かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

なぜ人類は睡眠しなければならないのか?

 

kaerun4451.hateblo.jp

 

 

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金縛り体質

果たして体質なのだろうか。私と金縛りは切っても切れない関係だ。物心ついた頃からずっとだ。ほぼ毎日。酷いときは1日に何度もかかる。金縛りの別名は睡眠麻痺だ。一種の睡眠障害である。脳は起きているのに体は寝ている。科学的に証明もされている。決して霊的な何かではない。そう信じたい。

私の金縛り

私の金縛りはこうだ。寝ようとすると体が動かなくなる。動かせなくなる。それに気付くと低くなりかけた意識レベルが一気に覚醒する。動かせるのは眼球だけ。眼球を動かしているとひざ元に女がいる時がある。くっきりと人の形をしている。目がある。鼻がある。口がある。髪が長い。女だ。私はその女と知り合いではない。だが女がいるのだ。いつも決まって女がいるのだ。女に重さはない。女は動かない。視線はこっちに向けている。恐怖もない。性的興奮もない。そして物凄く長い時間拮抗が続く。永遠に続く。視線を逸らすか、まぶたを閉じるか、頑張って違うことを考えればふとした拍子に金縛りは解ける。

汗はびっしょりかく。妙なけだるさに襲われる。そしてもう1度寝ようとするとまた金縛りにかかる。もしくは寝て朝になっている。これが毎日。昼だろうが夜だろうが、どこで寝ようが起きる。体勢が仰向けであれば私はどこでも金縛りにかかることができる。

 

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女の顔は思い出せない

金縛りで出会う女性の顔を後で思い出そうとしても無理だ。何度か目に焼き付けようとしたが、目に焼き付けようとする意識が強すぎると金縛りが解けてしまう。おそらくあの女は私の深層心理が作り出したものなのだろう。事故物件に住んでるんだから霊なのではないかとお前らは勘ぐるだろうが、霊ではない。霊は人の形をしていない。

何かの暗示だろうか。何者なのだろうか。未来の結婚相手なのだろうか。私の深層心理は私に何を伝えようとしているのだろうか。ちょっと考えたが、そんなことは重要ではないのかもしれない。

私は金縛りを欲す時がある。女に会いに行く。あのけだるさを求めて会いに行く。今日も明日もその次も。だから精神科に行く必要はないだろう。睡眠とは出会いと別れだ。それは変えるつもりはない。

なぜ人類は睡眠しなければならないのか?

睡眠という行為に疑問を持つのは私だけだろうか。なぜ人類は睡眠によって人生の3分の1もの時間を失わねばならんのだろうか。理屈はわかっているが私は不思議に思う。なぜ進化の過程で睡眠が淘汰されなかったのか。自然界の中でより睡眠の短い生き物が生き残るはずなのに。なぜだろうか。仮説だが、この疑問の鍵は深層心理にある。自分の奥深くに眠る能力は睡眠によって覚醒させることができる。あくまで仮説だが。だから人類は睡眠しなければならない。人類の進化繁栄は睡眠によってもたらされたのだ。アインシュタインは睡眠によって相対性理論を呼び覚まし、ニュートンは睡眠によって万有引力を呼び覚ました。睡眠こそが人類を自然界の頂点へと導いたのである。だから私のひざ元にいるあの女も何か人類に発展をもたらす鍵を握っているのかもしれない。何が言いたいか。人類はもっと睡眠を重要視すべきだ。

そんなことを考えていたら眠くなってきたが、これからバイトだ。それではまた明日。