かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

【イン差し天国】中京ダート徹底解剖【チャンピオンズCウィーク⑤】

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2012年に改修されてとんでもないクソコースへと生まれ変わった中京ダートを徹底解剖していこうという記事です。平場をやってる人はわかるかもしれませんが、改修以降の中京ダートは「なんでこの馬来るんだよ」の連続で、まさしく魔境といった印象が強いと思います。その荒れる要素はなんなのか?なぜこのコースで力を発揮できない馬がいるのか?そこら辺を掘り下げることができればという風に思っています。

中京ダートは小回りコース

中京ダートの1周距離は1530mです。中山ダートの1周距離が1493mですから、ほとんど同じですね。一方で中京ダートの直線距離は410m、中山ダートの直線距離は308mと大きく異なります。わかりやすく言うと、中京ダートは中山ダートを直線と垂直方向に潰したような形をしているということになります。これによって変わるのは「コーナーのタイトさ」です。1周距離が短いにも関わらず直線距離が長い中京競馬場は、1角~2角、3角~4角と、かなりの急カーブになっています。札幌競馬開催の時に札幌競馬場は大箱コースという話をしたと思いますが、この理屈でいけば中京は小回りコースということになりますね。なので当然コーナリングの下手な馬は4角で外に振られてしまいロスの大きな競馬を強いられてしまいます。今回のチャンピオンズC出走メンバーでいえばサトノティターンあたりが該当するのではないでしょうか。ここら辺は同じ左回りといえど、東京ダートとは雲泥の差です。

ポイントは3角~4角の下り坂

中京ダートでコーナリングが下手な馬が外に振られるもう1つの要因は3角~4角の下り坂にあります。下の図を見てみてください。

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(画質すいません。。)

向こう正面の中間点から4角過ぎにかけて3mほど下っていることがわかると思います。当然下りですからスピードが出やすいんですよね。車を運転する人ならわかると思うんですけど、スピードがついた状態で急カーブを曲がるというのはなかなか難しいと思います。それは馬も同じなわけで、だからより一層コーナリングが下手な馬、マクリ気味に上がっていった馬が外に振られてしまう形となっちゃうわけです。当然外に振られる馬が何頭もいればインはガッツリ空きますから、去年のウェスタールンドみたいなコーナリング性能の高い差し馬がインから抜けてくるというケースが多く見られるわけですよね。

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(出典:JRA offical)

こちらは昨年のチャンピオンズCの4角の画像になりますが、コーナーをタイトに回ることができた馬(赤枠)と、4角でマクリ気味に行ったがために外に振られてしまった馬(青枠)に分けることができると思います。赤枠の馬は1着ルヴァンスレーヴ、2着ウェスタールンド、4着アンジュデジーなど。青枠の馬は2人気ながら11着に敗れてしまったケイティブレイブ、5着のオメガパフューム、8着のミツバなどです。結果が示す通りあからさまに赤枠どころが恩恵を受けているんですよね。青枠の馬はロスが大きいうえに早仕掛けの形を強いられるので、坂と長い直線で最後は止まってしまいます。青枠にいたオメガパフュームがその後東京大賞典を勝利、ミツバが川崎記念を勝利していることからわかる通り、このような特徴はかなりのバイアスを生み出します。これが中京ダートが荒れる大きな要因ですね。

鍵を握る先行力と直線スピード

先ほど言ったコーナリング性能ももちろん重要ですが、なんといっても中京ダートにおいて必要不可欠となるのが「先行力」でしょう。競馬において差しが決まるレースというのは「コーナーで差が詰まるレース」です。直線に入るタイミングで前と後ろの差が小さいため、直線スピードの差が小さかったとしても後ろの馬が勝つことができますからね。その点で言うと前述の通り中京ダートは急カーブの下り坂で、コーナーでは前と後ろの差は詰まりません(無理やり詰めにいくと坂と長い直線でガス欠)。よって直線に入るタイミングでも前と後ろの差が大きく、後ろの馬が前の馬を差すにはかなりの直線スピードの差が要求されるわけです。

