かえるん日記

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【ジャパンダートダービー 2020】徹底回顧

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どうも、ダート予想のかえるんです。回顧しがいがあるレースとなったジャパンダートダービーですが、みっちり振り返っていきたいと思います。それにしても坂井Jの初GⅠ制覇は嬉しいですね。同世代ですし、本当に上手いジョッキーなので。

ジャパンダートダービー 2020 徹底回顧

カフェファラオ(1人気7着)

キタノオクトパス(8人気3着)

個人の予想、馬券としてはサッパリでした。参考にしてくれた方もいるようなので申し訳なかったですね。。

まず勝ったダノンファラオと惨敗したカフェファラオを一緒に振り返っていくんですけど、まあこのレースでアメリカンファラオ産駒の適性がある程度見えたかなというのがまず個人的な感想です。揉まれる競馬で馬群に沈み(ダノンファラオ=鳳雛S13着、カフェファラオJDD7着)、揉まれず行ければ圧勝(ダノンファラオJDD1着、カフェファラオ、ユニコーンS1着)というのはエンパイアメーカー系の馬には良くある馬柱で、まあ2頭ともそこら辺の血統に忠実に走ってきているなという印象です。

その点ダノンファラオは、今回外2から揉まれず行けたというのが勝因だったかなと思います。大井重馬場2000だと巡行スピードが出てしまう割にスタミナ消耗量が大きいので、外2から逃げ馬だけ潰せばいいという形はベストなんですよね。馬としても打点の高さは見せましたが、やはりこのレースは何よりも積極策からそつなく乗った坂井Jを褒めるべきかなとは思います。

カフェファラオはおそらくいろんな媒体でいろんな敗因が語られると思います。私は先述の通り揉まれ弱さが直接的な敗因だと思っていますが、馬場、距離、初ナイター等も敗因として語るには十分なファクターですし、まあ結論を出し切るのは早計かなと思います。

ただ1つ言えることは、この馬がまた「馬券の対象」として見れるようになったというのが朗報で、「強い時は強いけど走らない時は走らない」という馬なら走るタイミングで馬券として買うことができます。この馬のユニコーンSがめちゃくちゃ強かったのは事実ですし、次どのレースに出てきたら買いでどのレースに出てきたら消すべきなのかという部分をまたこの馬で考察できるというのは個人的には嬉しい部分かなとは思います(新馬戦から追いかけてきた馬なので)。

まあレース前は正直そんな考察がいらないほどバカ強い馬だと思っての妙味度外視◎にはしたんですけど、どんな条件でも走る絶対的な馬というのはなかなかそんな簡単には出てこないですね。

2着ダイメイコリーダは強かったです。この馬の強さが誤算でした。昨日の大井で61.3は割と乱ペースといっていいラインで、このペースだとテンで脚を使わなくても終いは伸びてこれないです(実際にレース上がりはラスト14.2)。そのペースを自ら淡々と刻み、打点の高いダノンファラオに早めから競りかけられるキツい展開を最後まで粘り切って3着に5馬身差を付けたというのはかなり評価できるパフォーマンスだったのではないでしょうか。ハナに立って今日みたいな追走力勝負に持ち込めるのであれば、レパードSなら負けないかなというのが個人的な印象です。【次走注目馬】

ただ得てしてこういう馬の敵になるのは今日のブラヴールみたいな戦法を取ってくる馬で、今日はブラヴールだったのでちょっと脚力的に届いてこなかったですけど、もっと脚力のある馬に離れた後方で溜められて終い伸ばされると差されてしまうのかなとは思います。逃げは強い時は強い戦法ですけど万能ではなくて、こういう馬は馬柱としては汚くなっていくんじゃないかなとは思います。

3着キタノオクトパスはラスト14.2という完全に前2頭の競馬を、後ろの馬では最先着の3着ということで、ここでこの馬を狙えたのは良かったかなと思います。やはりこの馬はこういう中距離質の競馬を中団で巡行してジリジリ脚を伸ばす形が合いますね。

4着ブラヴールは溜めに徹してあわやを演出しましたが、今年の中央勢のこのメンバー相手に立派な走りだったと思います。交流重賞になるとこの手の馬は結構脅威になってきます。

そのほかミヤジコクオウバーナードループフルフラットに関しては敗因こそそれぞれ色々あるかとは思いますが、展開隊列的に力を出し切れていないのは事実で、ある程度は大目に見れるかとは思います。特にフルフラットは個人的に1200の馬だと思っているので、大幅距離短縮で狙いたいですかね。【次走注目馬】

以上です。夏競馬が始まってから馬券のほうがからっきしですが、今週末はプロキオンSもありますし、巻き返せるよう頑張っていきます。それでは。