かえるん日記

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【ヒヤシンスS 2020】分解指数分析【フェブラリーSウィーク④】

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最初の世代ダートOP競走となるヒヤシンスSが、今年もフェブラリーSデーの第9レースに行われます。以前出した世代ダートランキングで紹介した馬の中からもカフェファラオタガノビューティーロンゴノットと上位勢が集結し、かなり面白いメンバー構成となりました。GⅠと言っても遜色ないくらいのメンバーですね。

さてこのレース、詳しい予想は日曜の平場予想記事にも組み込もうかとは思いますが、世代ダートマニアとしては指数を取っての地力比較だけでも事前にやっておこうかなという気持ちもあり、こういった特集記事を組みました。重賞でもないので需要があるかはわかりませんが、せっかくの豪華メンバーなので盛り上がっていきましょう。

分解指数分析

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分解指数表はこんな感じです。1勝クラスからの転戦馬がほとんどですが、「この時期のダート1勝クラスを勝てる」ということはデータ的なアベレージで見ても古馬の「3勝クラス~OP」で戦えるラインの実力を持っているということです。芝の場合、素質を見込まれた馬は「新馬→重賞」という形のローテをとっても3歳春までは賞金加算できますが、ダートの場合はそもそも重賞競走が無く、素質を見込まれた馬が1勝クラスに勢揃いします。なので基本的な相対評価をするならば、芝の3歳1勝クラス勝利よりもダートの3歳1勝クラス勝利のほうが価値が高いんですよね。そういう側面からも、基本的にこのレースは1勝クラスを勝った馬から勝負するというのが鉄則になってくるかなと思います。去年も1着オーヴァルエース、2着ヴァイトブリック、3着デルマルーヴルと2勝馬が上位に名を連ねました(改めて見ると去年も凄いメンバー)。

という前置きを踏まえた上でも、やはり今年の地力上位はカフェファラオかなと思います(上の分解指数表参照)。というのも、こういう指数を取っていればわかるのですが、競走馬は基本的に新馬→2戦目で指数を5~10くらい上げてきます。そう考えるとこの馬の指数58というのは他の1勝クラス勝ち馬と比較するならば、上積みを考慮して62~68くらいの評価は必要で、基本的には本命視して問題ないかなと思います。新馬戦で19馬身も離した馬が次戦で勝ち上がっていることなどからタイム以外の面でも買い要素が満載でオッズ的な妙味はありませんが、素質的にはここで圧勝してもおかしくないラインではないでしょうか。世代ランキング記事で、「日本のダート競馬を変えるかもしれない馬」と書きましたが、まさにそんな走りを期待したいですね。

相手筆頭はこれも人気どころですがタガノビューティーで仕方ないと思います。プラタナス賞の上がり34.8は異次元ですし(芝なら32秒台相当の数字)、芝を使ってきたことで追走力の上積みも見込めます。東京1600もかなりマッチする条件ですし、ここでの大崩れは考えにくいのでは。

その他指数上位のダイメイコリーダは良馬場替わりが微妙、ヤウガウレーヌブランシュあたりも機動力を生かしたいので一周競馬のほうがいいだろうというのはあり、3つ目の枠は割と混戦だと思います。穴目で行けば、新馬戦の上がりが優秀で大幅な上積みも期待できるナイルリバー、前受けから速い脚を使うことができるロンゴノットあたりが面白そうですが、いずれにしても不確定要素が多く、「買うレース」ではなく「見るレース」という側面が強いのではないでしょうか。

今年の3歳ダート3冠(ユニコーンS・JDD・レパードS)を占ううえでも非常に重要になってくる1戦です。今からワクワクしますね。

現時点での印

◎カフェファラオ

〇タガノビューティー

▲ナイルリバー

☆ロンゴノット

以上です。現時点での2月のPV数が8804PVということで、フェブラリーSは1万円弱の勝負になりそうです。フェブラリーSヒヤシンスSだけでなく当然平場ダートの予想も疎かにせずやっていきますので、週末もかえるん日記のダート予想をどうぞよろしくお願い致します。それではまた明日。