かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

なぜ人は空のカバンを持ち歩くのか?

 

anond.hatelabo.jp

 面白いエントリーを見た。私は基本的に最低限のものしか持ち歩かない。競馬場に行くのだって基本手ぶらだし、なんなら1泊2日で旅行に行くってなっても手ぶらで行く。替えのパンツはどこかで買えばいい。

まあなんというか、カバンがあったほうが見栄えがいいというか、出来そうな感じがいいというか、収まりがいいというか、そういうのはあるかもしれない。だが、必要がないカバンを持つ必要はないと思う。理由は必要がないからだ。

 

 

少なくとも仕事をする恰好じゃないと言われる筋合いはないだろう。荷物をたくさん持っていることが偉いのか?そんなことはないはずだ。

荷物を持つことは良いことだという風潮

 

日本人は荷物を背負うことを美徳とする習慣でもあるのだろうか?ちょっと昔の話をしたいと思う。小学生の時も中学生の時も、私は勉強道具を全て学校に置いていた。筆箱すら持たなかった。シャーペンと赤ペンを1本ずつポケットに入れていた。それが一番効率がいいと思ったからだ。どうせ家で宿題なんかしない。

だがこの日本の学校には「置き勉チェック」という悪しき風習があった。毎月水曜の第2週に行われていたので、私はその日だけ勉強道具を持ち帰った。ある時抜き打ちで置き勉チェックが行われた。ありとあらゆる勉強道具を全て学校に置いていた私はたんまり怒られた。「みんな持ち帰っているのにどうしてズルするの?」と言われた。どの辺がズルなのだろうか。持ち帰る必要がないものをわざわざ持ち帰るほうがバカでは?私の行為はズルではなく利口だ。子供ながらに悔しくなった記憶がある。

昔話にお付き合いいただき感謝。前に「娘のランドセルの中身が重すぎてビックリした。なんで教科書を学校に置いちゃダメなの?」というツイートを見た。まあなんでもかんでも学校に置いておくのはよくないが、家に持ち帰るのは最低限でいいのではないだろうか?日本人は自分の持ち物を傍に置いておきたがる。だが周りに物が多いと「自由」じゃなくなる。余裕がなくなってしまうのだ。だから私は手ぶら通勤には賛成だ。形じゃないんだ。効率をもっと貪欲に追及しよう。それではまた明日。