かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

コロナ禍の就活を終えて思うこと。

私は3月から就職活動をしてきましたが、先月無事に第2志望あたりの御社に内定が決まったということで(第1志望は普通に落ちた)、感想を書くというか、総括していこうかなという記事になります。今年は異例ずくめの就活になったと思いますし、そういう年に就活を経験できたという点で、多少は文章に残しておく価値はあるのかなと感じます。

例年の就活との相違点

私が就職活動初体験だったという部分で主観的な比較が出来ないのはアレですが、今年の就活の例年との大きな相違点としては、まず「オンライン化」が挙げられると思います。例年であれば、

企業説明会ES提出SPIグループワーク集団面接個人面接内定

という流れになるところが、

企業説明会(オンライン)ES提出オンライン面接(個人が主体)内定

という形にシフトされていました。グループワークや集団面接といったものが中止を余儀なくされたことで、より個人面接の比重が重くなったのではないかと感じます。

個人面接優勢の流れで就活生に求められたもの

個人面接で20~30分間みっちり質問攻めを受けるとなると、やはり難しいのは「一貫性の保持」だと思います。志望動機自己PR大学時代にやってきたこと入社後にやりたいことの4点がそれぞれ連動していて、各項目が各項目の主張を補完できるような構図になっているかどうか、これが出来ているか出来ていないかによって面接官に与える印象はかなり違ったのではないかと感じます。

結局のところ就活って「ホラ吹き大会」だと思うのですが、ごまかせない部分(通っていた大学、学部、卒論の内容、所属していたサークル、アルバイト)というのは必ず出てきます。「一貫性」を持たせるためには、「大学時代にある程度志望動機に繋がるようなことをしていなければならない」というのはあって、私であれば、地学科に入学し、鉱物資源系の研究室に所属し、論文を出し、鉱物資源系の会社を志望したという点で一貫性がありましたが、これが例えば私の経歴で食品業界を志望するとなれば、大学でやってきたことと、志望動機に一貫性が無くなってしまいます(新たに志望動機を作り上げる形になってしまう)。

そう考えると、今年の就活はレールに沿った形での志望職種選択が強く、いわゆるレールから外れる形での志望職種選択が弱いというのが顕著に出ていて、「この業種に就職するためにこの学部に入り一生懸命勉強してきた」「この業種に就職するためにこのサークル(アルバイト、ボランティア)をしてきた」というようなストーリーが形成できる人が勝ち残り、「適当に学部を選んで入ってみたけど実が入らず、関係ないけど他に興味のある職種が出来たからそこを志望した」みたいな人は削られていく傾向がかなり見られたと思います。つまり就活のために作り上げた(でっち上げた)志望動機では対応できず、むしろ就活に向けて勝手に形成されていった単純な志望動機のほうが対応しやすかったかなというのは感じます。

グループディスカッションや集団面接等になってくると、他人との差異を使って企業側に印象を持たせるという点で奇抜な経歴、とっさの対応力、でっちあげ力というのが活かされていたと思うのですが、いかに準備してきたかという点のみが問われるオンライン個人面接ではそういうものは活かされにくかったかなとは感じます。

今の情勢を顧みると、来年まではこういった就職活動の傾向は続くんじゃないかなとは考えています。自分が大学に入って今やっていることが、果たして就活する際の志望動機にどう繋がってくるか。早いうちに考えておけば、後々アドバンテージとなってくる部分は大きいのではないでしょうか。

kaerun4451.hateblo.jp

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今日はこの辺で。今年は梅雨が長かったので、盆でも夏の終わりという感じがしないですね。熱中症感染症には十分気を付けて。それではまた明日。