かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

配球も人生も、大事なのは「緩急」

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往年の名伯楽、野村克也がこの世を去りました。合掌。安らかに。

今日は追悼記事ということで書いていくわけですが、彼の遺した著書にこんな一節がありました。

すべてのボールを一球入魂、全力投球したがるのが「真面目な優等生」、手を抜いても許されるところでは加減して、遊び心を持って投げているのが「不真面目な優等生」。エースと呼ばれる投手は、そのほとんどが不真面目な優等生だった。人生だって、適度な遊び心を持たせることが肝心である。全力投球ばかりしていたら、やがて生きることに疲れてしまうだろう。

配球だけに限らず、野村克也の野球には「緩急」がありました。アッサリ三者凡退で終わるイニングが続いたかと思いきや、ワンチャンスにここぞの集中力で連打を浴びせて点数をもぎ取る。選手1人1人が虎視眈々と静かにその一瞬を待っている。そんな恐怖野村克也の野球にはあったように感じます。

だから野村克也の言う「緩急」とは、むしろ「緩」のほうにどれだけ脅威を感じさせられるかどうかということなのかなと思います。要するに、緩めている状態でどれだけ相手に緊張感を持たせられるか。いかにして相手に気を張らせ、自分で余裕を持つことができるのかということです。

もちろんこれは人生においても同じことだと思います。「あいつは今は緩めている段階だけど、本気を出したらやってくれる。だから信頼できる」そう思わせることが大切なのではないでしょうか。

そう思わせるためには結局、「やるべきこと」「やらなくてもいいこと」の取捨選択が大事になってきます。「やるべき時にやらない」人は信頼を得ることができませんし、逆に「やらなくていい時までやってしまう」と余裕がなくなってしまいます。そういう意味では、「緩急」とは「取捨選択」なのかもしれません。「緩」と「急」の取捨選択がキッチリ出来る人は「急」の質も上がりますし、同時に「緩」にも凄みがでてきます。

野村克也のように「緩」を愛される人間に。それではまた明日。

差別を肯定できる社会を。

www.cas.go.jp

コロナウイルスの脅威が列島に押し寄せてきているさなか、アメリカではインフルエンザがパンデミックしており、1万人弱の犠牲者が出ています。

blogos.com

このような状況の中、「中国人の入国は規制するのにアメリカ人の入国を規制しないのは差別だ」という旨のツイートを目にしました。そのツイートに対してコロナウイルスの致死率はインフルエンザの10倍以上。医療機関が治療のノウハウを持っているインフルエンザと一緒にしてはいけない。差別ではなく区別だというリプライが来ていたのですが、私としてはどうもこの返し方が釈然としないんですよね。なぜそこに差別は絶対ダメだという前提がなければならないのか。そこにどうしても引っかかってしまいます。

ja.wikipedia.org

「差別をしてはいけない」「差別は悪いもの」であるということに関しては、もちろん私も異論はありません。ただ今回の件で言えば、コロナウイルスの感染拡大を防止するという「正当」な理由の下で、いわば中国人を差別するということになるわけです。「理不尽な差別」はもちろん絶対悪ですが、「やむを得ない差別」は果たして絶対悪といえるのでしょうか?

世の中には一方から見れば「善・正義」であるものの、もう一方から見れば「悪」であるという、「二面性」を持つ事柄がたくさん存在します。ならば、一方から見れば「差別」であるものの、一方から見れば「善」であるという事象に対して、差別をするべきかしないべきかについてはその「善」「差別」の程度の大きさを加味して議論されるべきではないでしょうか。今回の件なら、「どうしても日本に行きたい中国人」と「コロナウイルスが日本で感染拡大するリスク」が天秤にかけられるわけですが、圧倒的に後者のほうを重点的に汲み取る必要があるというのは自明だと思います。そこに「差別」というワードが入ってくるだけで、その天秤が揺らぐような風潮があるのはどうなんでしょう。

「差別はダメだ」が拡大解釈されて「ダメな差別もダメだ」になってしまうことはあってはならないことだと思います。物事を表面的ではなく多面的に捉え、本質的に問題を解決しようとすることが重要ではないでしょうか。そのためにも、時には差別を肯定し、適切な議論をしていけるような社会を作っていかなければなりません。

 

足を踏まれた人間は、足を踏んだ人間を非難する。足が痛くない私たちも、足を踏んだ人間を非難する。それって本当に正義なの?

