今月は初の月間1万PVを達成しました。読まれているのはほとんどが競馬記事なのですが、平日は今日のように社会風刺記事も書いているので、こちらもよろしくお願いします。
ちょっとした贅沢
— かえるん (@wwwwwwwwnoriku) October 28, 2019
先日ツイッターでこんなアンケートを取ったが、「贅沢」というのは人によって捉え方、基準が異なる極めて曖昧な概念である。
先日官房長官が3000円のパンケーキを食べるのはどうたらこうたらだとかよくわからんことが話題になっていたが、これの根底には日本人の「贅沢は悪だ」という心理的バイアスが潜んでいると思う。
逆に「質素であること」は善とされがちで、「節約・貯金が趣味」ですなどと言えば好印象を持たれる。これが日本人であり、その精神は戦時中から何も変わっていないと思う。
ところがみなさんもご存じの通り、今の日本は戦時中ではないわけだ。贅沢が悪とされなければいけない社会はもうとっくの昔に終わっている。金を持っているやつは消費活動をし、経済を回さなければいけない。今の日本は、それを節約がなんだの、貯金がなんだのといまだにやっているせいで、経済が滞っているのである。根本的にこの心理バイアスを開放させなければ、日本が不況から脱することはできないのではないだろうか。
こないだの台風の時もそうだ。この国は人が死ぬと自粛モードが発動する。被災している人は命の安全を確保し、そうでない人はアクティブに消費活動して経済を回すべきなのに。なぜかそこに「自粛」というネガティブな選択肢が産まれてしまうのだ。これについても「贅沢は悪」というそもそもの心理バイアスが影響していると思う。これが「贅沢が善」になれば、台風が来て甚大な被害が国内に出た時こそ、「自分たちにできること=消費」をしようという発想になるのではないだろうか。
だから今の日本人に足りないものは、「贅沢が善」であるという思想、あるいは「贅沢そのもの」である。贅沢をすることで、社会に貢献できるんだ。こういう発想を国民全員が持つべきなのである。
先週、今週と多忙だったのですが、大きなタスクを1つ済ませて小休止といった感じです。寿司でも食べに行こうかな。それではまた明日。