かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

【プロキオンS 2020】分解指数分析・徹底予想

どうも、ダート予想のかえるんです。平場の予想記事は既にアップロード済ですので、そちらもお願いします(午前中はすいません。。)。

プロキオンS2020 分解指数分析

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例のごとく並べてみましたが、やはり追走特化型の馬が多いかなという印象です。まあ中京1400だと追走力でガンガン行ってしまえば残せるんですけど、阪神1400だと脚力で追いついちゃうことが結構あって、そこら辺が今年の阪神プロキオンSでは肝になってくるかなという感じですかね。

プロキオンS 2020 徹底予想

現在のオッズを見て行くと、前でやり合いそうなラプタス(3人気)、サクセスエナジー(2人気)、ポジショニング意識の強い川田Jでそれを早めに捕まえにいきそうなレッドルゼル(1人気)、好位で競馬したいであろうスマートダンディー(4人気)の追走質型の4頭が人気を分け合う形。まあ確かにこの4頭での決着という線は全然あるのですが、そうなると馬券的には厳しいという形。先述の通り追走質型の馬にとって中京1400→阪神1400にセッティング変更されたという面は大幅にマイナス要素ですし、阪神1400特有のガッツリ追い込み決着という乱ラップになれば全部飛ぶという線もあるわけで、まあこのオッズなら後ろに張るほうが妙味あるだろうというのが個人的な見解です。

◎ミッキーワイルド

勝ち上がった3勝クラスの麦秋Sがめちゃくちゃ優秀なパフォーマンスで、この時点で重賞通用級の力は見せていた馬。その後のプロキオンSはGⅠ路線でも健闘しているアルクトスに通った位置の差で出し抜かれてしまったが、本来脚力質の馬だけに中京1400というセッティング自体はあまり良くなかったであろう。霜月Sは指数こそ出なかったものの、スムーズではない競馬で展開向かない中での勝利。根岸Sからの3戦は良くわからないが、力を出していないというのは間違いないだろう。前走の欅Sもトップウイナーとアディラートで実質行った行ったの競馬を58キロ背負って35.2で無理やりぶっ飛んでくるという競馬で、正直あのメンバーの中では力が違ったという形。

割とコーナーで動ける器用さもあるので、脚力に振れすぎる東京よりは阪神のほうが合いそうでもあるし、先行勢が垂れる展開を想定するならこの馬がしっくりくるか。

相手は差しのセットを考えて、59キロでも脚力上位の〇サンライズノヴァ根岸Sがかなり強い競馬だった▲スマートアヴァロン、休み明けは走らない馬だが、今回はここ目標に仕上げてきた感のある☆ワンダーリーデル、あの頃のように走れれば※カフジテイクまで。

買い目

◎ミッキーワイルド

サンライズノヴァ

▲スマートアヴァロン

☆ワンダーリーデル

※カフジテイク

単勝500円

◎-〇馬連200円

◎-▲☆※馬連100円ずつ

◎-〇ワイド500円

◎-▲ワイド400円

◎-☆ワイド300円

◎-※ワイド200円

◎-〇▲☆※三連複100円ずつ 計3000円

自信度としてはそれほど高くないですが、嵌れば大きいのではないでしょうか。ジャパンダートダービーが不甲斐ない予想になってしまったので、ここらで巻き返していきたいです。それでは。

【雑記】コロナのことなど

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どうも、かえるんです。中の人が就活等で多忙だったこともあり、ここ数カ月は競馬記事のみの更新となっていましたが、リクエストもあったということで、久しぶりに討論記事を書いていきたいと思います。

新型コロナウイルスについて

日本人はあまり日本のコロナ対策について評価しないんですけど、世界基準で考えると「やれるだけのことはやったうえでの結果がこれでしょ」というのが個人的な感想です。

実際、3~4月の流行初期は検査数と検査対象を絞り、病床を確保して医療崩壊の危機を防いでいき、落ち着いてきたら検査数を一気に増やして感染源を特定し、片っ端から潰していくということで、こういった日本のコロナ対応への円滑さ、迅速さといった部分は世界ではトップクラスの水準だったと思いますし、それは死者数の少なさにも如実に表れています

ただ第二波のリスク若者→高齢者への感染拡大リスクというのは払拭されていないですし、経済も徐々に動かしていかなければ国民の生活はどんどん苦しくなります。こういった状況は世界各国で起きているわけで、まあ日本においてもこうなるのは「どうしようもない」というのが現状です。ワクチン開発、治療薬開発といった共存に向けての取り組みも急ピッチで進められているわけですし、「コロナ共存社会」の体制が完成するまでの間は、政府の対応がどうの等ほざく前に、まず1人1人がしっかりと感染しない努力、可能な範囲で経済を動かしていく努力をしていくべきではないでしょうか。