健康第一。それではまた明日。

冬のダートを振り返る(中山編)

kaerun4451.hateblo.jp

どうも、かえるんです。遅くなりましたが11月末~1月にかけて開催されていた中山ダートを振り返っていきたいと思います。遅れた経緯を説明すると、先週あたりからキックバックに関する新たな指数ファクターの導入を検討していて、それに伴って試験的に指数を修正して先週の競馬に臨んだのですが、どうも嵌りが悪いということで導入を断念。従来の指数に戻して指数表を作り直すといったドタバタ具合でした。そりゃ2万も負けるわなという感じでしたが、そこら辺はまた試行錯誤していきたいと思います。

中山ダート2400・2500

推奨馬成績

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推奨馬成績は(0-0-1-4) 単回収率0% 複回収率22%となりました。マトモに走り切ったのは3頭だけでしたが、隊列含め難しいレースが多かったです。

勝ち馬指数・レース傾向

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レース質としてはバテた馬から垂れていくサバイバルレースが多く、勝ち馬のラインナップを見るに相当スタミナ質に偏っています。ただこの中山2400という条件は2勝クラスまでにしか設けられていないセッティングですので、成田特別や香取特別を勝った馬は毎年苦戦している印象です。

中山ダート1200

推奨馬成績

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推奨馬成績は11~12月が(5-1-3-14) 単回収率198.7% 複回収率107.8% 1月が(2-4-1-18) 単回収率94% 複回収率132.4% 合計で(7-5-4-32) 単回収率144.2% 複回収率120.6%となりました。有馬の日の爆勝を演出したジャスパープリンスなど、要所要所で穴目を推奨できたのは良かったですね。

勝ち馬指数・レース傾向

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良馬場でもテンの3ハロンが33秒前後のレースが多くあり、かなり追走力が求められるレースが多かったです。これだけ極端なラップ構成になるとやはり「専用機」的な馬は数多く出てきて、秋の府中で沈んでいった馬が逃げ粘って爆荒れというレースが数多く見られました。あと冬のベースが重い砂が湿ると、かなりキックバックが弱くなるというのが今回新たに得られた知見で、この傾向は来年以降も覚えておいたほうがいいかもしれません。後半はイン差しばっかりでしたからね。

昇級戦注目馬

ロンドンテソーロ

1/5の中山ダートはかなりの鈍足馬場で、そこで70秒台に入れてきたのはかなり優秀。東京というタイプじゃないが、同様のセッティングなら3勝クラスでも即通用。

中山ダート1800

推奨馬成績

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推奨馬成績は11~12月が(2-2-6-13) 単回収率34.8% 複回収率72.6% 1月が(6-4-4-16) 単回収率179% 複回収率136.7% 全体で(8-6-10-29) 単回収率105.3% 複回収率109.1%となりました。年明けから何かを変えたというわけではなく、調子の波でたまたま後半が良かったという感じですかね。

勝ち馬指数・レース傾向

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まとめてみて意外に思う人も多いかと思いますが、基本的にはベースの馬場が重くても前優勢なのが中山ダ1800です。というのもこのコースは急な1角で馬群が縦長になって、後ろの馬は向こう正面でその差を詰めていく形になるのですが、前の馬は基本的にそこで脚を溜めることができるんですよね。阪神みたいにゆったり1角を入れると馬群が伸びずらくて差しになりやすいんですけど、そこら辺が最後直線の伸びに効いてきているのかなと感じるレースが多かったです。ただマクれる馬がいる時はわかりやすく差し決着になるので、マクる馬がいるかどうかは他場よりもシビアに見て行かなければなりません。

昇級戦注目馬

フィードバック

アレキサンドライトSはかなり前には厳しい展開で、16番手にいたブライトンロックが3着、13番手にいたリョウランヒーローが4着まで突っ込んできている通りかなりバイアスがあったと思われる。そんな競馬を2番手から突き抜けたこの馬は割と衝撃的なパフォーマンスで、1.51.6(38.2)の時計から見てもマーチSは間違いなく持っていくだろうなというイメージ。ちなみにこのレースで外々の競馬で早め先頭6着のアシャカトブも相当に強く、普通にサルベージ出来るので覚えておきましょう。

