貧乏だってデートくらいはできる(浅草編)

貧乏だからデートに行けないなんてのは言い訳にすぎない

彼女とデートに行くには金がかかる。ディズニーに行くもしかり、東京ドームで野球観戦するもしかり、ロックフェスに行くにも金がかかる。だからいっつも貧乏くさいデートになってしまう。これでは彼女に愛想尽かされても致し方ない。そんなことを言っているそこのお前。お前はもしかすると、このブログで私が安上がりでも貧乏くさくならないデートプランを紹介することを望んでいるかもしれない。だがそんなものはない。諦めろ。そもそも女は貧乏な男には寄り付かない生き物だ。貧乏人は努力しても、見栄を張っても、結局はボロが出て見透かされてしまうのだ。女は幻滅するだろう。だから私が紹介するのは貧乏くさいデートだ。ありのままの自分で向き合え。それでダメなら仕方ないじゃないか。彼女に教えてやればいい。庶民の生活の良さや温かさを。

 今回の舞台は浅草だ。庶民の温もりが溢れる街だ。そこでお前の良さをアピールしろ。きっと伝わるはずだ。金が無くたっていいじゃないか。そこに愛があれば金が無くたって貧乏じゃないのだ。

最初は浅草寺だろう

まず浅草寺に行け。雷門の前では待ち合せるな。人が多い。駅で待ち合せろ。駅からちょっと歩けば着く。女はインスタ映えを喜ぶ。適当に写真を撮らせて構内に入れ。ポイントとしては人が多いということだ。人が多いというのはどういうことか？手を繋ぐチャンスということだ。メモでもしておけ。構内に入ったら手水舎に行け。手と口を清めろ。彼女がわかってなかったら教えておけ。本殿に行ったら自分の住所と名前を心の中で言ってから願い事を言え。これも彼女に説明しておけ。終わったら花やしきだ。開園10時だから気を付けろ。

 日本一の遊園地

日本一の遊園地はどこか？ディズニー？USJ？富士急？笑わせるな。浅草花やしきに決まっているだろう。入園料1000円、乗り物券が11枚綴りで1000円だ。それにしても安い。だが十分楽しめる。まあローラーコースターとスペースショットが定番だろうがスペースショットはオススメしない。スペースショットに乗るとスカイツリーが見える。彼女がスカイツリーに登りたいと言ったら一貫の終わりだ。あれに登るには金がかかる。ローラーコースターは低速なので絶叫系無理なやつでも楽しめる。オススメなのはお化け屋敷とビックリハウスだ。お化け屋敷で彼女との距離を縮めるというのはベタなやり方なのであまり好きではないが、彼女に聞いてみて強い拒否反応がなければ入ってみるべきだろう。ビックリハウスはオススメだ。行けばわかる。

花やしきである程度楽しんだら小腹がすいてくるだろう。そしたら食べ歩きだ。まあ仲見世通りか伝法院通りがいいだろう。

浅草メンチは食っておけ

浅草メンチはまず外せない。これを食わなきゃ浅草に来た意味がないだろう。伝法院通りにあるからまずはこれを食え。ソースなんかかけなくても旨い。 焼きドーナツや大学芋、あとは浅草といえばあげまんじゅうもオススメだが、適当に腹を満たして東洋館だ。

東の笑いの聖地がそこにある

浅草東洋館は365日無休だ。ふらっと立ち寄っても観覧できる。木戸(寄席の入口)で2500円払って中に入り、空いてる席に適当に座れ。演目の途中での出入りはマナー違反だ。スマホの電源は切れ。あとは特に決まりはない。演目の前後で途中入場や途中退場は可能だ。飲食も自由。館内の売店でいろいろ売っている。はじめての人には敷居が高いように感じるかもしれないが、映画館に入るような感じで気軽に楽しむことができるのだ。帰りに気に行った芸人のストラップでも買っていけ。思い出になるだろう。次は最重要ポイントだ。ホッピー横丁に行け。夕飯はビシッと決めろ。

夜の浅草

ホッピー横丁はうまい店がたくさんあるが、ここでは鈴芳をオススメしたい。中でもピリ辛もつ煮込みは絶品だ。これを食わなきゃ浅草に来た意味が無い。酒もうまい。ラインナップも充実している。加えて安い。とりあえずこの店に入っておけば間違いないだろう。

鈴芳 楽

飯が食い終わったらほろ酔いのままちょっと街を散策して解散となる。夜の浅草がこれまたいい。風情が溢れる。

ロマンチックな気分になったら。キスのひとつでもしてみろ。彼女はもうお前のものだ。午後から半日デートの場合は花やしきにするか東洋館にするか彼女に聞け。あとはお前の好きなようにしろ。お前のデートだ。命運を祈る。

どうだっただろうか？もし彼女とのデートに困ったら浅草を検討してほしい。きっと楽しめる。いい街だ。ただその後別れることになっても保証はできない。それはきっと浅草のせいではなくてお前のせいだ。こういったデートプランは今後も不定期で投稿していくと思う。楽しみにしててくれ。それではまた明日。