というより今度東京で経済止めたらいよいよ終了する企業ってかなり出てくると思うんですよね。だから2回目の緊急事態宣言は絶対出すわけにはいかないと思いますし、かといって対コロナへの体制が整っていない状況で若者中心の感染拡大を見過ごすわけにもいかない。この情勢に対しての何か速効性のある画期的な策があるなら提示してみろよというのが関係者が感じていることではあると思います。

競馬クイズ

最後にちょっと競馬クイズを。夏競馬期間中はこういったクイズをたまにやっていくかもしれません。

Q. この1年間、ダート中距離戦において、最もマクリを打ったジョッキーは誰でしょう?

調査対象期間 : 2019年 夏競馬~

調査対象コース : 中山1800、東京2100、京都1800・1900、阪神1800・2000、福島1700、新潟1800、小倉1700、中京1800・1900、札幌1700、函館1700

調査対象レース数 : 833レース

マクリの判断基準 : 2角の出口から3角の入り口の区間において、確実に失速した馬を除く5頭を追い抜いてポジションを上げていること(元のポジション、少頭数等で若干の前後あり)。

企画数/成功数 : 上記の判断基準を満たすマクリを敢行した回数/マクリを敢行したうえで馬券内に残った回数

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A、B、Cに入るジョッキー名に関しては明日の予想記事で答え合わせしたいと思います。それではまた明日。

【ジャパンダートダービー 2020】徹底回顧

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どうも、ダート予想のかえるんです。回顧しがいがあるレースとなったジャパンダートダービーですが、みっちり振り返っていきたいと思います。それにしても坂井Jの初GⅠ制覇は嬉しいですね。同世代ですし、本当に上手いジョッキーなので。

ジャパンダートダービー 2020 徹底回顧

カフェファラオ(1人気7着)

キタノオクトパス(8人気3着)

個人の予想、馬券としてはサッパリでした。参考にしてくれた方もいるようなので申し訳なかったですね。。

まず勝ったダノンファラオと惨敗したカフェファラオを一緒に振り返っていくんですけど、まあこのレースでアメリカンファラオ産駒の適性がある程度見えたかなというのがまず個人的な感想です。揉まれる競馬で馬群に沈み(ダノンファラオ=鳳雛S13着、カフェファラオJDD7着)、揉まれず行ければ圧勝(ダノンファラオJDD1着、カフェファラオ、ユニコーンS1着)というのはエンパイアメーカー系の馬には良くある馬柱で、まあ2頭ともそこら辺の血統に忠実に走ってきているなという印象です。

その点ダノンファラオは、今回外2から揉まれず行けたというのが勝因だったかなと思います。大井重馬場2000だと巡行スピードが出てしまう割にスタミナ消耗量が大きいので、外2から逃げ馬だけ潰せばいいという形はベストなんですよね。馬としても打点の高さは見せましたが、やはりこのレースは何よりも積極策からそつなく乗った坂井Jを褒めるべきかなとは思います。

カフェファラオはおそらくいろんな媒体でいろんな敗因が語られると思います。私は先述の通り揉まれ弱さが直接的な敗因だと思っていますが、馬場、距離、初ナイター等も敗因として語るには十分なファクターですし、まあ結論を出し切るのは早計かなと思います。

ただ1つ言えることは、この馬がまた「馬券の対象」として見れるようになったというのが朗報で、「強い時は強いけど走らない時は走らない」という馬なら走るタイミングで馬券として買うことができます。この馬のユニコーンSがめちゃくちゃ強かったのは事実ですし、次どのレースに出てきたら買いでどのレースに出てきたら消すべきなのかという部分をまたこの馬で考察できるというのは個人的には嬉しい部分かなとは思います(新馬戦から追いかけてきた馬なので)。

まあレース前は正直そんな考察がいらないほどバカ強い馬だと思っての妙味度外視◎にはしたんですけど、どんな条件でも走る絶対的な馬というのはなかなかそんな簡単には出てこないですね。