まとめ

以上です。全体の推奨馬成績は(15-11-14-65) 単回収率117.9% 複回収率110.2%となりました。馬券の成績はこんな感じです。

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今回の中山では秋までの中山や府中の指数表が刺さるレースがかなり多かったですね。なかなかいい予想を終始届けることができたのではないかと思います。今回作った指数表も引き続きレースレベル比較等で使えると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。それではまた明日。

【根岸S 2020】徹底回顧・フェブラリーSに向けて

どうも、かえるんです。昨日行われた根岸Sについて振り返っていきたいと思います。

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まず予想記事で出していた指数表ですが、まあ指数ゼロの馬に勝たれたのでは使えなかったなという感じです笑。レース指数が105ということで、高指数馬ではミッキーワイルドワンダーリーデルドリームキラリが案外だったのですが、そこら辺についても精査していければ。

まずレースラップについてですが、テンの3ハロンが35.0で、メンツと馬場を考えれば平均ペースかなといった印象。しかしそこから12.3とガッツリ中弛みしており、基本フラットな脚力勝負ではあるものの、後方一気は届きずらかったかなといった形です。個人的にはガッツリ差し競馬になるだろうという見立てでしたが、展開読みが甘すぎましたね。ドリームキラリが垂れたので前潰れに見えなくもないですが、この馬に関しては外に張り出してきたコパノキッキングを交わし切れずに3コーナーに入ってしまったのが敗因ですし、基本的には前の馬は楽だったかなと感じます。

ワンダーリーデル(6人気8着)【次走注目馬】

結構自信あったので残念でした。土曜の傾向を見るに府中ダートはキックバックがそんなになくてインも使える馬場状態だと書いたのですが、日曜で馬場が乾いてキックバックが強くなりガッツリイン差しが効かなくなりましたね。その点内々を運んでいた同馬はかなり消耗したと思われ(これはミッキーワイルドにも言える)、最後は外に切り替えていい伸びを見せるも万事休すといった形でした。不完全燃焼でしたね。

モズアスコットやダノンフェイス、スマートアヴァロンのように早め早めの仕掛けが生きる展開でしたし、まあそのあたりは大目に見て今回はあまり評価を下げない方向で行きたいと思います。フェブラリーSでおいしいオッズになればという感じですね。

カフジテイク(11人気10着)

上がり最速でしたが、前も34秒台ではこの馬の出番はありません。まあただこの感じだとそのうち嵌ると思うので、差しに張るなら紐に置いといて損はないかなという1頭です。

スマートアヴァロン(9人気3着)【次走注目馬】

こちらは上位勢との斤量差や、緩んだところでしっかり押し上げていった鞍上のファインプレーを考慮しても、番手のコパノキッキングが残れる流れを差してこれたというのは優秀で、ここに来て指数も自己最高を叩き出しました。前が止まらなくても差してこれるというのは東京では武器になりますし、フェブラリーSでも意外と軽視できない1頭になると思います(出るのかわからんが)。

勝ったモズアスコットは出遅れから砂を被りながらもリカバリーしていったあたりそもそもの追走力が抜けていた印象で、しかも初ダートということを考えれば相当な器だと思います。ダートにおいての能力としてはクロフネまでは行かないものの、ヴァーミリアンとかゴールドアリュールとかの水準まである可能性もあり、こういう馬が出て来られるともうどうしようもないですよね。フェブラリーSでも人気するでしょうけど、まあ逆らいずらい。

2着のコパノキッキングに関しては、前走のカペラSで本質的なスプリント性能を問われると厳しいと書いて抜群のスプリント性能を見せての1着、今回は馬のスプリント志向が強くなってきているのでマイル質の競馬になると厳しいと書いてガッツリマイル質のラップで粘っての2着。そもそもの能力が高いことは承知のうえですが、さすがに1.9倍だと切るよなあという感じだったので。。完敗です。

マーフィーJに関しても去年のイメージで乗ってくるのかなというのはありましたが、馬のスプリント志向が強くなっているところをわざわざ抑えずに行かせて気分良く運ばせたというのは天才で、早めに動いたルメールJ然りやはり競馬はジョッキーだなと感じる1戦ともなりました。これをされると穴党はキツいですね。ちなみにこの馬フェブラリーSには向かわないようですが、さらに距離延長となるとさすがに厳しいと思うのでこれはいい判断だと思います(馬券的には出てほしいですが)。追走力もかなり付いてきましたし、もしドバイに行くならかなり面白いのでは。楽しみですね。

