かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

バカとブスこそ東京に行け!

被災地一部は「復興でなく移住」で論争 米山隆一氏、「地方を見捨てるのか!」批判に反論「どうインフラ維持するのか」: J-CAST ニュース【全文表示】

ちょっと前の話ですが、立憲民主の米山議員が今回の能登地震の件で、

復興ではなく移住を選択する事をきちんと組織的に行うべき(xの原文まま抜粋)

と書き込みまあまあ燃えていました。タイミング的にも国会議員がするべき発言では無いのはまあそうなのですが、超人口減少社会が災害大国を末端から蝕んでいるという現実がある以上、結構バカに出来ない意見なのかなと個人的には思います。理想論はいくらでも語れますが、死んでしまっては地域の伝統は引き継げないでしょう。

限界集落 - Wikipedia

日本には守るべき地誌、地域の文化があります。それはどう見たって満員電車に乗るスーツの大群よりは美しいし、面白いし、魅力があると、少なくとも私は思っています。だからこそ若者が輪島で塗師を目指したいと思えるような社会の仕組み作りが今の日本には絶対必要ですし、そうしなければ日本はどんどん画一化された面白くない、魅力のない国になっていってしまいます。今回の震災は、日本の地方過疎を真剣に議論するうえでのターニングポイントになったと思いますし、数十年後、「田舎の伝統技術を引き継ぐ」というコンセプトのビジネスモデルが一周回ってアツいのではないかと私は考えています(むしろ意図的にアツくするべき)

そう考えると、今後意識、能力の高い若者は東京よりも地方でこそ重宝される時代が来るかもしれません。逆に能力の低い若者が東京に来て、AI達の裏で待遇の悪い雑務をするような時代が来るかもしれません。

「バカとブスこそ東京に行け」

これを超人口減少社会に抗うキャッチフレーズに。まずは地方の崩壊を食い止めるところから始めるべきではないでしょうか。