ロンスパ競馬と仕掛けの遅いジョッキー

最後にもう1つ。中京ダートは1000m~400mが下り坂ですから、当然その地点でのラップが速くなり、ロンスパ競馬という形になります。ロンスパ競馬になると台頭してくるのが仕掛けの遅い騎手です。インでジッとするのが好きでよく詰まってる騎手なんかが中京では好成績を挙げるわけですね。具体的に言うと、福永J北村友Jです。この2人は他場のダートだとよくポカりますが、中京ダートであればかなり信頼のできるジョッキーだと思います。その他デムーロJ藤岡佑Jなんかも中京ダートではきっちり赤枠ゾーンに入れてくるので、注意が必要です。

まとめ

「先行馬」「内枠の馬」「コーナリング性能の高い差し馬」「仕掛けの遅いジョッキー」「直線スピードのある馬」などのキーワードが出ましたが、馬柱の成績にとらわれず、これらの要素を総合的に判断して予想することが中京ダートを攻略するためには重要になってくるかなと感じます。3週の短い開催にはなりますが、年末へ向けてこの記事が少しでも馬券の役に立てれば幸いです。勝ちましょう。それではまた明日。

 

秋のダートを振り返る(京都編)【チャンピオンズCウィーク④】

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 チャンピオンズCウィークということで告知です。私が愛して止まない馬オメガパフュームについては、平安S帝王賞JBCクラシックとグリグリ1着固定で買ってきたわけですが、今回は買わない予定です。なぜ買わないかについては過去の予想・回顧記事を見てもらえばなんとなくわかってもらえると思いますが、チャンピオンズCの予想記事でも詳しく触れる予定ではいます。純銀の馬が躍動するのは暮れの大井です。この馬のことは誰よりも知り尽くしていると自負しているので、今回も期待通りの凡走を期待したいところです。

さて、前置きはこの辺にして秋の京都ダートを振り返っていきたいと思います。こちらも気合を入れて指数算出してきたので、レースレベルの比較等、ある程度の整合性は得られると思っています。

京都ダート1900

推奨馬成績

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推奨馬成績は(0-0-1-1-4) 単回収率0% 複回収率18.3%となりました。穴馬推奨はサッパリでしたが、ショウナンパンサーダノンスプレンダーは勝てたレースをミスミス逃す酷い騎乗でしたね。。

勝ち馬指数・レース傾向

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京都の1900だと1コーナーに入るまでが長いのでペースは落ち着きがちなのですが、割と乱ペースで出入りの激しいレースが多かったと思います。その中でもアノメイショウエイコウなんかは道中ガッツリ溜めて阪神2000的な競馬で勝ち切っているので、ここの好走馬は阪神でも引き続き狙えるんじゃないかなと思います。

京都ダート1200

推奨馬成績

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推奨馬は(2-4-4-1-10) 単回収率83.3% 複回収率142.9%となりました。4着が少ないと複回収率が伸びますね。この条件は隊列依存が強いのであまり馬券は買わないのですが、不調のなかでハニージェイドワルツフォーデビーを逃してしまいました。これだけ数字が出れば十分回収できそうですし、1月開催では積極的に狙っていくかもしれません。

勝ち馬指数・レース傾向

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とにかく前半のマージンが大きいコースなので前残りが多いです。直線で坂がないっていうのはやはり摩擦抵抗の大きいダートでは雲泥の差になりますね。前は簡単には減速しないですし、砂被りが平気な馬なら予備加速がなくとも内からスルスルと抜けてきます。とにかく「先行力」にこだわった予想の組み立てが重要になってくるのではないでしょうか。

昇級戦注目馬

デザートストーム

3勝クラスで叩き合ったテーオージーニアスがOPで即通用しており、この馬も出てくればかなり面白い。そもそも京都的な競馬をする馬ではないので、阪神1200、中山1200あたりで狙いたいところ。

京都ダート1400

推奨馬成績

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推奨馬成績は(0-6-2-5-8) 単回収率0% 複回収率86.2%となりました。サンライズカラマででっかい一発がありましたが、掴みどころがなく終始苦しんだ印象です。

勝ち馬指数・レース傾向

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基本は1200同様前残り質なのですが、意外と前々決着にならなかったというのが今開催の京都1400の印象です。前半34秒台になるレースがこれまでこんなにあったかなというのが疑問で、ちょっと流れすぎなレースが多かった気がします。この辺は騎手メンツ的な影響でしょうかね。この傾向が続くようであれば、1月開催なら割と阪神1200からの延長馬あたりが狙い目になるかもしれません