その他外中段をスムーズに上がって行けた4着ダノンフェイスは展開が向いた感がありますし、ワイドファラオも絶好位からコパノキッキングを捉えられないとなると58キロとはいえそれほど評価はしにくい形。やはりここの組からは前述の通りワンダーリーデルをサルベージして行きたいですかね。ベースのレベルとしてはハイレベルな1戦だったとは思いますが。

これを踏まえて現時点でのフェブラリーSの印は

ワンダーリーデル

モズアスコット

という感じですかね。インティは距離短縮前の控える競馬が腑に落ちないですし、ヴェンジェンスも重い馬場は向きそうにないといったところ。混戦模様の中でハイレベル寄りだった根岸S組が1番信用できるかなといった印象です。

回顧は以上となります。ここから告知ですが、チャンピオンズCに続く馬券購入企画として、【2月のPV数分だけフェブラリーSの馬券を購入する】という企画を開催したいと思います。1PV=1円となりますので、ぜひこれからもかえるん日記に足を運んでいただければと思います。外していく様子を楽しんでいる方もいるようですが、馬券参考にしてみたという声もちらほら頂くので、情報発信者として責任感を持って予想していきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願い致します。それではまた明日。

【根岸S 2020】分解指数分析・徹底予想

どうも、ダート予想のかえるんです。この記事では根岸Sの分解指数分析と、それに基づく予想、買い目の公表をしていきたいと思います。

シルクロードS、他の平場ダートレースの予想に関しては先ほど別途に記事をアップしているので、そちらもぜひ。

kaerun4451.hateblo.jp

根岸S2020 分解指数分析

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その馬の生涯最高パフォーマンスを上から並べた表になります。マイナーチェンジを繰り返していますが、だいたいの見方については初登場時の記事に書いています。

kaerun4451.hateblo.jp

だいたいこの表を基に、コースレイアウトや枠の並びから追走力が求められるレースになるのか、脚力(TS)が求められるレースになるのかというのを考察していくわけですが、東京1400は追走力も必要ですし、当然長い直線での直線スピードも重要になってきます。根岸Sに限っていえばペースも流れやすいので、速いペースでも脚が溜まって終いがキレるタイプの馬が好走してくるイメージです。全盛期のカフジテイクと言えばイメージしやすいですかね。今回もああいう決め手を持っている馬を探していく形になりそうです。

根岸S2020 予想・買い目

大外枠にドリームキラリがいて、スタートの速いヨシオノボバカラ、もしかすると逃げに来そうなコパノキッキングあたりの先手争いで、結局ある程度ペースは流れる形になるのかなという並びになりました。例年の根岸S通り決め手の使える中段待機組が台頭する想定で絞っていきたいと思います。

ワンダーリーデル

いろいろ考えましたが、前が止まるような展開になればこの馬かなと思います。

前走のチャンピオンズCは中京で終始外々を回らされる苦しい競馬で、それでもクリソベリルと0.9差なら御の字といった形。追走力と決め手が生きる東京1400は現状ベストの舞台だし、去年の根岸Sもマテラスカイがかなりタフ目な展開に持ち込む中で前目からよく粘っての5着。実際このレースは差しに転じていればアタマまであったと見ていて、去年より充実している今年はさらに上の着順が狙えるのでは。昨日の東京を見る限り凍結防止剤の影響でベースの馬場は粘っこいものの、キックバックは弱くインも使えますし、この並びなら中段インのいいポジションも取れそう。大崩れは考えにくいとみて、今年の根岸はここから入りたいと思います。

相手は基本的に差しセットで考えて、〇カフジテイク、▲スマートアヴァロンの2頭をチョイス。ホームランを狙います。

まず〇カフジテイクは、近走合わないレースばかり使われているものの、全盛期には劣るにせよその末脚は今も健在。復帰後唯一適条件に出て来た武蔵野Sは鞍上が4角でイン収納してしまうミス騎乗だったし、1200で急かす競馬を覚えさせた中での1600で折り合い面も難しかった。今回は前走で1400を使えており、差し競馬へのアプローチもかなりしやすくなるのでは。

スマートアヴァロンミッキーワイルドを追い詰めた霜月Sが優秀で、しかもその時は競ったミッキーワイルドよりも斤量が重かった。今回は同斤で出られるにも関わらずこのオッズ差は正直謎で、ミッキーワイルドを買うくらいならこっちを買ったほうが妙味も見込めるだろう。