2着ダイメイコリーダは強かったです。この馬の強さが誤算でした。昨日の大井で61.3は割と乱ペースといっていいラインで、このペースだとテンで脚を使わなくても終いは伸びてこれないです(実際にレース上がりはラスト14.2)。そのペースを自ら淡々と刻み、打点の高いダノンファラオに早めから競りかけられるキツい展開を最後まで粘り切って3着に5馬身差を付けたというのはかなり評価できるパフォーマンスだったのではないでしょうか。ハナに立って今日みたいな追走力勝負に持ち込めるのであれば、レパードSなら負けないかなというのが個人的な印象です。【次走注目馬】

ただ得てしてこういう馬の敵になるのは今日のブラヴールみたいな戦法を取ってくる馬で、今日はブラヴールだったのでちょっと脚力的に届いてこなかったですけど、もっと脚力のある馬に離れた後方で溜められて終い伸ばされると差されてしまうのかなとは思います。逃げは強い時は強い戦法ですけど万能ではなくて、こういう馬は馬柱としては汚くなっていくんじゃないかなとは思います。

3着キタノオクトパスはラスト14.2という完全に前2頭の競馬を、後ろの馬では最先着の3着ということで、ここでこの馬を狙えたのは良かったかなと思います。やはりこの馬はこういう中距離質の競馬を中団で巡行してジリジリ脚を伸ばす形が合いますね。

4着ブラヴールは溜めに徹してあわやを演出しましたが、今年の中央勢のこのメンバー相手に立派な走りだったと思います。交流重賞になるとこの手の馬は結構脅威になってきます。

そのほかミヤジコクオウバーナードループフルフラットに関しては敗因こそそれぞれ色々あるかとは思いますが、展開隊列的に力を出し切れていないのは事実で、ある程度は大目に見れるかとは思います。特にフルフラットは個人的に1200の馬だと思っているので、大幅距離短縮で狙いたいですかね。【次走注目馬】

以上です。夏競馬が始まってから馬券のほうがからっきしですが、今週末はプロキオンSもありますし、巻き返せるよう頑張っていきます。それでは。

【ジャパンダートダービー 2020】徹底予想

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どうも、ダート予想のかえるんです。今日は大井競馬場で行われる世代最強ダート馬決定戦、ジャパンダートダービーについて予想していきたいと思います。

ジャパンダートダービー 2020 徹底予想

◎カフェファラオ

当ブログをずっと読んでくれている人はわかるかと思いますが、今年の3歳ダート馬はとにかくこの馬が凄いんだということを常々言ってきた気がします。

まずは新馬戦の時の回顧記事でコーナーを作って取り上げ、、

kaerun4451.hateblo.jp

世代ダートランキングでは1位に据え、日本のダート競馬を変えるかもしれない馬と書き、、

kaerun4451.hateblo.jp

ヒヤシンスSユニコーンSもこの馬中心の馬券から勝負しました。

kaerun4451.hateblo.jp

kaerun4451.hateblo.jp

なのでやっぱりこの馬がユニコーンSの5馬身差圧勝した時はとても嬉しかったですし、その強さにただただ感動しました。ただ一方で、この馬の強さが競馬ファンにバレてしまった(ユニコーン前は疑っている人もいたので)、この馬に◎を打つことへの妙味が無くなってしまったという寂しさもあり、そういう意味ではカフェファラオの圧勝を素直に喜べない自分も居ましたね。

まあそんなこんなで全く妙味がないカフェファラオに今回も◎を打つわけですが、やはり今回克服すべき課題としては内枠発走からの馬群での挙動初ナイターというところがあると思います。あの大井の皇帝オメガパフュームでさえJDDは負けている通り初ナイターというのは馬にとって相当な負担になりますし、ユニコーンSにしても大外枠からスムーズに番手に付けられたというのはかなり大きかったと思います。そういった意味ではこの馬のメンタル面での不安というのは決して少なくはないでしょうし、そこら辺に付け入る隙はあるのかなという印象です。まあ勝つんでしょうけど(勝ってほしい)、アタマ固定の馬券というのは全く妙味がないですし、そもそも前走からそれほど相手関係が弱化するわけでもなく、舞台設定がプラスに働くわけでもないので、アタマで狙うなら前走だったよねという感が強いです。

相手は重馬場大井ということで隊列依存でなかなか難しいですが、妙味という意味では〇キタノオクトパスかなと思います。自信度としてはそれほど高くない(青字推奨程度)ですが、期待値としては買えるラインかなと。