昇級戦注目馬

スマートアルタイル

展開が向いたとはいえ上がり35.8は馬場を考えれば秀逸。ここに来て馬体も大幅にアップグレートされてきたし、この勢いで3勝クラスまで一気に突破してもおかしくないのでは。阪神は合うはず。

京都ダート1800

推奨馬成績

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推奨馬成績は(6-4-3-1-21) 単回収率93.5% 複回収率98.6%となりました。キングレイスタースーパーライナーで大きくプラスにしてからはなかなか嵌りませんでしたね。展開待ちの穴狙いは多かったですが、その前に指数表の整合性がイマイチなレースが多かったです。そこら辺を加味して今回の指数表では若干の修正を加えています。

勝ち馬指数・レース傾向

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この開催は有力厩舎の関西馬が条件戦でも割と東京に行きがちなので指数低調になりやすいのですが、2歳戦も含めてそこそこのレベルにはあったと思います。あとここでも京都的な前残りレースは少なく、脚力が求められるレースが多かったようにも感じました。阪神と互換性が得られそうな指数構成のレースが多く、ここでの好走馬がセオリーに反して阪神で狙える形が多くなるかもしれません。

昇級戦注目馬

マグナレガーロ

ロードレガリ

2頭とも2勝クラスながら1.51.1の勝ち時計をフラットペースの追走から叩き出しており、既に3勝クラスの好走ラインは超えているという形。ともにまだ緩さを残す中でのパフォーマンスで、昇級即通用とみています。この2頭のマッチアップは面白そう。

まとめ

推奨馬の全成績は、(8-14-10-8-43) 単回収率60.5% 複回収率100.9%となりました。東京同様4着以内が50%程度という微妙な数字が出ましたが、なんとか複回収率は100%を超えましたね。こちらも、この結果を次の阪神・中京にどう生かすかが重要になってくると思います。気を引き締めて頑張っていきたいです。それでは。

兵庫ジュニアグランプリ回顧・浦和記念予想【チャンピオンズCウィーク③】

本日出す予定だった振り返り記事の京都編が完成しなかったので、代わりといってはなんですが今日行われた兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ)の回顧をしていきたいと思います。京都編の振り返り記事、中京ダートの攻略記事は明日アップすることにします。

兵庫ジュニアグランプリ回顧

ちょっと時間がなくて予想はあげられなかったのですが、◎テイエムサウスダン〇ファシネートゼットで連かなと思っていたので不的中でした。軽く振り返りたいと思います。

1着 テイエムサウスダン

好スタートからすんなり番手に取り付いて危なげない勝利でした。阪神の振り返り記事や2歳のダート馬ランキングでも紹介していた馬ですが、やはりこういう「THE・サウスヴィグラス的な追走力全振りの馬に地方の小回り1400を走らせると敵なしですね。今日の感じだと距離延長もプラスとはいきませんが問題なさそうですし、全日本2歳優駿に向けて一躍最有力候補に躍り出たかなという感じですね。ただユニコーンSやJDDとなると適性的に微妙なので、あくまで早い時期のダート路線で狙える馬という風に捉えておいて現段階ではいいのかなという感じです。

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2着 メイショウテンスイ

ダンカークの産駒はまだサンプルが少ないものの直線スピードに寄った馬が多く、東京でのハイパフォーマンスで人気しているこの馬は嫌いたいかなと思っていたのですが、難なくこなしてきたあたり能力の高さを感じました。園田のタイトなコーナーであの位置を通れるという器用さは今後も武器になってくると思われ、ユニコーンSだけでなくレパードSあたりでもきっちり対応してきそうな感じがします。まだ緩い印象もあるので、今後も注目の1頭。

3着 ファシネートゼット

コーナーでマージンを取られて直線ジリジリと伸びるも、ようやくエンジンがかかったところでゴールイン。まあ適性的に合わないだろうなとは思っていたのですが、ちょっと案外な結果に終わりました。やはり懸念された「コーナーワークの下手さ」がモロに影響した形で、この手のヘニーヒューズは東京や中京なんかに替わるとかなりパフォーマンスを上げてくると思います。全日本2歳優駿テイエムサウスダンを逆転するのは厳しいかなという印象ですが、ヒヤシンスSなんかでは当然もう1度狙える1頭にはなってくるのでは。