そのミッキーワイルドワイドファラオに関しては適性的にはドンピシャの条件で、三連系の押さえとしては必須になりそう。特にワイドファラオはチャンピオンズCがかなりロスの大きい競馬だったので、巻き返しは十分期待できるといった感。

あとは前が残るならドリームキラリも面白いかと思ったが、大外から強引に行ってヨシオの前に出るにはやはりかなりの脚を使うし、今回は苦渋の見送り。ずっと買ってる馬ですが、ここで来たら泣きます。

1人気のコパノキッキングは、ここ最近ずっと1200で(浦和1400は1200的適性が要求されるコース)急かす形の競馬をしていて、果たして久々にマイル質の競馬が要求される東京1400で抑えが効くのかどうかという点が甚だ疑問。マーフィーJも去年のイメージから差し競馬をしてくると思うが、追走で力んでしまい伸び案外という線も十分考えられる。ここは完消しです。来たらすいません。

買い目

◎ワンダーリーデル

〇カフジテイク

▲スマートアヴァロン

消コパノキッキング

単勝1000円

◎-〇ワイド300円

◎-▲ワイド700円 計2000円

論理的に正しいのはわかるけど、私は感情的にそれを受け付けない。

「論理的な論」を優先させるか、それとも「感情的な論」を優先させるかというのは、生きていくうえでどこかで必ず出てくる命題だと思います。もちろん時と場合に依存する部分は大きいかと思いますが、少なくとも自分の「論」を展開するうえでは、「論理的」に寄せたほうがリスクヘッジが取れて安全なのではないかと個人的には考えています。この記事では、そこら辺の理由を解説しつつ、世の中は結局「論理」なのか「感情」なのかについてちょっと掘り下げて行ければと思います。

自分の考えを表現するということ

当たり前ではありますが、世の中の人間はみんな違う境遇を持っていて、それと同時にみんな違う「考え」を頭の中に持っています。その「考え」を頭の外に出す機会というのは生きていく中で少なからずはあるわけです。裏を返せば、生きていく中で人間は、少なからず自分とは違う「考え方」に遭遇することになります。そしてその「考え方の差異」は十中八九争いへと繋がります。人間という生き物は本能的に「違い考え方を持つ人間」を敵視しますから、これはある意味必然といえるのではないでしょうか。ここに「人間は争う生き物である」という絶対的な習性が裏付けられているわけです。

そういうわけで自分の考えを公表する際には、必ずしも自分は攻撃を受けることになります。自分の考えが世界中の人々全員に受け入れられるわけがないし、「批判」というものは必然的に付いてくるのです。まずはそのことについてしっかり認識しておくことが必要ではないでしょうか。ただ裏を返せば、当然自分と同じ考えを持っている人からは「支援」を受けることができます。「表現」は「仲間を作ること=敵を作ること」とほぼ同義だと個人的には考えていますが、こういったことが理由です。

これが「自分の考えを表現すること」で起こり得る事象を網羅的に説明したものであり、意外とこれについては認識していない人が多いイメージですね。

「批判」に備えるには

「表現」することに必ず批判が付きまとうのであれば、当然その批判に対する対策を練らなければなりません。自分がその批判に対してどう向き合い、どう処理していくか。できればこういった対策は「表現」をする前段階が取っておくべきだと思います。

じゃあ具体的にどのような批判が付いてくるかについてですが、これは自分の考えが「論理的なもの」なのか、それとも「感情的なもの」なのかで大きく異なってきます。

まず自分の考えが「論理的」なものだった場合、ほとんどの「批判」はいわゆる「感情的な批判」です。つまり「論理的に正しいのはわかるけど、私の感情的には受け付けない」という類の批判ですね。実際のところ、このような批判は「こっちは論理的に正しいことを言っているのだから問題ない」という後ろ盾を利用して無視することができます。この手の批判を無視してしまえば、あとに残されたのは少しの「論理的な批判」のみです。しかしこの「論理的な批判」というのはこちらが論理的にアプローチしている以上相当にハードルが高く、いわゆる「反証」をしなければなりません。「反証」というのは「~の理由によりその論理は正しくない。こう言い切れるソースは~。私が主張するその論理というのは~であり、こう言い切れるソースは~」という作業を踏むもので、これをスマートにまとめて批判ができる人はほんの一握りの優秀な人達です。つまり「論理」にさえ基づいておけば、「表現に対する批判」に対する基本的なリスクヘッジは取れるんですよね。

