かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

藤浪晋太郎について考える

阪神タイガース浮上の鍵を握る男

藤浪晋太郎がもがき苦しんでいる。24日のオープン戦では4回6四死球3失点で降板。ブルペンではサイドスローを試したという記事も読んだ。14勝を挙げた2015年シーズンのような頼もしさは微塵も感じない。もうあのような姿を見ることはできないのだろうか。あまり偉そうなことを言うなと熱心な虎ファンに言われるかもしれないが、別に私はここで藤浪のことを批判するつもりはないし、不調の原因について詳しく議論するつもりもない。まあ適当に読み流してほしい。

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イップスとは?

藤浪の突発的な乱調については、よくイップスという言葉が使われる。否定的な見解を述べる専門家もいるが、そう捉えられても致し方ないような有様だ。当初ある専門家が藤浪の不調は疲労からくる一過性のものだろうと豪語した。しかし一過性のものではなかった。復帰しては制球を乱し降格。復帰しては制球を乱し降格。そのたびにメディアは藤浪を責めた。2chでは散々叩かれた。もし藤浪の不調が心因性であるならば、責任は我々にも多少はあるのかもしれない。

イップス経験者から見たイップス 

私は小学6年から大学3年まで野球をやっていた。ポジションは中学以来ずっとピッチャーだった。転機は高校2年のゴールデンウィーク。練習試合でストライクが入らなかった。1アウトも取れずに降板した。それまでは何も考えなくてもストライクが入った。投げるということを意識しなくてもボールは投げたい方向に飛んで行った。しかしあの日からは変わった。ボールを投げるという動作がどうすれば出来るのかわからないのだ。最初は何球か投げれば投げ方を見つけ出すことできた。しかし時間を置いてもう一度投げると投げれなくなっていた。やがて投げ方を見つけ出しても数球投げるとその投げ方が崩れるようになった。そして私はある結論に辿り着いた。これはゲシュタルト崩壊だ。私の症状がイップスだったのかはわからないが、イップスは動作におけるゲシュタルト崩壊であると私は提唱したい。根拠はある。私はより長い期間投げないことによりいい球を投げることができた。ゲシュタルト崩壊も時間をおけば元通りになる。さらに私はマウンドに立って投げることばかり考えていたときよりも、野手になって咄嗟の状況判断で投げた球のほうがいい球を投げることができた。ゲシュタルト崩壊もその文字について意識しすぎることが原因だ。この仮説に基づけば、今藤浪がやっていることは逆効果だ。常に投げること、修正することを考え投げ続ける。そんなことをすればゲシュタルト崩壊が直ることはない。一呼吸置いて違うことを考えることが復調への最善策だと私は思う。まだシーズンは始まってもいない。焦ることはないんじゃないか?一旦投げることをやめてバッティング練習でもしたらどうだろうか?いずれにせよ阪神タイガースの上位進出には藤浪の力の必要だ。ファンは藤浪の復活を待ち望んでいる。しかし我々が焦ったところで何も生まれない。逆にプレッシャーを与えるだけだ。気長に待とうじゃないか。

2月が終わりを迎える。今月は東京新聞杯で三連複を的中させ好スタートを切ったがそこまで。フェブラリーS武豊と田辺の馬連ワイドを買ったが撃沈。田辺には何度裏切られれば気が済むのか。まあ3月は重賞がたくさんある。切り替えて予想していきたい。それではまた明日。