かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

春のダートを振り返る(東京編)

どうも、ダート予想のかえるんです。この記事では、春の東京開催について振り返っていきます。基本的に直線の長いダートコースは直線伸びるか伸びないかで着差が付きやすく、数字的な部分がブレやすいというのはあるので(中京も同じく)、他の競馬場よりは若干刺さりにくいかなというのはあるのですが、単純なレースレベル比較等にはある程度使えると思うので、ぜひ参考にしていただければと思います。

東京ダート2100

推奨馬成績

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推奨馬成績は(2-2-4-11) 単回収率110.5% 複回収率150%となりました。カッティングロック(8人気1着)、セイウンソルジャー(11人気3着)、モルタル(10人気3着)とコンスタントに穴が入りましたし、まあまあ良かったと思います。

勝ち馬指数・レース傾向

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レース質としては、どちらかといえば耐久力というよりも加速力、ビルドアップ能力といったところが要求されたかなと思います。特に後半戦は梅雨開催で芝2400的なスピード適性というものが必要になってきましたし、そもそも道中あまり動きたがらないという関東のジョッキーの性質も如実に表れていたかなと思います。そういう意味では芝長距離的な血統を持つ馬の台頭なんかも目立ちました(※)。この傾向は秋の台風シーズンなんかでも見られるんじゃないかなと考えています。

(※)ヴィアメント(キングハメハメハ)、ヴォウジラール(ハーツクライ)、ヴィーヴァバッカス(ドリームジャーニー)、ヴィクトワールボス(ヴィクトワールピサ)

東京ダート1300

推奨馬成績

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推奨馬成績は(0-1-2-8) 単回収率0% 複回収率211.8%となりました。そもそもレース数が少ないので回収率はブレますが、シゲルハウメア(11人気3着)の複勝20倍が大きかったですね。ちなみにこの馬ここでは馬券取れなかったのですが、次戦の7人気1着でキッチリ馬券にすることができました。この馬とはおそらく長い付き合いになると思うので、引退したらニンジンあげに行きたいですね。

勝ち馬指数・レース傾向

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こちらは馬場の高速化によってスプリント質がかなり強くなりました。スタートからトップスピードでガンガン出していって、その分のマージンでラスト200をなんとか粘り込むというような、中山1200のようなラップ構成が多かったですね。どちらかといえば東京1400寄りの適性を持つ馬は苦戦していた印象です。

東京ダート1400

推奨馬成績

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推奨馬成績は(11-7-2-21) 単回収率122.2% 複回収率95.4%となりました。人気どころの推奨馬がしっかり勝ち切ってくれるケースが多かったですね。

勝ち馬指数・レース傾向

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レース傾向としては、基本的にかなり差し優勢だったかなと感じます。理由としてはこのあと書く1600や2100がかなりイン前質の強い競馬になっていたことで、いつもの関東よりは騎手の前付け意識が強かったことが挙げられると思います。

1400は1600と違い、

①ダートスタートでダッシュが付けにくい

②スタートからコーナーまでの距離が短く、ポジション争いが激化しやすい

③そもそも中山1200等からの転戦馬が多く、東京不向きな先行馬が多い(※)

という要素があり、これらの傾向と前述の開催バイアスが相まっての差し優勢だったかなとは感じます。

(※)補足。関東のダート馬の主戦場は基本的に中山1200,1800、東京1400,1600という4コース。中距離馬は中山1800→東京1600、短距離馬は中山1200→東京1400という使い方をするが、東京1400は中距離質のコースなので、そこにギャップが生じる。

東京ダート1600

推奨馬成績

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推奨馬成績は(7-4-5-35) 単回収率26.8% 複回収率74.8%とかなり苦しみました。結構選んだ馬が上手い乗り方をしてくれなかったり、出遅れたり、本来のパフォーマンスが発揮できなかったりということが重なっていった部分もあるのですが、基本的にスローで中盤緩んでイン前というレースが多かったので、もう少し前に張る意識を強めても良かったかもしれません。

勝ち馬指数・レース傾向

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こちらは先述の通りイン前競馬が多く、展開の恩恵を受けた馬については注意が必要かなと思います(特に福島はガッツリ差しが効くので)。

あとこれは他の距離にも言えることですが、移動制限の影響で、前半の2勝クラス、3勝クラスについてはかなり低レベル寄りだったと感じます。今の3勝クラスって、芝だと関東馬関西馬が同じくらいの割合でいるのですが、ダートだと関西馬の割合が75%くらいを占めるんですよね。だから登録の段階で関東のダート3勝クラス10頭、関西のダート3勝クラス42頭とかいう現象が起きていましたし、2勝クラスにしてもダートは基本的に関西馬優勢なので、なかなかレースレベルとしてもどうなのということが多かったように感じます。この辺は注意が必要ですね。

まとめ

春東京全体の推奨馬成績は(20-14-13-75) 単回収率75.2% 複回収率103%。馬券としては購入162400円、払戻123500円で回収率76%となりました。そもそも指数が刺さりにくくあまり得意ではない競馬場なのですが、的中率9.9%(8/81)という低い水準の中でなんとかこらえたなというのが個人的な感想です。

全体的な傾向として、やはり2勝クラス、3勝クラスが低レベルだったこと、1400、1600でかなり異なったレース傾向が見られたことあたりが夏競馬に向けて押さえておきたいキーポイントかなとは思います。この辺のデータをしっかり活用しつつ、夏を戦っていきたいですね。

以上です。今週は全くブログ更新ができていませんが、週末の予想はしっかりやっていくので悪しからず。それでは。