かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

はてなブログを読むべき人間は、多分はてなブログを読まない。

はてなブログというコンテンツは素晴らしいと思う。いろいろな社会問題に対して、ワイドショーでは語られないような核心をついた議論がなされている。そしてこのコンテンツには、人の心を動かすような魅力的な文章を書ける人間が数多くいる。ここは頭の悪い現代社会の中においてオアシスのような場所だ。私はここに来ていろいろな記事を読むようになってから物事の見方や考え方が変わったし、それによって生き方も変わった。

ただ、これらの数々の素晴らしいコンテンツが社会を動かせるだろうか?社会を変えられるだろうか?

これはYESとは言えないだろう。社会問題の核心をついたその素晴らしき文章は、我々問題を啓発する側の人間の心は打つだろう。しかし社会問題を啓発しようとするような人間が、そもそも社会問題の根源になっているだろうか?

これもYESではない。社会問題の根源となっているのは、こんなブログなんか読みにこない頭の悪い連中だ。だからいくらはてなブロガーが素晴らしい文章を長々と書いたところで社会は変わらないのだ。

キャッチーに言い換えれば、結局人に暴力をふるうような奴が1000文字の文章なんか読めるはずがないのである。ブログの限界はそこにある。いくら我々が問題を提起してそれをたくさんの読者が読んだところで、それは意見の共有にしかならない。言ってしまえば自己満足だ。

ここでお前らは、文章がダメなら話せばいいじゃないかとか思うかもしれない。だが結局文章も言葉も同じだと思う。バカは論を理解しないから論破できない。

結局何が言いたいか。どんなに素晴らしい文章でも伝わらなければ意味がないのだ。意味がないは言い過ぎたが意味は薄いと思う。

もし伝わるとすれば、それはアニメや映画などのなんらかの媒体を通してか、日常生活の経験則としてしかない思う。だから我々はてなブロガーは、結局日常に即しかないのだ。ありふれた日常にちょっとした問題提起があれば。きっとブログの「正解」はそういう文章だと思う。

今日はこんなところで。それではまた明日。