この3頭に関しては地力的には拮抗していると思っていて、こういうセッティングできっちりサウスヴィグラスダンカークヘニーヒューズという構図が見られたあたり、やはりブラットスポーツだなという風に感じます。「地方はサウスヴィグラスということを改めて認識したレースとなりました。

浦和記念予想

アナザートゥルース

今年の中央ダート重賞のレベルとしては、平安SみやこSシリウスSという構図になっていて、平安SみやこSともに展開が向かない中である程度結果を残してきたこの馬がここなら地力的には上位だと思います。浦和も今日を見る限りそこまでスピード質な馬場にはなっていないですし、この馬のタフな末脚が生きる展開になるのでは。

デルマルーヴル

3歳世代NO.2の馬ですが、レパードSは前総潰れの中早め進出で残す強い内容。白山大賞典も完全前残りの中で適条件のグリム相手にクビ差まで詰める強い競馬を見せており、古馬GⅢ級であれば現時点でも足りる実力はあるのでは。

その他ケイティブレイブは条件的には悪くないと思うが、海外帰りで、しかもあれだけのアクシデントがあった後ということでこのオッズでは狙いにくい。ロードゴラッソシリウスSのレベルが低く、しかも展開的に恵まれたことを考えれば1人気なら嫌っていいのでは。センチュリオンも前走のJDDは3着以下のメンバーがかなり低調ですし、オールブラッシュは相変わらず斤量的にキツい。

こんな感じで。地方は得意ではありませんが、軽く買って力試しですね。

買い目

◎アナザートゥルース

〇デルマルーヴル

◎-〇馬連1000円

それではまた明日。

秋のダートを振り返る(東京編)【チャンピオンズCウィーク②】

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 チャンピオンズCウィークということで告知です。以前こんな記事を出しました。クリソベリルのファンの方には申し訳ない文章になってしまっているかもしれませんが、決して弱いと言ってるわけではないんですよね。「中京は合わない」ということが言いたいだけです。クリソベリルは当たり前ですが強い馬です。それに変わりはありません。

仮にクリソベリルがチャンピオンズCを勝つようなことがあれば、「現役最強ダートチャンピオンホース」の爆誕なわけですが(中京1800で勝てば多分他のコースも全部勝つ)、その世界線もダートマニアとしては見てみたいですよね。ただそうなった場合私の馬券購入企画は失敗に終わると思います。

しかし残念なのはルヴァンスレーヴの回避です。この馬が出てくれないことにはどんだけメンツが揃っても現役最強ダート馬は決められないんですよね。今年でいえばインティゴールドドリームフェブラリーSで叩き合う姿が見たかったですし、帝王賞オメガパフュームとの壮絶なマクリ合戦を繰り広げる姿も見てみたかったです。そして今回はチュウワウィザードとの極限のスピード勝負が見たかった。。トレッドミルで負荷をかけ始めたということですが、1日でも早い復帰をファンは待ってます。それだけですね。

前置き長くなりましたが、振り返りたくもない秋の府中ダートを振り返っていきたいと思います。昨日夜遅くまで作業して馬場指数や不利指数を丁寧に補正したので、数字に関しては自信を持って出せるものとなっています。

東京ダート2100

推奨馬成績

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推奨馬成績は(0-1-1-1-7) 単回収率は0% 複回収率は45%となりました。なかなか展開が嵌らないレースが多かったですが、1つくらい穴を拾いたかったですね。。

勝ち馬指数・レース傾向

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開催を通してどスローだったり出入りの激しいレースが多かったりと、難しい決着が続きました。本来はタフコースで持続力が問われる条件なのですが、今開催に限ればラストで12.5-11.8のような加速が入るような機動力が問われるレースが多かったです。ここでの好走馬はどちらかといえば中山1800というより中京1800で狙うという形がいいかもしれません。

