのだが、この馬の10馬身差圧勝は評価せざるを得ないでしょう。決して相手が弱かったわけでなく、同日の3勝クラスと勝ち時計が0.4秒しか違わないのだからそりゃ千切るわという感じ。しかもテレQ杯のモンペルデュより斤量2キロ重いですからね。テレQ杯に出ていても馬券になった可能性すらあると思います。京都1200なら2勝クラスも突破できるレベルだと思う。次が楽しみな1頭。

夏のダートを振り返る(小倉編) - かえるん日記

 →2着

秋以降の注目馬 タガノファジョーロ 小倉で2連勝したが、本来小倉なんてまるで合わないようなタイプ。この馬の持続力が生きるような東京2100とかに出てくれば3勝クラスでも通用するのでは。小回り巧者だと思われて人気が落ちるのを期待したい。

夏のダートを振り返る(小倉編) - かえるん日記

 →9着

注目馬を挙げるとすればデザートストームテイエムサウスダンですかね。デザートストームに関しては6馬身ちぎったうえに上がり34.5ですからね。京都1200だとコロっと飛びそうな感じはしますが、東京1400とかなら3勝クラスでも面白いとは思います(人気するでしょうけど)。あとテイエムサウスダンもこの時期の2歳馬で11秒台は馬場を差し引いても優秀なラインで、1勝クラスでも好勝負必至ではないかなと思います。注目の1頭ですね。

秋のダートを振り返る(阪神編) - かえるん日記

デザートストーム→1着

テイエムサウスダン→1着

ラプタス この阪神1400を33.9で入るというのはOP馬でも垂れるような決壊ペースで、それを残すどころか差をつけて勝ち切るんだから相当強い。しかも去勢手術明けですからね。この馬はチェックしといて損はないと思います。京都1400の2勝クラスとかなら楽勝でしょう。

秋のダートを振り返る(阪神編) - かえるん日記

 →1着

次走以降の注目馬 ベストタッチダウン 同日の2勝クラスより勝ちタイムが1.6秒速く、上がりも1秒速いという破格の時計で勝利。そりゃ2着と1.7秒差も付くわなという感じで、2勝クラスと言わずOPまでは上がって来れる器だと感じています。注目の1頭。京都1800も合うでしょう。

秋のダートを振り返る(阪神編) - かえるん日記

 →1着

という感じです。まだまだ走っていない馬はたくさんいますし、レースレベルの比較等含めてまだまだ使える記事となっております。時間あればぜひ読んでみてください。

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勝ち馬指数表の見方

馬場

ラップと馬の過去の走破タイムを考慮して基準馬場からのおおよその差を算出。そこに含水率と風向の情報を加え補正したものとなります。例えば馬場-8であれば、「基準馬場に比べてマイルあたり0.8秒速い」ということになります。どこの競馬新聞でもやっていない作業で、これを見てもらえるだけでも違うと思います。

指数

合成指数です。ラップタイムから算出されるタイム指数に、ペースのアップダウンによるロス、通った位置によるロス、不利によるロス、斤量、さきほどの馬場指数を考慮して補正したものとなります。正確に言うとちょっと違いますが、「10違えばマイルあたり1秒違う」と捉えていただいて問題ないと思います。

新潟ダート2500

推奨馬成績

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特殊条件でしたが2鞍組まれていました。推奨馬は(0-1-1-0)とパーフェクト。あの馬場で新潟とはいえ2500もあればさすがにタフさが要求され、東京2100や中山1800での好走経験馬がよく走ってくるなという印象です。

勝ち馬指数・レース傾向

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勝った2頭は2勝クラスではどうかという感じです。リヴィエラは東京2100なんかは合いそうですが。

新潟ダート1200

推奨馬成績

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推奨馬成績は(4-2-3-6) 単回収率102% 複回収率168.7%となりました。コースの特性上ほとんどが人気サイドの推奨にはなってしまいましたが、穴目で出した馬ではカシマフウリン(11人気3着)、メイショウハチク(9人気2着)、ルッジェーロ(9人気3着)、クイーンズテイスト(8人気4着)と、かなり精度良く穴が取れていたのではないかと思います。来年の5月まで新潟開催がないのが惜しまれるところですね。

勝ち馬指数・レース傾向

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これはかなり前にバイアスがかかりました。このレースを逃げて勝った馬なんかは暮れの中山1200では人気吸ってしっかり垂れてくれると思います。一方で差し損ねた馬には問答無用でチェックを打っていて、この条件の前バイアスに関しては極端に査定して損はないと考えています。それくらい酷い前残り馬場でした。

昇級戦注目馬

エースロッカー

この馬場で外3を回す厳しい形とはなったが、内にいた7キロ軽いワールドイズマインを競り落として3着に5馬身以上の差をつけたパフォーマンスは圧巻。57キロ背負って1.10.2は馬場を考慮してもかなり優秀なラインだろう。この馬と同程度の指数を出していたケプラーは既に京都で2勝クラスを突破しており、この馬も2勝クラスを勝ち上がる下地はあるのでは。