一方で自分の考えが「感情的」なものだった場合、相手としては楽に「論理的批判」を遂行することができます。こっちに論理がないわけだから反証する必要もなく、なんの足かせもなく自分の「論理的主張」を振りかざすことができるわけです。結局のところ「論理」vs「論理」であるから勝負になるわけで、「論理的ではない考え」で批判に立ち向かうのは到底無理です。論理とはリスクヘッジであると同時に、当然強力な攻め手にもなり得るので。

以上のことをまとめると、やはり「表現」は論理的であるべきだと思います。感情的に表現するためには、少なくともそれは相当人の心を揺さぶるものでなくてはなりません。そう考えると、「論理的な論」か「感情的な論」かで二択を迫られた時、やはり私は「論理」を大切にしたいなと思うのです。そこには当然リスクヘッジが取れる安心感もありますし、そこで自分の「考え」を見つめ直すことにも繋がってきます。これは論理的に筋が通っているだろうか、果たしてこの考え方は本当に論理的なのだろうかと思案することで、また新たなイデアが出てくることもあるでしょう。

以上です。結構哲学チックになってしまいましたが、この手の話はカントを読めばだいたいわかるということで貼っておきます。

 

どんなに堅い剣も、論を突き破ることは出来ないだろう。

それではまた明日。

【川崎記念 2020】回顧・1月収支報告

どうも、かえるんです。先ほど終了した川崎記念について軽めに振り返っていきたいと思います。予想としてはイン前戦の決め打ちだったのですが、外差し競馬になってしまい撃沈です。仕方ないと片付けてしまえばそれまでですが、ここでしっかり精査して次戦でのサルベージを考えていかないと2000円負けた意味がありません。回顧が1番大事です。

ミツバ(5人気7着)

完敗でした。馬場の内外バイアスというのも敗因の1つかとは思いますが、やはりこの馬追走力に欠ける部分があるんですよね。予想記事にも書きましたが、やはりテンから流れる展開だと良さが生きてこないです。ちょっと出遅れたほうが面白かったまでありますね。あとはやはり衰えは感じるところで、今後このクラスで戦うというのはさすがに厳しいかもしれません。何度も馬券でお世話になった馬ですが、今後は慎重に扱っていきたいところ。

チュウワウィザード(1人気1着)

この馬また強くなったなと感じさせる圧勝劇でした。外伸び馬場で枠も良かったですし、ペースが流れて地力が問われる展開になったのも良かったですね。コーナーで置かれる心配はありましたが、他の馬がバテたおかげで弱点が露呈しなかった形です。ただここ勝つのは当たり前っちゃ当たり前なので、これでこの馬の評価をどうこう変える必要はないかと思います。

ケイティブレイブ(2人気6着)

こちらは人気を裏切る形になりましたが、やはり前のレースを見てもインが走りずらそうな特殊な馬場状態ということもあり、ちょっとそこら辺のバイアスを加味して大目に見てあげてもいいかなという感じです。ただペースとしてはこの馬なら残れるぐらいの水準だったと思いますし、かなり衰えが見られるなというのが正直なところです。

2着ヒカリオーソ、3着デルマルーヴル、4着のミューチャリーに関しては去年のJDDを見てもらえばわかる通り地力的には同じくらいで、馬場の外を通った順に入ったという感じですね。ここに5着アナザートゥルースを含めた4頭に関してはGⅢ級の地力とみているので、レースレベルがそれくらいだったということでしょう。オッズが結構ついたのでケイティブレイブやミツバが垂れる展開に張ってここら辺のゾーンの馬から勝負しても良かったかもしれませんが、ただそうなるとアナザートゥルースを買っていたと思うので、このレースはちょっと私には取れなかったかなという感じです。

月間収支報告

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結果として1月の月間収支はこのようになりました。予想が上手く嵌ったレースも多かったですし、来月に繋げていければと思います。週末はまた根岸Sの分解指数分析と徹底回顧記事も出す予定なので、6本立てになりそうです。中山の振り返り記事も作成中です。明日か明後日に出せればという形。ダートシーズン真っ只中ですが、頑張っていきましょう。それではまた明日。