2歳芝戦の分解指数を札幌2歳Sの出走馬に適用し、プロットした表がこちらになります。 前回の新潟2歳Sからちょっとコースの起伏に関する査定を変えたので、若干指数が微調整されている馬もいますが悪しからず。
以前の記事で注目馬として挙げたのはダーリントンホール、アールクインダムの2頭だが、ここでも当然地力上位と評価したいと思う。
ダーリントンホールに関しては、最終週の函館で1.49.8という持ち時計はもっと評価されていいのではないかと思う。そもそも函館1800は起伏に富んだレイアウトでコーナーもキツいため非常にタイムが出にくい。タイム的にはゴルコンダの1.48.3が評価されてはいるが、このタイムはコーナーが緩くフラットなコースである札幌でのタイムであり、しかも開幕週でかなり馬場も速かった。それでいてダーリントンホールのほうが上りも1秒速いわけで、ゴルコンダとダーリントンホールにこれほどのオッズ差が出るというのはかなりの妙味になると思う。
アールクインダムは、この時期の札幌で逃げて34秒台の上がりを使えたというのは相当優秀で、この時負かした3着馬と5着馬が未勝利戦でワンツーを決めたことからもかなりハイレベルなレースだったことが伺える。ただ初戦からかなり仕上がっていた印象で、2戦目の上積みが他の馬に比べてどうかというのはあるものの、人気がないなら押さえておいて損はないのでは。
とここまでタイムを基準に話を進めてきたが、先週の札幌はかなり時計のかかるセッティングになっていて、そもそも持ち時計が全く役に立たずにただ単にタフな馬が上位に来る(去年のニシノデイジー、ナイママ)ということが考えられなくもない。そう考えた時に浮上するのはサトノゴールド、ブラックホールのゴルシ産駒2騎あたりだろうか。
一応印を打つと、
◎ダーリントンホール
▲サトノゴールド
☆アールクインダム
という感じで。
馬券を買うかは枠次第ですかね。アールクインダムがゴルコンダの外に入って被せていく形にできれば。クラシックを見据えて骨のあるメンバーが揃った印象。注目の一戦。それでは。