試験的な記事です。レースラップの観点による2歳戦分析記事第2弾ということで。マイル路線について考察していきます。
※芝1400~1600の2歳新馬戦・未勝利戦を勝った牡馬について集計。オレンジマークは既に収得賞金を加算し、OP入りした馬。
加速指数→1ハロンあたりの0.1秒の加速能力を1点としてハロンの加速割合、加速距離を偏差的に計算し、基準ペース13.5-13.5からどれくらい加速できるかを判定。
持続指数→テンの1ハロンを除いたレース中の最高速を基準にする。ペースの最高速以降のラップが0.5秒遅れると0.1秒あたり1点減点し、0.5秒以内に留まれば1点加点する。再加速に関しては不利のポイントに組み込む。
TS指数→最高速10.5を基準値50で偏差的に計算。
個人的に芝のレースはフラットペースが1番時計が出やすいと思っているのでそこは補正されるようにしてあるのだが、ラインベック戦のようにペースの上下が激しいレースはやや過剰評価されてしまうかもしれない。まあただこれくらいバイアス入ったほうがサンプルとしては面白いのでこのまま行きたいと思う。ゆえに各競馬誌の指数評価とはかなり違ってくるんじゃないかと考えている。まあ競馬誌がどういった評価方法を採用してるかは知らないが。
というわけでなんの面白味もないが指数注目馬を3頭挙げたいと思う。
①サリオス
末脚の質が高かったこの馬がやはり上位に。4~2ハロンで12.5-11.4-10.7とキレイに加速していったアブソルティスモを並ぶ間もなく交わす驚異的なキレ。インパクトとしては今年の2歳戦で1番。競馬の質的にマイラーではないので距離延長は必至になると思う。ダービーでも当然有力でしょう。とにかく無事に。
②ラインベック
メンバーレベルは別にして新馬戦の超加速は魅力。4~2ハロンで13.1-12.1-10.7を渋った馬場で使えるんだから相当能力は高い。まだまだ緩いし十分先まで楽しめる1頭では。
③タイムマシン
アブソルティスモでも良かったのだが、ひとつひねってこの馬で。未勝利戦は超の付くイン前戦で前が全く止まらない中でのあの末脚。メンバーレベルは別にしてもああいう競馬ができるというのはマイル戦ではかなりのアドバンテージ。上級条件でも楽しめる1頭では。
やはりこのカテゴリーではノーザン系が強いですね。去年のクリノガウディーみたいに新馬戦で面白いラップ刻んでくる馬が非ノーザン系から出てくればいいが。それではまた明日。