昇級戦注目馬

ウラノメトリア

マクリが入ったこともあり、道中でかなりポジションを下げる苦しい形にはなりましたが、スムーズに乗ったテトラルキアを難なく差し切る強い競馬でした。休み明けでかなり緩い状態だったことを考えると上積みは相当あると思われ、将来OPクラスでも勝負になってくる器であることは間違いありません。注目の1頭。

東京ダート1300

推奨馬成績

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推奨馬成績は(1-1-0-1-6) 単回収率146% 複回収率56%。ウメタロウの一発はありましたが馬券は取れませんでした。

勝ち馬指数・レース傾向

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一応1300ということでスプリント戦で乗ってきた馬が多く出走してきましたが、レース質としては1400とほとんど変わらないですね。距離短縮馬が狙い目になったかなという感じです。あとやはりイン収納は御法度騎乗で、外をスムーズに回した馬が突っ込んでくる形が多かったです。

昇級戦注目馬

コパシーナ

ダート3戦目で前半要素がかなり良くなった形で、1勝クラスでも勝負になるくらいの指数を出してきました。血統背景や戦績からはあまり人気にならないタイプだと思うので、妙味も考えてこの馬をチョイスという形にしてみました。

東京ダート1400

推奨馬成績

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表では画質の関係で10月11月に分けていますが、7週分の合計で推奨馬は(4-3-3-7-13) 単回収率64.3% 複回収率52.7%と撃沈。控除率以下の回収率はちょっといただけないなという感じです。4着が7回と多かったのもありますが、それ以前に読めていないレースが多すぎました。馬券としてもグランソヴァールから穴に流して嵌った1本のみ。最終週のタガノアムが入ってくれれば違ったのですが。。完敗です。2月の東京開催までにはなんとか修正していきたい所存です。

勝ち馬指数・レース傾向

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1300同様イン収納は御法度で、前に行って持続できる馬と外に出した直線スピードのある馬しか来ませんでした。東京1400は互換性のある条件が少ないので、ここで好走した馬は基本嫌っていきたいのですが、今開催は馬場が速かったこともありスピード質の馬が結構入ってきていて、中京1400なんかでは割と狙えるのではないかと思います。

昇級戦注目馬

シヴァージ

もともと3勝クラスではトップクラスだったが、競馬が不器用で勝ち切れない競馬が続いていた馬。ここに来て先行力と機動力が付いてきていて、これだけ上手い競馬が出来れば上級条件でもやれるのではないかという期待を持たせてくれる良い勝ち方でした。根岸Sを狙ってくるようであればそれほど人気もしないでしょうし、勢いを買って狙ってみても面白いかもしれません。

その他休み明けでOPを難なく突破したミッキーワイルド根岸Sでは当然有力候補になってくるのでは。

東京ダート1600

推奨馬成績

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推奨馬成績は(3-5-2-7-15) 単回収率35% 複回収率110.9%となりました。こちらも4着7回と惜しいレースが多かったですね。馬券もトークフレンドリーの一本が入りましたが、あのレースはコンクエストシチーが4着で5万超えの大幅回収というわけにはいかず。その他フィールザファラオ(11人気3着)を馬券に出来ないというミスもあり不完全燃焼のレースが続きました。カトレア賞をはじめ、ルミナスナイトセイユメアカリと世代戦はまあまあ良かった印象なので、2月開催は未勝利戦を中心に買っていくかもしれません。

勝ち馬指数・レース傾向

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馬場が速すぎてどちらかといえば1400質の能力が求められる決着が続きました。ここを好走した馬の距離延長(特に中山1800)には注意する必要がありそうです。あとさすがにこの時期の東京開催で素質馬が勢ぞろいということもあって指数(特に2歳戦)がインフレ気味で、特殊コースなだけに今後の成績を見ながら整合性を吟味していきたいと思います。レース傾向としては1300、1400と同じで、持続力のある先行馬直線スピードのある外枠の差し馬といったあたりがキーワードになっていたかなという印象です。

昇級戦注目馬

ワイルドカード

本来東京は合わないであろう立ち回り型のパワー馬で、この条件で勝ち切ったというのはかなり評価すべきだと思う。次走は師走S(中山1800)ということだが、好勝負が期待できるのでは。

まとめ

以上です。今開催の府中ダート推奨馬の合計成績は(8-10-6-16-41) 単回収率53.9% 複回収率75.1%となりました。3着6回4着16回という勘弁してほしい成績だったこともあるのですが、控除率は最低でも超えていきたいですよね。

何はともあれこの後の中山阪神中京にどう生かすか、来年の10月11月に向けて同じ負けを繰り返さないためにどうすべきかが1番重要になってくると思います。巻き返しに向け、頑張っていきたいです。それではまた明日。

日本における貧困って、もはや怠惰なのでは?