個人的にこの馬は中距離の一周競馬に適性を持っていると思っていて、というのも、この馬が最もハイレベルなパフォーマンスをしたのは4/19の中山1800ダノンファスト戦になります。そもそもこのダノンファストという馬(世代ダートランキング2位)は、かなりピッチ寄りの走法で持続力に欠けているかわりに瞬間的な加速で勝負する馬で、中山1800はドンピシャで東京1600はあまり合わないというタイプです。にも関わらずこの馬は全く合わないであろう東京1600の青竜Sでデュードヴァン(ユニコーンS2着)と大接戦を繰り広げており、地力は間違いなく世代トップクラス。そんな馬に早めに来られる苦しい展開ながら0.6差2着に粘ったキタノオクトパスはかなり優秀で、これは世代OPである伏竜Sや鳳雛Sとも遜色ないパフォーマンスだったかなと感じます。

大井2000重馬場となればそういったビルドアップ的な一周競馬適性が試されますし、若干コーナリングに難のある馬なので中山1800→大井2000替わりもプラスになるのでは。何よりさすがにオッズ的に舐められ過ぎている感がかなりあり、カフェファラオとの組み合わせ馬券も結構付くので、まあここをチョイスするのが無難かなとは感じます。

そのほか買わない馬について見て行くと、ミヤジコクオウに関しては大井2000は守備範囲だと思いますし、脚力も世代屈指のものを前走で見せました。ただ兄エスポワールシチーも大井2000重馬場の東京大賞典では飛んでいる通り、スピードは出るがスタミナ消耗量が多いという重馬場大井ならではのセッティングは良くないであろうスピード質の強いタイプで、京都1800からの舞台替わりによる上積みはないかなという印象です。そもそもこの馬も初ナイターですし、オッズほどの信頼度があるかどうかは微妙なラインでは。

バーナードループは舞台設定的にはマッチしているかと思いますが、兵庫CSが園田1870でイン2のホットスポット恩恵を受けての勝利で、あの内容ならダノンファラオを上に取りたいかなという感。こちらも人気してますし、馬券的には狙いずらいかなという印象です。

そのダノンファラオは揉まれ弱い馬で馬柱は汚いですが、先述の通りバーナードループ比較でも遜色ないくらいの打点の高さは持っています。ただこの手の気性が難しい馬は初ナイターで軒並みパフォーマンスを落とすので、そこら辺がネックで今回は見送りました。

ダイメイコリーダは脚力的には上位も、やはりもっとスピード質が強いコース、コーナリング性能を活かせる小回りのほうが合う印象。大井2000だと前に行くメリットが少なすぎるので、買うならここではないかなという感が強いです(ここで大敗してレパードS来てほしい)。

フルフラットはゴリゴリのアメリカ血統で、そもそも深い砂はあまり合わないであろうということと、こちらも大井2000だと前に行くメリットが無くなるというところで評価を下げました。

エメリミット東京ダービーが若干隊列の恩恵を受けての勝利。このメンツに入ると前に行けば終い甘くなりそうですし、ナイター経験済のアドバンテージがあるとはいえ、それなりに穴人気している中で狙う気にはなれないかなといったところです。

ブラヴール羽田盃が溜めに徹して脚力を見せてきました。今回も同様の競馬をすると思われますが、中央勢が初ナイターで軒並みパフォーマンスを落とし、かつカフェファラオが早めに動いて前掛かりの展開になれば届く線も無くはないかなという印象です。まあただ今年は中央勢がかなり骨っぽいので、どうでしょう。

ゴールドボンバーリコーシウルフはブラヴール比較で時計的にかなり劣る印象。コージーサンラッドはあまり2000という感じがしないですし、ガミラスジャクソンは兵庫CSの感じから見てもちょっと厳しいかなという感じです。

買い目

◎カフェファラオ

〇キタノオクトパス

◎-〇馬連1000円

◎-〇ワイド3000円 計4000円

先月は関東オークス帝王賞とほぼ完璧な形で的中することができたので、ここで交流重賞3連勝といきたいですね。良いレースを期待しています。それでは。

春のダートを振り返る(東京編)

どうも、ダート予想のかえるんです。この記事では、春の東京開催について振り返っていきます。基本的に直線の長いダートコースは直線伸びるか伸びないかで着差が付きやすく、数字的な部分がブレやすいというのはあるので(中京も同じく)、他の競馬場よりは若干刺さりにくいかなというのはあるのですが、単純なレースレベル比較等にはある程度使えると思うので、ぜひ参考にしていただければと思います。

