かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

結局のところ人生に必要なのって「ミート」とか「パワー」じゃなくて「青特」だよな。

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「青特」と言われても、おそらくコナミの「実況パワフルプロ野球」シリーズをプレイしていない人はあまりピンと来ないかもしれませんが、いわゆる「青色の特殊能力」のことです。「青特」を持っていれば、ある特定の状況、特定の条件においてのパフォーマンスを大幅にアップさせることができます。例えば上の写真に載っている選手は、基礎的な能力パラメーターが「オールE」であり、正直これだけでは使い物にならない選手です。しかし、ここに大量の「青特」が付くことによって一気に使い勝手が良くなっていきます。例えば「チャンス」の青特が付いていることによってランナーが得点圏にいる時に起用しやすくなりますし、「対左投手」の青特が付いていることによって相手が左ピッチャーの時に起用しやすくなります。このように、「青特」は時に「基礎パラメーター」を凌駕し、「青特」こそがその選手の個性魅力となってくるのです。

いつやるか? 今でしょ!

いつやるか? 今でしょ!

  • 作者:林 修
  • 発売日: 2012/03/10
  • メディア: 単行本
 

50年近く生きてきて思うのは、本当に得意な分野はそんなに多くはないということです。

逆に言えば、これは勝てるという場所を1つ見つけてしまえば、人生は大きく開けます。

林先生の文章をちょっとお借りして持ってきたのですが(とある媒体で抜粋されていた文なので著作権は大丈夫)、凡人の視点から見ると共感すべき点はかなりあるなと感じます。テレビ番組やスポーツなんかを見ていると、たまに「なんでもできる凄い人=オールAの人」が出てたりすると思うのですが、そういう人っていうのは本当ににしか居らず、だいたいの人って「何か1つが凄く出来る人=能力はC~Eくらいだけど、凄い青特を1個持っている」だったりすると思うんですよね。一見テレビに映るような我々凡人とは似ても似つかないスーパースターであっても、見方によっては、何か1つ出来ることがあって、その1つを大々的に披露しているだけにすぎないと捉えることもできるかと思います。まあもちろんその1つが物凄く突出しているというのは言うまでもないのですが、結局は「一点突破」だということです。個人の感想かもしれませんが、こう考えた途端一気にスターへのハードルが落ちるというか、自分でも何かしら一転突破してスターになれるんじゃないかというように感じることが出来ると思います。

今の社会って結局、「他人との差別化」が良くも悪くも求められると思うんですけど、やっぱり人には無い「青特」を持っていると、他人との競合で選ばれやすいケースというのは増えてくると思います。これは例えば本当にどうでもいい特技でも良くて、私なら「元素全部言える」みたいな使えない特技(みんはやでは死ぬほど役立つ)を持っているわけですが、例えば化学メーカーに営業に行くやつを人間としての基礎パラメーターが同じ2人から選ぶとなったとして、「じゃあ元素全部言えないやつよりも元素全部言えるやつ行かせたほうがいいか」と極論的にはなると思うんですよね。むしろ「オールD」よりも「オールE+元素全部言える青特」のやつを行かせるまであると思います。

人生に必要なことの1つに「選んでもらう」ことを挙げるのであれば、前述の通り「基礎パラメーター」を磨くよりも、一点突破して「青特」を取得したほうが断然「効率が良い」と私は思っています。その「青特」は日常で使えるように狙って付けてもいいですし、一見自分の生活には直接関わって来ないようなことでもいいと思います。人と関わる際に、自分の日常には関係なくても相手の日常には関係のある事柄というのは結構ありますし、そういった事柄に自分の「青特」が含まれていれば、そこでまずアドバンテージを取ることができます。明日どんな能力が必要になるかなんて、明日になってみないとわからないんですよね。

よくベットに横たわりながらネットサーフィンをしていて、「時間を溶かした」と表現する人がいると思うんですけど、私はそうは思わなくて、例えば「Yahooのリアルタイム検索」をよくぼんやり見るとすれば、「Yahooのリアルタイム検索をよく見る」という「青特」が出現するシチュエーションだってあるかもしれません。そうやって「何がプラスになるかわからない」「何が青特になるかわからない」と思いながら過ごせば、何気ない日常に一気に「有用性」が生まれますし、そういうポジティブな思考が運を引き寄せることにも繋がると思います。少なくとも「こんなことやってても意味がない」と思いながら生活するよりはよっぽどいいのではないでしょうか。

以上です。今週もお疲れ様でした。良い週末を。それではまた明日。