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こういう記事を書くと「弱者を叩くのは楽しいか?」などと言われそうですが、私は器の小さい人間なので、「弱者を過剰に擁護することによって自分たちが不利益を被るならそれは叩くべき」と考えています。他方面からは、「お前は貧困になったことがないからわからないんだ」と声を荒げて言われるかもしれませんが、まあそうです。あくまでも意見として読み流してください。私は指摘されている通り若干の差別主義的な思想を持ってますし、義理や倫理は受け付けません。

diamond.jp

作家の橘玲さんが書いた評論を持ってきました。考えさせられる記事なのでぜひ読んでみてください。その中でサッチャー首相の有名な演説が紹介されていたので、抜粋したいと思います。

「今日、この国に根本的な貧困は存在しません。西欧諸国に残っているのは貧困以外の問題です。たしかに、貧困らしきものはあるかもしれない。それは予算の立て方や、収入の使い途を知らないからです。しかし、いま残っている問題は、個人のごく基本的な性格の欠陥だけです」

これはイギリスの話ですが、社会体系的に日本の貧困に関しても同じことが言えるのではないでしょうか。確かに日本にも貧困らしきものは多く存在しますが、それが全て本当に「貧困」と言えるのでしょうか?本当の悪運、正当な事情によって貧困から抜け出せないという人はほんの一部なのではないでしょうか?私はそう感じます。

 

何が言いたいかというと、この国には「多少の努力をすれば貧困から抜け出せる」だけの制度が整っているということです。生活保護はその「多少の努力」をさらに小さくするためのものです。これだけ恵まれた社会体系に生きていて、「働き方がわからない」という言い訳は通用しないのではないでしょうか。その「多少の努力」をせず、ただ自分の怠惰によって生活保護を受給し続ける。そういった人間に対して我々は、もっと「なんで俺たちは汗水垂らして一生懸命働いてるのに、サボって働かないお前が無償で金を貰えるんだ」と声を上げるべきだと思います。社会主義時代に実証されましたが、人の「努力指標」を均質化してしまうと、社会全体に停滞が起こります。こういった「怠惰による貧困」を厳しく取り締まり、もっと生活保護に関して議論すべきではないでしょうか?

命の価値は平等とよく言いますが、本当に平等だと思っているならみなさん頑張ってないでしょう。我々は命の価値を上げるために生きています。頑張りが正当に評価されないなら抗議すべきでしょう。それではまた明日。

マジレス系クソリプとMDMAはやっちゃダメ。

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この世の中にはやっちゃいけないことが2つありますね。

1つ目はMDMA。これはダメですね。直接的に他人に危害は加えてないという意見もありますが、いつ精神的にイカれて他人に危害を加え始めるかわかりません。バレて逮捕されれば周りに迷惑をかけることにもなります。絶対にやってはいけないでしょう。

2つ目はマジレス系クソリプですね。

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出典: http://livedoor.blogimg.jp/jin115/imgs/f/d/fdc1ed75.png

クソリプにもいろんな種類はありますが、その中でも最もやっちゃダメなのがマジレス系クソリプになります。一見ツイート主の勘違いや知識不足を補完したり訂正したりする有能なリプのように見えてしまいがちですが、そもそも人の意見を訂正することなんてできるのでしょうか?本来訂正していいのは事実だけであり、意見はあくまで意見として成立しているのではないでしょうか?そこら辺は明確に区別すべきだと感じます。

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 意見はあくまで「思ったこと」です。「私はこう思っている」に対して否定的な感情を示すのであれば、「いえ私はそうは思いません。こう思います」という風に返すのが筋でしょう。しかしこのマジレス系クソリプは「私はこう思ってる」に対して、「あなたの思っていることは違います。こう思うべきです」というニュアンスで返しているのです。これがクソたる所以ではないでしょうか。その人がどう思うかは自由ですし、それが正しいか正しくないかは見方によって変わってきます。にも関わらず、まるで自分の意見が正しくて相手の意見が正しくないかのようにリプライを行う。だからおかしくなるのです。

