かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

【ダートマニアが送る】シリウスS分解指数解析・日テレ盃予想

どうも。馬券は1点買いだが、女性関係は流すタイプでおなじみかえるんです。

今週はスプリンターズSがあるということで、競馬ファンの界隈が芝スプリント戦一色となるのではないでしょうか。私としてもコンテンツを意識してスプリンターズSの特集記事などを出しておきたいところではあるのですが、いかんせん芝スプリント戦に関しては全くの素人であり、まともに馬券を当てたことすらありません。なので私としては周りに流されず、いつも通り粛々とダートの上級条件で穴馬を探していきたいと思います。ひとまず土曜のシリウスSに標準を合わせていきましょう。スプリンターズSの予想はそれからでいいやという感じです。

シリウスS分解指数解析・展望

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今回から表を一新してみました。これまではその馬の最高パフォーマンスを基にして順位を付けてきたのですが、その馬がいつでも最高パフォーマンスを発揮できるとは限らないという点がかなりネックでした。それを改善すべく、その馬の過去のダート戦のパフォーマンスについて極端に低い値と、何らかの要因により高く出てしまった値を弾いた有意指数範囲というものを、分解指数(追走指数、TS指数)と合成指数の両方に適用し、それを基に今回期待できる想定指数範囲を算出、順位を付けてみました。初の試みですが、どうでしょう。

私の作る指数表をはじめて見るという人もいるかもしれないので、用語の説明を少々。

追走指数 : 追走能力を指数化したもの。「どのくらいのペースまで馬が脚を溜めることができるか」という観点で馬の優劣を付ける。

これは「前に行っても垂れない度合い」を数値化したもの。ほとんどのレースが前残りで決まるダートの場合、正直この数値だけ見ておけばある程度馬券は回収できる。

これがダート馬の皐月賞だ!(ユニコーンS展望・ラップ分析) - かえるん日記

 

脚力指数(TS指数) : 末脚の質を指数化したもの。「一定ペースで走る馬を、どれくらい後ろから抜くことができるか」という観点で馬の優劣を付ける。

芝だと瞬発力勝負なら上がりに差はつかないが、ダートだと瞬発力勝負でも差がつく。未勝利のダートだとスローペースばかりなので、実質この値さえ見ておけばある程度馬券は回収できる

これがダート馬の皐月賞だ!(ユニコーンS展望・ラップ分析) - かえるん日記

 

合成指数 : 追走指数と脚力指数の合計数値に、馬場差を補正。斤量を補正。ペースを補正。通った位置等によるロスを補正したもの。これを比べることにより馬の絶対能力を比較できる(はず)。

これらの指数の実績に関しては過去のブログを参照してください(割と頻繁にマイナーチェンジを繰り返しているので、その点に関してはご注意を)。基本的にはその馬が追走指数に優れたタイプなのか、脚力指数に優れたタイプなのかを分けて、どちらが必要なレースになるかを考えるという予想方法を取っています。

ここで阪神2000というコースの特徴を見について行きます。ダートコースの特徴をまとめた記事があるのでそこから引用を。

複合コーナーになっていて、3コーナーと4コーナーの間に直線的な箇所があり、差し馬はそこで前との差をマクリ気味に詰めて行くことができる。そこからの急坂なので基本的に差しがかなり有利。京都で差し損ねた馬がどんどん穴を開け、京都で粘りこんだ馬がどんどんぶっ飛ぶ。

ダート中距離戦におけるマクリと差し決着のメカニズム - かえるん日記

 というわけで全10場の中でも最も差しが有利なコースだと思います。実際去年もオメガパフュームウェスタールンドで決まっていますし、速い上がりが使える持続型の差し馬を積極的に狙っていきたいところですね。

そういった点を踏まえてシリウスSの注目馬を3頭紹介します。

モズアトラクション

人気どころにはなりますが、この馬を逆らうのは厳しいのでは。これまでは後方待機で直線入る頃にはもう終戦しているというレースが割と多かったのですが、ここ2戦はコーナーでマクリ気味に進出する競馬が出来ていて、前半要素にも進境が見られることが安定して結果を残せるようになった要因かと思います。平安SエルムSと展開が向いた面は否めないものの、京都1900や札幌1700よりは絶対に阪神2000が合う馬なので、分解指数を出している身として、ここで買わないわけにはいかないでしょう。あとはハンデがどれくらいになるかだけ。

ジョーダンキン

マーチSはラスト4ハロン目の12.1を刻んだあたりで進出したことで脚が削がれてしまった。平安S窮屈な競馬になり、外をすんなり回したモズアトラクションやチュウワウィザードに出し抜かれる形。この2走は着順以上の内容で、GⅢなら通用する下地は見せたと思う。前走もやや強引な競馬で2着だが、向かないであろう高速馬場中京1800でよく走っている。適条件のここが狙い目。

アングライフェン

リアンヴェリテが出るかはわからないが、いずれにせよタフな末脚が求められる展開になればこの馬が浮上。前走は12.1-12.1-12.3-12.2と刻む超持続型のラップをぶん回してマクリに行く酷い騎乗で4着。仁川Sはテルペリオン、ピオネロ、コスモカナディアンと完全前残り決着のところを1頭だけ突っ込んできての3着。東海Sではどう考えても合わない中京1800でスマハマと0.5差まで詰めており、GⅢくらいなら通用するのでは。重賞で買うならこの条件しかないと思う。

こんな感じで。最終的な予想は土曜朝になりますが、枠順、ハンデ次第では大勝負も辞さないレースです。基本的に1レース1000円のみの豆馬券師ですが、たまには夢のある勝負もしたいので。

日テレ盃予想

ヒラボクラターシュ

船橋1800は器用さが求められるコースで、クリソベリルノンコノユメは苦戦を強いられるはず。この馬が非凡な先行力とコーナリングでアドバンテージを取れば、ワンチャン2着ぐらいまで出し抜けるのでは。

馬券としては特に妙味を感じないのでケンですね。クリソベリルはチャンピオンズCで完消しにする予定なので、こんなところで負けてほしくないところ(オッズ的な意味でも)。それでは。