東京ダート2100

推奨馬成績

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推奨馬成績は(2-2-4-11) 単回収率110.5% 複回収率150%となりました。カッティングロック(8人気1着)、セイウンソルジャー(11人気3着)、モルタル(10人気3着)とコンスタントに穴が入りましたし、まあまあ良かったと思います。

勝ち馬指数・レース傾向

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レース質としては、どちらかといえば耐久力というよりも加速力、ビルドアップ能力といったところが要求されたかなと思います。特に後半戦は梅雨開催で芝2400的なスピード適性というものが必要になってきましたし、そもそも道中あまり動きたがらないという関東のジョッキーの性質も如実に表れていたかなと思います。そういう意味では芝長距離的な血統を持つ馬の台頭なんかも目立ちました(※)。この傾向は秋の台風シーズンなんかでも見られるんじゃないかなと考えています。

(※)ヴィアメント(キングハメハメハ)、ヴォウジラール(ハーツクライ)、ヴィーヴァバッカス(ドリームジャーニー)、ヴィクトワールボス(ヴィクトワールピサ)

東京ダート1300

推奨馬成績

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推奨馬成績は(0-1-2-8) 単回収率0% 複回収率211.8%となりました。そもそもレース数が少ないので回収率はブレますが、シゲルハウメア(11人気3着)の複勝20倍が大きかったですね。ちなみにこの馬ここでは馬券取れなかったのですが、次戦の7人気1着でキッチリ馬券にすることができました。この馬とはおそらく長い付き合いになると思うので、引退したらニンジンあげに行きたいですね。

勝ち馬指数・レース傾向

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こちらは馬場の高速化によってスプリント質がかなり強くなりました。スタートからトップスピードでガンガン出していって、その分のマージンでラスト200をなんとか粘り込むというような、中山1200のようなラップ構成が多かったですね。どちらかといえば東京1400寄りの適性を持つ馬は苦戦していた印象です。

東京ダート1400

推奨馬成績

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推奨馬成績は(11-7-2-21) 単回収率122.2% 複回収率95.4%となりました。人気どころの推奨馬がしっかり勝ち切ってくれるケースが多かったですね。

勝ち馬指数・レース傾向

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レース傾向としては、基本的にかなり差し優勢だったかなと感じます。理由としてはこのあと書く1600や2100がかなりイン前質の強い競馬になっていたことで、いつもの関東よりは騎手の前付け意識が強かったことが挙げられると思います。

1400は1600と違い、

①ダートスタートでダッシュが付けにくい

②スタートからコーナーまでの距離が短く、ポジション争いが激化しやすい

③そもそも中山1200等からの転戦馬が多く、東京不向きな先行馬が多い(※)

という要素があり、これらの傾向と前述の開催バイアスが相まっての差し優勢だったかなとは感じます。

(※)補足。関東のダート馬の主戦場は基本的に中山1200,1800、東京1400,1600という4コース。中距離馬は中山1800→東京1600、短距離馬は中山1200→東京1400という使い方をするが、東京1400は中距離質のコースなので、そこにギャップが生じる。

東京ダート1600

推奨馬成績

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推奨馬成績は(7-4-5-35) 単回収率26.8% 複回収率74.8%とかなり苦しみました。結構選んだ馬が上手い乗り方をしてくれなかったり、出遅れたり、本来のパフォーマンスが発揮できなかったりということが重なっていった部分もあるのですが、基本的にスローで中盤緩んでイン前というレースが多かったので、もう少し前に張る意識を強めても良かったかもしれません。

勝ち馬指数・レース傾向

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こちらは先述の通りイン前競馬が多く、展開の恩恵を受けた馬については注意が必要かなと思います(特に福島はガッツリ差しが効くので)。

あとこれは他の距離にも言えることですが、移動制限の影響で、前半の2勝クラス、3勝クラスについてはかなり低レベル寄りだったと感じます。今の3勝クラスって、芝だと関東馬関西馬が同じくらいの割合でいるのですが、ダートだと関西馬の割合が75%くらいを占めるんですよね。だから登録の段階で関東のダート3勝クラス10頭、関西のダート3勝クラス42頭とかいう現象が起きていましたし、2勝クラスにしてもダートは基本的に関西馬優勢なので、なかなかレースレベルとしてもどうなのということが多かったように感じます。この辺は注意が必要ですね。

まとめ

春東京全体の推奨馬成績は(20-14-13-75) 単回収率75.2% 複回収率103%。馬券としては購入162400円、払戻123500円で回収率76%となりました。そもそも指数が刺さりにくくあまり得意ではない競馬場なのですが、的中率9.9%(8/81)という低い水準の中でなんとかこらえたなというのが個人的な感想です。

