かえるん日記

地方馬がダービーを制す

【2019-2020】世代ダート戦総括

どうも、ダート予想のかえるんです。この記事では、現3歳世代のダート馬たちのこれまでの戦いを振り返り、きたるビックレース(ユニコーンS・JDD・レパードS)を展望していきたいと思います。あと、ダート3歳1勝クラスの予想に使えそうな面白いデータも持ってきたので、それも軽く紹介していきます。

分解指数 TOP20

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JRAで行われる全てのダートレースを対象に分解指数の算出を行っていますが、現3歳馬において指数の高い馬を上から20頭並べてみました。上位何頭かは抜けていますが、今年は比較的混戦模様ですね。

kaerun4451.hateblo.jp

備考欄は1月末に出した世代ダートランキングの順位です。そちらも併せて見て頂ければ。

指数表を見てもらえばわかる通り、今年の3歳ダート路線はカフェファラオで仕方ないかなと考えています。ヒヤシンスSは出遅れ大外ぶん回しでのあのパフォーマンスですし、ちょっと他の馬に関しては産まれた世代が悪かったという表現で致し方ないのではないでしょうか。

カフェファラオをどう負かすかを考えて対抗馬を挙げるとなると、とにかく一芸に秀でた馬かなと思います。高速馬場のユニコーンSで、去年みたいに極限の追走質レースになるならばレッチェバロック、タフ馬場のユニコーンSでスローからの瞬発戦になればタガノビューティー(ただ正攻法では厳しく、多少のポジショニングマージンは欲しい)、もしくはレパードSを内枠で立ち回って出し抜く形ならダノンファストあたりが逆転の可能性としては高いのではないでしょうか。JDDはどう頑張ってもカフェファラオかなと個人的には考えています。

あとカフェファラオには及ばなさそうではあるものの、ミステリオーソプレシオーソキタノオクトパスあたりも素質を評価している馬で、このあたりは重賞路線で絡んできてもおかしくないのでは。

これを踏まえて現時点での印としては、

ユニコーンS(良馬場)

タガノビューティー

カフェファラオ

ユニコーンS(重馬場)

レッチェバロック

カフェファラオ

JDD

カフェファラオ

タガノビューティー

ミステリオーソ

レパードS

ダノンファスト

カフェファラオ

としておきます。

3歳1勝クラスにおける早期勝ち上がりの優位性について

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こちらは月ごとのダートの未勝利・新馬戦勝ち上がり頭数と、そのうち2勝目を挙げた馬の頭数、その割合を表にしたものです。まあ当たり前っちゃ当たり前かもしれませんが、早めに勝ち上がった馬のほうが1勝クラスを勝ち上がりやすい傾向にあるのが見て取れると思います。

この傾向は芝よりもダートのほうが顕著で、芝の場合、新馬・未勝利を勝ち上がる馬の中でノーザンF生産馬が占める割合というのはかなり高いのですが、ノーザンFは素質馬が未勝利の段階でマッチアップしないよう、使い分けしながらデビューさせていくため、秋や冬になっても割と強い馬が残っており、未勝利から連勝で1勝クラスも突破するというケースがよく見受けられます。それに対してダートの場合、勝ち上がり馬におけるノーザンF生産馬の割合はそれほど高くありません。なのでダート世代戦の傾向の鍵を握るのは非ノーザンF生産馬なのですが、特に日高などの非ノーザン系牧場は、良い馬から順にどんどん外厩に馬を送り、外厩も良い馬から順に厩舎に馬を送ります。こういった背景から、ダート新馬戦は早い時期ほどレベルが高くなりやすいという傾向が顕著に出るのです。

さらにもう1つの理由としては、ダートのほうが「経験値によるパフォーマンス上昇度が大きい」というものです。サラブレットは小さい頃から芝の上で生活をしており、芝を走ることには割と慣れているのですが、砂の上を走るとなるとどうしても慣れが必要になってきます。もちろん芝のレースにおいても、パドックやゲート、ファンファーレ、歓声、馬群での挙動、ムチなど、実際にレースに出ることによって慣れが見込める要素はたくさんありますが、ダートの場合は走ることそのものに慣れが必要なため、早くからデビューし、レースを使い込んでいる馬のほうが強くなり、1勝クラスを突破しやすいのです。

あと注意しておきたいのは、出走していない馬が多いとはいえ、3月以降に勝ち上がった馬158頭のうち、既に1勝クラスを勝ち上がったのはわずかに1頭。しかもその1頭は新馬戦経由のプレシオーソで、いかに3月以降の未勝利戦のレースレベルが薄いかが見て取れると思います。

1勝クラスでは、前走が1勝クラス6着のような馬よりも、前走が未勝利戦1着というような馬が人気する傾向にありますが、ダート戦に関しては基本的に、早い時期の未勝利戦のほうがレベルが高いので、迷ったら前者を取るのがベターなのかなと思います。1回や2回の敗戦で安易に見切りを付けないことが重要ですね。

これをさらに掘り下げて、今度は短距離戦と中距離戦に分けて見て行きます。

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短距離戦は比較的フラットなデータが出ましたが、中距離戦では特に傾向が強く出ていることがわかります。特に9月以前に新馬・未勝利を勝ち上がった馬21頭のうち、1勝クラスを勝ち上がる馬は13頭。2勝馬の割合は61.9%となりました。これは全期間での2勝馬率が11.9%であることを考えると凄まじい数字で、いかに9月以前の2歳ダート未勝利戦がハイレベルかということが見て取れると思います。特にこの組は回収率も優秀で、

デルマオニキス(8月札幌勝ち上がり)→1勝クラス突破(9人気1着)

イモータルスモーク(9月中山勝ち上がり)→1勝クラス突破(9人気1着)

ヴォルスト(8月札幌勝ち上がり)→1勝クラス突破(5人気1着)

と人気以上に走ってきます。「9月以前に2歳ダート中距離戦を勝ち上がった馬」というのは、軽視できない予想ファクターの1つとして使えそうです。

今回の記事を書くにあたって昨年や一昨年のデータも調べましたが、概ね同様の傾向が見て取れました。これらの傾向は来年のダート3歳1勝クラス予想にも活きてきそうですね。

以上です。今週は端午Sということで、天皇賞・春の資金稼ぎに貢献できるよう、頑張って予想していきます。それではまた明日。