かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

はてブのフェミニスト界隈がまた騒ぎ出したので、中身を丁寧に分析していこうと思う。

kaerun4451.hateblo.jp

 以前このような記事を出させていただいたのですが、この記事が発端となってちょっとツイッターのほうでひと悶着あったようで、投稿者として軽く触れておきたいと思います。

どの部分をどう解釈されたのかはわかりかねますが、おそらくこの部分のことでしょうかね?

つまり今、男をキモいキモい言いまくるフェミニストのババアたちは、女をエロい目でしか見ない変態ジジイとベクトルが真逆なだけで同質だということが論理的に説明されたわけだ。

負の性欲について - かえるん日記

 「キモいはほぼ怖いと同じ意味だと思うよ」とのことですが、受け手にとっては「キモい」と「怖い」は雲泥の差だと思います。だからそこでのワードチョイスは絶対に間違ってはいけないと思いますし、「キモい」と言われる側の精神的ダメージについても考慮できないのであれば、あなたの言うように「キモいと言うことでイジメを楽しんでいる」と捉えられても仕方ないのではないかと感じます。「怖い」のであれば「怖い」と意思表示すべきですし、そこに「キモい」というワードチョイスは絶対にあってはならないでしょう。

引用ツイートしていただいたので記事が伸びて嬉しい限りですが、今の私の意見に対してどのように考えているのか、ぜひ聞いてみたいところです。

さて、今日の本題はここから。こんなエントリーがあったので紹介していきたいと思います。

seafoodfriends.hatenablog.com

 どうやら少年漫画家vsフェミニストでバトルがあったようで、それに関する詳細が示されています。余談ですが、これ書いた人は相当文章力あるなあと感じました。非常に読みやすくて面白い文章でしたね。暇な人は読んでみては。

当然のことながらこの文章に関して気になる点がいくつかあったので、ちょっと羅列していきたいと思います。

まずはじめに気になったのは「特定の対象が不快になる表現=差別」というのがよくわからないということです。

いや、黒人が不快に思う表現って差別でしょう。「差別じゃありません」って言っても、それは認識が甘いし、差別を知らなすぎる、知らずに生きてこられたからです。

「普通の女の子」に炎上してるアカウントを譲ったらフェミニストになった話 - 魚心あれば水心

 筆者は「男⇔女」を「白人⇔黒人」と差し替えて説明していますが、不快=差別がどういうメソッドでそうなったかというのが全く説明されていないですし、そのうえで不快=差別を前提としたうえで話が進んでいくので、基本的に論理として成り立たないんですよね。まずは「不快に思う」ということがどう「差別」に繋がるのか、根拠を示してしっかり説明してほしいところです。個人的には、「不快」という主観的感情を「差別」という一般的概念に組み込むというのはどうかと思いますが。

この時点で釈然としない形にはなるでしょうが、一応「不快=差別」が成立するとしてこの後の部分を見て行きましょう。

作中で「黒人」が不快になるけど「白人」が不快にならないものを書いたら、実際にみた白人がそれを内在化して現実世界に落とし込む危険性があります。まだ分別もついていない、価値観形成過程の、少年少女くらいの年代だったらそのまま全て鵜呑みにしてしまう危険性もありますね。

「普通の女の子」に炎上してるアカウントを譲ったらフェミニストになった話 - 魚心あれば水心

 これに関しては概ね同じ意見ですが、果たして明確な線引きでその危険性の「ある」「なし」を決められるのかという論点は出てくると思います。実際「女」の大多数が不快になるけど「男」の大多数が不快にならないもののハードルってかなり高いと思うんですよ。例えば「巨乳」を描いたとして不快になる男性も当然いるだろうし、それこそ不快にならない女性だって大勢いるでしょう。それを、「全ての女性が私と同じ意見を持っている」みたいなニュアンスで書いてしまうのは、どうしても論理の飛躍に繋がってしまうのではないでしょうか。

これは男性に置き換えて具体例を挙げて説明するととてもわかりやすくて、少年漫画には「ハゲオヤジ」みたいなキャラクターがたくさん出てくるわけですが、それを「特定の男性」は不快に思うかもしれないけど、「その他の男性」は不快に思わないなんてことは当然あると思います。女性についてもそれと一緒じゃないでしょうか?「巨乳」も「ハゲ」も先天性の要素に大きく依存するものです。

そもそも筆者も、「ほとんど全ての女性が不快に思う」などの社会問題に比類し得るものは「差別」みたいなニュアンスの前提を書いていましたし、その前提の成立が困難な状況であるならば、筆者の意見に説得力をもたせるというのは難しくなってくるのではないでしょうか。

あと根本的な話をすると、少年漫画(今回はジャンプ)って、コンテンツ自体を遮断しようとすれば容易に遮断できると思うんですよね。こないだの「巨乳ポスター」の件に関しても万人の目に触れるコンテンツだから問題になったのであって、今回は別にそれを読まなくても全然良いわけじゃないですか。「不快」という感情を解決できるそういった明確な手段があるにも関わらず、わざわざそれを見て「不快」だと言うのはちょっと自分勝手すぎると思います。

まあ筆者は作者さんに直接言ったわけじゃなくて、あくまでも友人へのリプライとして送っただけということを強調していましたが、リプライは万人の目に触れる公共の場ですから、それを作者のファン達に批難されるというのは仕方なかったのではないでしょうか。筆者が自分で言っているようにDMでやるべきでしたね。

簡易的ではありますが、上に挙げたエントリーを読んで私が思ったことはこんな感じです。これらに関して納得のいく説明が欲しいところですね。

 

何の形にせよ自分の書いた文章が議論の対象になるというのは嬉しいものです。これからも人に何かを考えさせるような記事が書ければと思います。それではまた明日。

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