全体的な傾向として、やはり2勝クラス、3勝クラスが低レベルだったこと、1400、1600でかなり異なったレース傾向が見られたことあたりが夏競馬に向けて押さえておきたいキーポイントかなとは思います。この辺のデータをしっかり活用しつつ、夏を戦っていきたいですね。

以上です。今週は全くブログ更新ができていませんが、週末の予想はしっかりやっていくので悪しからず。それでは。

【帝王賞 2020】徹底予想

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どうも、ダート予想のかえるんです。今日は帝王賞ということで、頑張って予想していきます。

帝王賞 2020 予想

行く馬がワイドファラオぐらいで、そこまで重くない梅雨開催の大井ということを考えてもこのクラスの馬が厳しくなるような追走ペースにはならないのかなという印象。3コーナーあたりでクリソベリル、オメガパフュームが動き出して、4ハロンしっかり脚を使うロンスパ戦になるんじゃないかなと思います。

◎クリソベリル

兄同様スタミナと持続力に長けたタイプで、大井2000というのは現状ベストなセッティング。スローで流れそうな今回においてある程度ポジションが取れるというのは強みですし、人気どころを内に見ながら競馬できるということで、枠的にもいいところに入ったなという印象です。

前走のサウジCは基本的にイン前質の強いレースでしたが、大外をぶん回してかなりのロスを被りました。ワンターン1800であの競馬をやって適条件インベタのゴールドドリームと2馬身ですから、やはり現在の日本のダート馬の中ではトップクラスの脚力を持っていることは間違いないでしょう。ゴールドアリュール産駒の特徴として「ハイペース経験後にかなりパフォーマンスを上げてくる」というものがあって、マキシマムセキュリティ含むアメリカのトップクラスを相手に真っ向勝負を挑んだ経験はこの馬にとってかなりプラスになったのではないでしょうか。

前々走のチャンピオンズCは、私としては完消ししていた通りこの馬にとっては合わないであろう追走力が求められる条件。その舞台で中京1800の激しい先行争いの中で脚を使ってキッチリイン2を取り、インティ武豊の金縛りペースに付き合ったあと、追い出しを待たされるロスがありながら11.9-11.8-11.7の加速ラップで脚を余しながらゴール。直線詰まってかなり追い出しを待たされたチュウワウィザードでさえ最後は減速ラップを踏んでおり、2キロ差あったとはいえこのメンバーの中では地力が抜けていたかなという印象です。まあ3歳冬~4歳夏ってマイルあたり平均0.5秒くらいは成長はしますし、今回はそこから条件も好転してきます。常識の通用しないスーパーホースですし、まあここも仕方ないという感じですかね。

〇オメガパフューム

その常識不問のスーパーホースであるクリソベリルを倒すとすればコース巧者のこの馬か。前走に関しては59キロで明らかに叩き仕様という形でしたが、北村友Jの好アシストもあり、ヴェンジェンスゴールドドリームあたりは全く相手にしませんでした。当然京都1900よりはタフな大井2000のほうが打点上昇が見込めますし、そもそもこの馬が最も得意としているのは地方の深い砂に水分が含んだ馬場状態(スタミナ消耗量は大きいがスピードが出やすい)(昨年の帝王賞東京大賞典はいずれも馬場が渋ってのパフォーマンス)で、同様の馬場状態になるであろうここでは大崩れはないかなという感じです。

あと展開的にどうかと言う人がいるかもしれませんが、スローペースであってもコーナーで潰しにいけばいいわけで、この馬のことを熟知しているデムーロJであれば、その辺はあまり気にしなくてもいいのかなとは思います。

ルヴァンスレーヴに関しては基本的に追走力に寄ったタイプで、そもそも大井2000はそれほど得意とは言えない条件。確かに3歳時は同舞台でオメガパフュームに勝ったかもしれませんが、当時はオメガパフュームが初ナイターでかなりパフォーマンスを下げたというのがあって、3歳時の段階ですらほぼ互角だったかなというのが私の印象です。そこからオメガパフュームは数々の勝負を経験して強くなっているわけで、その間休んでいたルヴァンスレーヴがそのオメガパフュームと同等のパフォーマンスが出来るかというのは正直疑問符が付くところ。