新潟ダート1800

推奨馬成績

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推奨馬成績は(4-1-1-7) 単回収率96.9% 複回収率78.5%となりました。2歳未勝利は(3-0-0-0)としっかり勝ち馬を選ぶことができており、新潟という追走質コースにおいても、2歳ダートの上がり優位性が確認できる結果となりました。

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 ただ上級条件はかなり苦戦した形で、騎手メンツが騎手メンツだけに乱ペースが多く、やはり3場開催のローカルでは大きく張れないなという印象です。

勝ち馬指数・レース傾向

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 時計が出まくっていましたが、海沿いでただでさえ軽い新潟の砂質が断続的な雨でさらに軽くなっており、マイルで2秒ほど速い馬場になっていたと思います。時計的な(特に逃げた馬の)価値はあまりないですね。いつもの新潟よりも、より先行力・立ち回りにバイアスがかかるクソコースになっていたかなという印象で、ここで差し損ねた馬なんかは福島・東京・中山でおいしくなってくると思います。

昇級戦注目馬

デッドアヘッド

6馬身千切ったは千切ったのだが、スローの超高速馬場でこの着差というのが優秀。同日の2勝クラスよりも勝ち時計が1秒速いうえに上がりが1.3秒も速く、この高速巡行戦という条件であれば2勝クラスも突破できる素材だと思う。ただこれだけのパフォーマンスをした馬が中山であっさり負けていることから、パワー型の条件替わりでは軽視したいイメージ。打点は高いが、ストライクゾーンが狭いタイプだと思います。こういう馬はいずれ稼がせてくれるはず。

まとめ

秋新潟の推奨馬の全成績は(8-4-5-13) 単回収率99.2% 複回収率127%となり、読んでくれた方には概ね貢献できたと思います。強いて挙げるとすれば、条件的にバイアスが酷いレースが多かったことと、1勝クラスの指数(特に1800)が軒並み低調だったという点については注意したほうがいいかもしれません。そんなところで。来週からローカルは福島に替わります。頑張っていきましょう。それでは。

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正義の味方が多すぎて治安が悪い

kaerun4451.hateblo.jp

 今週は「正義感が人を滅ぼす」というテーマのもとでいろいろと文献を漁っていて、そのまとめ記事の第2弾ということで書いていきます。第1弾は「正義なんてカネでも付加しない限り無力だよな」という記事でした。1000字くらいの記事なので是非読んでいただければ。

ところで、今のSNSは治安が良いと言えるだろうか。Twitterは相変わらず戦場だし、インスタもバイトテロ等で問題になっている。お世辞にも治安が良いとはいえないだろう。じゃあ何がこの治安の悪さの要因となっているのだろうか。情報リテラシーの低さだろうか。それとも匿名性・公共性の高さだろうか。それもあるが、1番はやはりバランスの悪さだと思う。どうしても大衆意見に傾倒してしまうというSNSの特性上、マジョリティーとマイノリティーの分化が起こり、平行線の議論がしずらくなっているのだ。

それじゃあ何がこの「バランスの悪さ」を生み出しているのか。これがまさしく「正義の味方の圧倒的多さ」だと思う。1人の悪者に対して1000人も10000人も正義の味方が湧いてくる(ショッカーかな?)。これじゃあオーバーキルはおろか、「本当に悪者がいるのかどうか」さえわからなくなってしまうだろう。1人の悪者に対してなら、正義の味方なんて5人くらいいれば十分だろうに。

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正義の味方の数と治安の関係性をわかりやすく二次元プロットしてみたので載せておく。

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 「正義の味方」は個体で見れば「善玉」であるが、数が増えることにより「悪玉」になるいい例だと思う。それが「善」か「悪」かを判断するためには、常に全体的に俯瞰する必要がある。

話を戻して、SNSの治安の悪さを改善するための方策は、やはり「正義の味方」減らすことだと思う。「不要悪(絶対悪)」に対しては適切な方法で排除し、「必要悪(相対悪)」に対しては対等な立場から応戦する。そういった秩序ある正義の味方が、秩序ある数だけ配備されればそれで充分なのだ。

そのためにも、我々はもっと「逃げ惑う市民」に成り下がるべきだ。今のSNSでは、悪に立ち向かう正義感の強い連中が多すぎるがために「逃げ惑う市民」が不足している。ごく少数の「悪者」に、少数の「正義の味方」、大多数の「逃げ惑う市民」というバランスこそが秩序をもたらし、それが治安の良さに繋がるのだ。だから、「正義の味方」を減らし「逃げ惑う市民」を増やす必要がある。そのためにも、「正義感が人を滅ぼす」という仮説の流布が重要になってくるのではないだろうか。

雨ですね。断食最終日となります。今日の夜はおいしいものを食べに行きます。リセットは完了したので、また1から(0から)頑張っていきたいところです。それではまた明日。

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