ツイッターで「平和な意見交換」が行われず、「泥沼の罵倒合戦」ばかりが行われてしまうのもそれが原因と思われます。両者ともに自分が正しいと思っているため妥協点が見つからず、当然議論も平行線を辿ります。平行線を辿ればまだいいほうで、酷い時はより文章力のあるほう、より頭の回転が速いほうが圧勝してしまうこともあります。当然負けたほうは自分の思っていることを思っていないことにされてしまうわけです。そうして形成された意見に「正しさ」はあるのでしょうか?

そもそもツイッターには、「自分が正しい」と思い込んでいる輩が多すぎます。私もツイッターやブログに意見を書きますが、「正しいことを書いている」と思ったことは1度もありません。「思ったことを書いている」だけです。当然それが「概ね正しい」という時もあるかもしれませんが、「完全に正しい」ということは絶対ないでしょう。物事はいろんな角度から見ることができます。見方次第で「正しい」か「正しくない」かは変わってくるのです。当然時間経過によっても変わるでしょう。これは全ての「意見」に対して言えることではないでしょうか。

だから意見に異論を唱える際は「あなたはそう思うかもしれませんが、私はこう思います」というような対等なスタンスで行うべきですし、決して「訂正」するような口調で行ってはいけないということです。ここだけ注意すればマジレス系クソリプにはならないと思いますし、まずは「自分が全て正しい」という考えを改めること、「意見」は「意見」として成立してしまうということを認識することが重要になってくるのではないでしょうか。

 

少なくともツイッターという欠陥アプリケーションを使いこなすには、かなり高度な技術が必要ということです。それではまた明日。

今日もリスクのない最高の博打を。

神戸新聞NEXT|全国海外|社会|作業員が誤って鉄パイプ落下か

www.asahi.com

生きるか死ぬかはほぼ博打

「事故死」っていうのは起こるもので、いつ自分の身に降りかかるかはわからない。「病死」に関してもそうで、今日の段階ではいたって健康だったとしても、明日何かの拍子で急に心臓が止まるかもしれない。世の中の「自殺」と「殺人」以外の生死は全て「博打」で成り立っていて、毎日博打に勝ったものが生き残り、博打に負けたものが死んでいく。今日も生きて寝床に入ることができれば、それは博打に勝ったということなのだ。

博打≠運ゲー

言うまでもないが、「博打」が完全に運ゲーであるかと言われるとそうではないと思う。いかに少ないリスクで高いリターンを勝ち取るか、それを少なくとも考える必要があるし、勝ちに向けて試行錯誤を重ねる必要もある。

こういうことを書くとおそらく今のご時世では炎上するんだろうが、頭から鉄パイプが落ちてきて死んだ人は工事現場のそばを歩かなければよかったわけだし、救助ヘリから落ちた人も早めに避難しておけばよかった。「通り魔」やら「歩道にトラックが突っ込んできた」やらは完全に運ゲーだが、少なくとも運ゲー要素にならない部分はたくさんあるだろう。

そこら辺はギャンブルと同じで、100%未来を予測して100%勝つというのは到底不可能である。「絶対当たる」「確実に勝つ」等の文言はその時点で詐欺だし、それは「突然背後からナイフを持って迫ってきた通り魔を察知してナイフを奪い取る」のと質的には同じなのだ。ただ100%は無理でも、それを99%→100%に漸近させることができるのが人間である。だからラッキー、アンラッキーで一喜一憂する必要はないし、どんなに悲惨なことが起こったとしても夜無事に布団に入ることができればそれで勝ちなのだ。だから人生はどんなギャンブルよりも易しい。ベリーイージーなのである。そう思わないとやってられないこともあるでしょう。

明日死ぬかもしれないから今日を楽しむというのも悪くはないが、今日死なないために今日を努力するというのも案外悪くはないのかもしれない。

しょうもないけれど最高の朝が来る。博打に参加できる喜びを噛み締めて。それではまた明日。

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