好きな馬なので頑張ってほしいですが、馬券的に上2頭との逆転の線を考えるのはちょっと厳しいかなという印象です。

チュウワウィザードはかなりピッチに寄ったタイプで、加速力を活かせる小回り(浦和、川崎、船橋)がベスト。昨年の帝王賞では完璧な立ち回りで早め押し切りを狙ったところ、ラスト200でオメガパフュームにはあっさり交わされ、ノンコノユメにもあわや差されるかという競馬でした。加速しやすいが減速もしやすいというのがピッチ走法の宿命で、ラスト1ハロンが減速勝負になる大井では最後甘くなるのは仕方ないという感じ。ルメールJが追い出しを待ってどこまでというところですが、そもそも個人的にはクリソベリル、オメガパフューム比較で地力差もあると思っていて、まあわざわざ合わない条件で逆転の線に張る必要もないかなといったところです。

ワイドファラオは距離的には普通に持つと思いますが、船橋1600と違って大井2000は逃げの恩恵が少ないコース。ましてや今回は前走と違ってチュウワウィザードやクリソベリルあたりが番手からプレッシャーをかけてくるわけで、前走のようには行かないかなと思います。まあ人気なければってところですが、連系は普通に売れちゃってるので。

ケイティブレイブは長岡Jなので、潜り込んでのイン差しを狙ってくるでしょうが、その点この大外枠はかなりマイナス。そもそも今年のフェブラリーSかしわ記念はかなり低レベル寄りだったレースで、大幅な相手強化となるここでは脚力的にも厳しいでしょうか。

ノンコノユメは、クリソベリルとオメガパフュームが完全に前を潰し切れば3着でチャンスあるかなというイメージ。ただ今回はスローペース濃厚で、ワイドファラオやチュウワウィザードあたりもそこそこ粘るんじゃないかなというのが個人的な見解。連系も割と売れていますし、あまり手は出したくない感。

モジアナフレイバーはインを突いてどこまで伸びるかですが、昨年の東京大賞典を見るにノンコノユメ比較でも若干脚力的には劣る印象です。

ストライクイーグルヒカリオーソあたりもこのメンツ相手にポジションを取りに行けば終い甘くなりそうですし、基本的には堅い決着になるのかなとは見ています。

買い目

◎クリソベリル

〇オメガパフューム

◎→〇馬単5000円

関東オークスに引き続きここも当てていきたいところです。それでは。

【ユニコーンS 2020】徹底回顧

どうも、ダート予想のかえるんです。この記事では、日曜に行われたユニコーンS 2020を回顧していきます。

ユニコーンS 2020 徹底回顧

カフェファラオ(1人気1着)

デュードヴァン(3人気2着)

サトノラファール(5人気15着)

タガノビューティー(4人気13着)

サンライズホープ(9人気8着)

テン34.2は馬場を考えても猛烈なペースで、かなりタフな展開。そこから11.9-12.3と若干息が入るも、ラスト3ハロンは12.1-12.2-12.2(カフェファラオのラップ)と失速せず。勝ち時計1.34.9(36.5)は古馬重賞クラスで、実際昨年の武蔵野Sワンダーリーデルが1.34.6(馬場差+3)、一昨年の武蔵野Sサンライズノヴァが1.34.7(馬場差-1)、5年前の武蔵野Sではノンコノユメが1.34.7(馬場差-5、58キロ)ということを考えると、まあこの辺と互角ぐらいのパフォーマンスかなと思います。まあ3歳馬って平均で1か月あたり0.1秒くらいの成長力はあるので、3歳春の時点でのこのパフォーマンスっていうのはちょっと「想定外」でした。カフェファラオという馬を甘く見ていましたね。

勝ったカフェファラオについては今書いた通りなのですが、予想記事に書いた通りハイペース替わりはプラスに働きました。やはりヒヤシンスSの追い込み(どスローからの瞬発力勝負)はこの馬にとっては絶望的に合わない競馬で、本質としては今回のような競馬(基礎スピードでの押し切り)に適性を持っているのではないでしょうか。ケンタッキーダービー(チャーチルダウンズ2000m)はコーナリングで窮屈になる感はありますが、現状ではベストに近い条件だと思います。

あとはやっぱりこの馬を新馬戦勝ちの段階で世代ダートランキング1位に推せたというのが嬉しいですかね。ちなみにこのランキング2位はダノンファスト、3位はデュードヴァンということで、1月に執筆したことを考えればかなり整合性の取れる記事が書けたと思います。この取り組みは毎年続けていきたいですね。

