かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

金がないから旅行に行かないなんてお粗末すぎる(前編)

2泊3日、予算は1万円

旅行に行きたいのに金がない。そんなお前らのために私が最高の旅行プランを考えてきたのでここで紹介したい。予算1万円以内で2泊3日を満喫させてやる。そんなの無理だ。1万円で何が出来る。お前らはそう言うかもしれない。だが諦めるにはまだ早い。旅行の楽しさはお金では決まらないのだ。例えグアムやサイパンに行ったところで楽しくないときは楽しくないだろう。行ったことはないが。

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旅行の準備

まずは日程の確保だ。これはなかなか難しいという人もいるだろう。だが3日間くらいの空きなら年に数回は作れるはずだ。何?3日間も仕事を休んではいられない?そんな社畜はこんなブログ読んでないでさっさと仕事に戻れ。さて、日程が決まったら事前に用意するものが1つだけある。自転車だ。ロードバイクなら文句はないが、貧乏なお前らにはクロスバイクが限界だろう。ママチャリしか持っていないというやつもいるかもしれない。なんならママチャリでも構わん。ただどうしてもクロスバイクがいいと言うならば買え。ただし予算外だ。だがアマゾンで注文すれば1万ちょっとで手に入るだろう。あとは自転車のライトは必ずあったほうがいい。前を照らすものだけではない。後ろを照らす用もだ。これは百均に売っている。 電車には乗らないのかって?愚問だ。我々には1万円しか与えられていないのだ。交通費に使ってどうする。

 忘れていたがリュックサックも必要だ。これは持っているだろう。なんでもいい。あまり小さすぎるのも良くないが背負えるタイプであれば問題ないはずだ。

 

 

これで必要なものは全て揃った。あとはぐっすり寝て旅行当日の朝を迎えろ。

1日目

旅行当日の朝、歯を磨いたらその歯ブラシをケースにいれてリュックの中にしまえ。持ち物は以上だ。着替えとかはどうするのかって?心配するな。後で手に入る。持ち物は歯ブラシ一本だ。自転車を漕ぐには背中が軽いほうがいいに決まっている。自転車に乗って家を出たら最寄りのコンビニに行け。水500mlと肉マンでも買え。肉マンは店の前で食え。水はリュックにしまえ。食っている最中にグーグルマップで「しまむら」を調べろ。着替えを持ってきていないからな。自転車の種類にもよるが、だいたい50キロ先くらいのしまむらがいいだろう。そこがとりあえず最初の目的地だ。そこに着くためのルートを大まかに記憶して自転車を漕ぎだせ。あまり大きい道は薦められない。交通量の多くなさそうな脇道を進むのがいいだろう。決して急いで漕ぐ必要はない。ゆっくり自分のペースでいい。疲れてきたなと思ったらコンビニにでも自転車を停めて休憩しろ。その際に今来た道が合っているかどうか確認するといいだろう。言うのを忘れていたが、この旅は出発地点が関東限定だ。関東平野は平坦であるため、ストレスフリーで何十キロも自転車を漕ぐことが出来るのだ。それと季節は夏をオススメしたい。薄着のほうが予算も少なく収まる。

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そんな自転車を漕いでるだけなんて何が楽しいんだ。お前らはそう言うかもしれない。しかしお前らは知らないだけだ。変わりゆく街の風景を眺めながらのんびり自転車を漕ぐことがどれほど気持ち良く、どれほど爽やかな気持ちになることができるのか。きっとお前らは時間を忘れて漕ぎ続けていることだろう。私たちの住む日本の景観はこんなにも風情豊かで美しかったのか。そうも思えてくるはずだ。さて、お前らは順調ならば夕方にしまむらに着くはずだ。どうせしまむらに来るなら最初から着替えを持ってくれば良かったじゃないか。お前らはそう思うかもしれない。そんなことは決してない。お前らはしまむらで知ることとなるだろう。旅行中に次の日着る服を選んで買うということがこれほどまでに楽しいことなのかと。これはファッションに無頓着な童貞でも十分に楽しむことが出来る。服を買うために服を買うのとは訳が違う。明日を過ごすために服を買うのだ。具体的にはパンツ、ソックス、ズボン、シャツだ。一式揃えても2000円はかからないだろう。ズボンもシャツも599円であれば1000円ちょっとで済む。パンツとソックスは99円だ。着替えを買ったらそれをリュックにしまえ。そしてグーグルマップでネットカフェを調べろ。ホテルには泊まらないのか?愚問だ。何度も言わせるな。我々には金がないのだ。宿泊費に使ってどうする。

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いいネットカフェの基準は半径5km以内に銭湯があるかどうかだ。銭湯とネットカフェとの距離は近ければ近いほうが良い。しまむらからネットカフェまでの距離は20kmくらいがベストだろう。近すぎれば早く着きすぎてしまうし、遠すぎれば銭湯が閉店してしまう。目的地が決まれば自転車を漕ぎだせ。丁度その時間帯は夕日が綺麗に見えるはずだ。もし曇りだったら?雲が見えるはずだ。ネットカフェが近づいてきたらかなり腹も減ってくるだろう。適当に飯屋に入れ。田舎のボロいラーメン屋に入れば600円ほどでたらふく食えるはずだ。腹が満たされたら銭湯に向かえ。丁度その時間は暗くなって見通しが悪くなる。車には十分注意しろ。

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 50km以上自転車を漕ぎ続けたあとの銭湯は至高だ。いかんとも表現しがたい。お前らは体の中の悪いものが全て洗い流されていくような感覚に満たされるだろう。そう、この旅はいい風呂に入るための旅と言っても過言ではないのだ。銭湯からあがったらさっきしまむらで買った服を着れ。そして近くのネットカフェに入れ。だいたい日付が変わるくらいの時間にはなっているはずだ。「本日は何時間ぐらいご利用されますか?」と聞かれるはずだから、「8時間ナイトパックで」と答えろ。1500円くらいで済む。次に「お部屋のタイプはどうされますか?」と聞かれるはずだ。そしたら「フラットルームで」と答えろ。空きが無い時はリクライニングチェアでもいいが、椅子では寝れない人もいる。注意が必要だ。部屋に着いたら目覚ましを7時間後にセットしろ。そして眠れ。ぐっすり眠れるはずだ。

2日目以降は後編で。後日公開する予定だ。それではまた明日。