かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

オタクに営業をかける。

 

凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク
 

 

オタクの定義

オタクと言うとアニメだとか漫画だとかいう先入観が付いて回りがちではあるが、今日私が議題にするオタクはもっとマクロな視点でみたオタクである。

つまるところ「ある分野に精通している人。没頭している人。ものすごく詳しい人」という意味でオタクという言葉を使いたい。マニアと言ったほうが適切なのだろうか。とにかくそういう人に対してどう接していくかというのを議論したい。

まだ分かりずらいだろうから具体例を挙げる。私はこの数か月間かなりの時間を競馬に割いていて、いわば「競馬オタク」なわけだ。

例えばその私に対してお前らが「営業」をかけなければいけないことになったと仮定する。そうなればお前らは入念に私の事をリサーチし、私の興味を引くために競馬の話をしようとするだろう。そうなった時にお前らは「こないだのアーモンドアイ負けちゃいましたね」とか言うわけだ。これはどうなのかという話をしたい。私からしてみれば「こいつちょっと事前に私の事をリサーチしてきたな」と関心はするが、それ以上にもそれ以下にもならない。

しかし、お前らがもし「こないだのゴルトマイスター強かったですね」と言ったら。私の心はお前らに掴まれる。営業はきっと上手くいくだろう。つまり今の例の場合、競馬オタクの私に競馬を利用して営業をかける場合、リサーチの段階で「私が競馬が好きである」という情報だけでなく、「私が競馬の中でも3歳のダート戦が好きである」という一歩踏み込んだ情報までを獲得しなければならないわけだ。

「ニワカは逆効果」という格言

だから〇〇オタクに対して〇〇を利用して営業をかける場合、中途半端なリサーチでは不毛どころか逆効果になってしまうこともあるのである。

ニワカは逆効果だ。ならばどうすればいいか?「私は〇〇のことは全く知らないのですが、どういう部分が魅力なのですか?」というスタンスを取ればいい。そのほうが「ちょっと知っています」という状態よりも格段にいい。〇〇オタクは〇〇について素人に語ることがとにかく好きなのだ。それを活用して聞き手に回ればいい。営業をかける側が聞き手に回るというのはビジネス論的には「外道」であるが、オタクを相手にする場合はそのほうがいいと思うのだ。

このブログの読者にセールスマンがいるかは知らんが、「オタク」という人種を相手にする場合、徹底して聞き手に回るというのは有効な手法の1つだと思う。ぜひ試してみてほしい。今日はここまで。それではまた明日。