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2着のデュードヴァンに関しては、指数的には去年のワイドファラオと同じくらいの数字が出ました。まあこの馬本来は器用に立ち回って出し抜く形がベストの馬で、ああいう大味な大外ぶん回しというのは合わないのですが、合わないなりには走ってきたなという感じですかね。

まあ確かにカフェファラオが前を全部潰した恩恵はありましたけど、脚力がないとあの35.5は使えないですし、「実質的なユニコーンS勝ち馬」として今後は扱ってもいいのではないでしょうか。相手が悪かったですね。

あと3着ケンシンコウ、4着サンダーブリッツに関しては予想記事に書いた通りですかね。

ケンシンコウ、サンダーブリッツに関しては東京マイルドンピシャというスピードのあるモッサリタイプで、変なのが突っ込んでくるならこの辺なのかなという印象。ただやはり数字的には足りないので、人気どころの自滅待ちといったところでしょうか。

【ユニコーンS 2020】徹底予想・分解指数分析 - かえるん日記

 このあと書きますけど、タガノビューティー、サトノラファールといった脚力上位馬がそれぞれ自滅、不発で、2着デュードヴァンも適性とは外れたスタイルでの競馬。そのせいでこのメンバーレベルにしては2着以下が低調な数字での決着になったということもあり、相対的にパフォーマンスを上げてきたという感じです。私は絞って三連単という馬券を取ったので押さえられませんでしたが、改めて適性の重要性を実感させられるレースとなりました。

5着キタノオクトパスは、この馬なりには走ったかなという感じでしたが、やはり前半急かされて追走力の限界を見せたかなと思います。もう少し距離があったほうがいいのは確かで、一周競馬替わりでしっかり狙っていきたいですね。OPまでは確実に上がってくる馬だと思います。【次走注目馬(距離延長で)】

6着フルフラットはかなり強かったです。猛烈なペースを外3で追走し、4角ではまだカフェファラオに競りかけに行ける余力がありました。あの負荷が大きい競馬で同様の適性レンジを持つレッチェバロックにはきっちり先着しているわけですから、やはりサウジダービーのパフォーマンスはフロックではなかったという感じですね。【次走注目馬(距離短縮で)】

7着キッズアガチャーは溜めに徹していい脚を使いましたが、やはり1600だとかなり忙しかったように思います。あとはデュードヴァン同様展開に恵まれた感は多少あり、今回の視覚的インパクトで売れるようであればそんなに評価はしたくないかなと思います。

穴で狙った8着サンライズホープはカフェファラオに競られるかなり苦しい競馬になってしまいました。鞍上含めそんなに人気しない側面のある馬ですし、これはもう1回買いたいですね。【次走注目馬】

あとは人気していたレッチェバロックは9着。こういうスピードに任せてガンガン行くタイプは東京マイルでは厳しいです。あとこの手のタイプは勝つ時のパフォーマンスが高くて毎回人気する割に成績が安定しないので、私は今後もあまり買わないかなと思います。

10着メイショウベンガルは一瞬伸びかけましたが、持続せず。小回り1400あたりがベストでしょうか。

11着ラブリーエンジェル、12着オーロラテソーロ、14着マカオンブラン、16着アポロアベリアは地力不足に加え、猛烈なペースからタフ目に末脚を伸ばす競馬は合わなかった印象。ただこの辺の馬でも2勝クラスに行けば普通に地力上位なので、このレースで馬柱が汚くなって人気を落とすようならという感じですかね。

13着タガノビューティーに関しては向こう正面で落馬寸前の躓きがあったのが直接的な敗因かとは思いますが、やはりこの馬急かした時の挙動が怪しいというのがあって、スローペースの瞬発力勝負がベターではあると思います。

15着サトノラファールは詳しい敗因はわかりませんが、テンの34.2の際に割とポジションを取りに行き、緩んだ11.9-12.3で追走を諦めてポジションを下げるというような結構非効率なラップを踏んでいて、それもあっての不発だったかなと思います。ただそれにしても止まりすぎではあるので、何か走らない要因があったのかもしれません。

以上です。馬券に関してはケンシンコウを押さえられず外れました。手広く行っていればというところではあるんですけど、基本的に脚力上位馬で堅いと見て絞った部分はあるので、これは完敗でした。まあただ予想の方向性としては悪くなかったと思うので、読んでいただいた方には最低限参考になったかなと思います。来年のユニコーンSではしっかり的中できるよう、また来週から鍛錬です。

明日は帝王賞があるので、しっかり予想して特集記事を出したいと思います。そちらもぜひ読んでいただければ。それではまた明日。