かえるん日記

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【大外一気】東京ダート徹底解剖【フェブラリーSウィーク②】

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今週はフェブラリーSということで、府中のダートを徹底解剖していこうという記事です。かなり癖の強い競馬場で私も度々苦戦していますが、予想をするうえでのポイントとなる事項はまあまあ押さえているので、少しでも参考になればと思います。

キックバックと三日月型好走ゾーン

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府中ダートの特徴としてまず挙げられるのは、「インが使えない」ということです。理由としては、キックバックを受けることによる失速>>インをロスなく回すことによる恩恵という大箱コースならではの特性にあります。中京ダートの解剖記事にも書きましたが、コーナーで外を回すロスの度合いというのは、コーナー角の緩急に依存します。東京コースは日本の競馬場ではダントツでコーナー角が緩く、コーナーで外を回したところでそれほどロスを被らないんですよね。それに加えて当然外にいる馬のほうがキックバックによる失速が少ないため、必然的に外にいる馬が有利になるわけです。上の図は東京ダートの4角における馬群を簡略的に図示したものになりますが、赤帯が好走率が高いゾーン、青帯が好走率が低いゾーンとなり、赤帯が三日月状になることがわかると思います。基本的には赤帯にいそうな馬を狙うというのが得策になってくるのではないでしょうか。

ちなみに雨が降るとキックバックは弱まるため、このバイアスは弱くなります。

ペースによる好走帯の変化

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東京2100はタフコースすぎて基本的にラストバタバタという流れがベースになるので、ここからは1400・1600に絞ってレースラップ関連の話をしていきたいと思います。東京1400・1600で考えられる展開パターンは大きく分けると2つしかありません(4角からゴール板が遠すぎて、コーナーマクリの可能性を考慮する必要がないため)。

①馬群縦長→コーナーで馬群が詰まる

②馬群凝縮→そのまま直線に突入

東京ダート1400・1600では、「ハイペース→馬群縦長、スローペース→馬群凝縮」という相互関係が概ね見られます。なので馬群が縦長の状態で推移しても、4角ではだいたい馬群が詰まってくるんですよね。他の競馬場の一周競馬ではスタートしてからすぐにキツい第1コーナーがあり、スローペースでも馬群が縦長になってしまうのですが、東京の場合はスローペースの場合必ずと言っていいほど馬群が詰まります。上の図を絡めて説明すると、の場合は当然馬群前方の馬は早めに脚を失うので緑帯の追い込み馬が台頭し、の場合は前の馬が脚を残した状態で後ろの馬がキックバックで余計に消耗するため黄帯の先行馬が台頭します。

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この2つを組み合わせて考えると、狙うべきゾーン帯が見えてきます。例えばテンから飛ばす逃げ馬がいる、もしくは先行馬の割合が高くハイペースが予測されるときには、赤帯緑帯の馬をセットで狙えますし、先行馬が少なくペースが落ち着きそうな時は赤帯黄帯の馬をセットで狙うことができます。こういう風にして、ゾーニングからある程度連系馬券の相手を絞りやすいのが東京ダートの特徴です。

今回のフェブラリーSで言うなら、で絞るならモズアスコットノンコノユメサンライズノヴァヴェンジェンス等から外枠に入った馬を中心に、で絞るならインティワイドファラオアルクトス等を中心にという2パターンの馬券を組むことが出来ると思います。メンバー構成を見る限り極端なハイペースにはならなそうですが、当日の馬場状態、枠順次第でどちらの展開になるかが結構変わってきそうです。現時点ではこれくらいしか言えることはないですかね。

今日はこんなところで。東京ダートはとにかく外ということがまず大前提にあって、それをベースに展開予想からの前後ろの出し入れというのが予想の大原則になってくるかと思います。コースの特性を理解し、それを馬券にどう繋げていくかが大切です。

フェブラリーS出走馬の指数や全頭診断は予想記事に組みこむ形にしたいと思います。枠が出ないことにはどうしようもないので。それではまた明日。