どうも、ダート予想のかえるんです。この記事では、３週にわたって行われていた秋の福島開催について振り返っていきます。
久々に振り返り記事を当週に出すことが出来ました。微力ではあると思いますが、明日からの予想のお役に立てればと思います。
福島ダート2400
推奨馬成績
推奨馬成績は(0-0-0-2) 単回収率0% 複回収率0%となりました。難しかったですね。
勝ち馬指数・レース傾向
特殊条件ですが、馬柱を見た感じのメンツとしてはかなり揃っていた印象です。ただ絶対にここは合わないだろうという馬も結構いたので、ここのパフォーマンスはあまり参考にならないかなと思っています。
福島ダート1150
推奨馬成績
推奨馬成績は(1-1-1-9) 単回収率25.5% 複回収率42.7%となりました。荒れる条件だけにかなり振り回しましたが、１つくらいは大穴を嵌めたかったですね。
勝ち馬指数・レース傾向
下級条件中心でしたが、レースレベルは低め～標準のライン。新潟は使っても福島は使わないという関西の厩舎もあったりするので、必然的にメンツは薄くなりますね。
福島ダート1700
推奨馬成績
推奨馬成績は(4-0-3-9) 単回収率212.5% 複回収率123.1%となりました。色字推奨に限れば(4-0-2-6)ということで、なかなか精度は出せたんじゃないかなと思います。
勝ち馬指数・レース傾向
道中で動くレースが多く、結構めちゃくちゃなラップを踏んでいた馬が多かった印象です。あとはこれだけマクリが入ると先行馬は必然的に苦しくなってくるので、ここで垂れてしまった馬なんかを中京あたりでサルベージしていきたいですね。
2020 福島ダート ベスト騎乗
今年の福島開催はこれで終了ということで、恒例のベスト騎乗発表コーナーです。年間グランプリに向けて現在の候補はこちら。
というわけで、かえるん日記が独断と偏見で選ぶ、2020福島ダートのベスト騎乗はこちらのレースから。
11/14 福島１レース(17・２歳未勝利)
ルーパステソーロ(２人気１着) : 西村淳也J
マラソンとかと同じで、競馬で大事になってくるのは「いかにフラットなペースを刻めるか」といったところだと思っていて、例えば1000mを３分で走るとすると、200mごとのラップは36秒-36秒-36秒-36秒-36秒と刻むのが理論上は最もスタミナ消費量が少なくなり、最も効率的です。ダート競走では、単純な脚の速さというよりも、「いかにスタミナを消費しないか」が重要になってくるので、フラットなペースを刻むというのは芝以上に重要な要素として絡んでくるわけです。
それを踏まえて同レースのラップを見て行くと、
7.1-11.6-11.9-13.1-13.6-12.2-13.1-13.1-13.0
となり、フラットなペースとは程遠いことがわかると思います。この乱ラップの中で西村淳也Jは、11.6-11.9のテン争いで無理に前を追いかけず、13.1から13.6と落ちたタイミングで一気にマクって先頭に躍り出ました。おそらくこの時のルーパステソーロは12.8-12.5-12.2という風にそれほど無理な加速をせずにマクっているのですが、他の馬からしてみれば13.6で走っていたところをいきなり12.2にペースアップするわけで、これは自らが効率的なラップを刻むためのマクリというだけではなく、他馬に非効率的なラップを刻ませるためのマクリにもなっていたわけです。
一見ただの９馬身差圧勝に見えるかもしれませんが、人気馬に乗っても焦ってテン争いに加わらずに馬のリズムを重視し、緩むタイミングを見逃さずに果敢に動いて行った西村淳也Jの好判断があってこそのこの着差なわけで、これは買えるジョッキーだなあと改めて思わされる素晴らしい騎乗だったと思います。記憶に新しいという部分はありますが、私の中ではここはダントツでの選出でしたね。取るべくして取った福島リーディングだと思いますし、同世代として非常に注目しているジョッキーの１人です。
総括
秋福島全体の推奨馬成績は(5-1-4-19) 単回収率126.9% 複回収率84.1%となりました。夏の福島開催がひどかったので、ある程度修正はできたかなという感じです。
2020全体での福島ダートの推奨馬成績は(18-7-13-56) 単回収率113.5% 複回収率92.8% 個人の馬券としては購入120000円 払戻97760円 回収率81.5%。なかなかローカルということで難しいレースが多かったですが、取るところはキッチリ取ってなんとか踏ん張ったという感じですかね。特に1700は結構手ごたえを掴めているので、来年こそはキッチリプラスを作りたいところです。
以上。明日の予想もよろしくお願いします。それでは。
