かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

【チャンピオンズC 2020】傾向分析・徹底展望

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どうも、ダート予想のかえるんです。今週はチャンピオンズCということで、ダートブロガーとしては気合いの入る1戦となります。レースの最終的な予想・買い目は土曜の馬場等を考慮したうえで当日朝の定例記事に組み込もうと考えているのですが、あらかじめポイントは押さえておきたいなということで、週中にこういった特集記事を組んだ次第です。少しでも予想の参考になればと思います。

中京ダート1800について

kaerun4451.hateblo.jp

上の記事を読んでもらえればだいたいわかるかと思いますが、中京ダートは非常にバイアスのかかったコースになっています。改修後の中京で行われたチャンピオンズCの結果を見てみると、

2019

1着 クリソベリル イン2

2着 ゴールドドリーム 中団イン

3着 インティ 逃げ

2018

1着 ルヴァンスレーヴ イン2

2着 ウェスタールンド イン差し

3着 サンライズソア 外3

11着(2人気) ケイティブレイブ 大外ぶん回し

2017

1着 ゴールドドリーム 中団外

2着 テイエムジンソク 番手

3着 コパノリッキー 逃げ

11着(2人気) サウンドトゥルー 大外ぶん回し

2016

1着 サウンドトゥルー インサイドアウト

2着 アウォーディー 外3

3着 アスカノロマン イン2

2015

1着 サンビスタ インサイドアウト

2着 ノンコノユメ イン差し

3着 サウンドトゥルー インサイドアウト

5着(2人気) ホッコータルマエ 大外マクリ

2014 

1着 ホッコータルマエ 番手

2着 ナムラビクター イン2

3着 ローマンレジェンド 外3

過去6年で、コーナーで最内を回った馬(赤字)は4勝、2着3回、3着3回。しかもナムラビクター(8人気2着)、サンビスタ(12人気1着)、アスカノロマン(10人気3着)、コパノリッキー(9人気3着)、ウェスタールンド(8人気)と毎年のように穴を開けています。一方で、4角外3列目以上を回して馬券内に突っ込んできた馬は、ローマンレジェンドアウォーディーゴールドドリームサンライズソアの4頭のみ。しかもローマンレジェンドアウォーディーサンライズソアはいずれも先行外目からの抜け出し。ゴールドドリームは中団外目から仕掛けを遅らせるムーアマジックがあってのもので、まともに大外から差す競馬で馬券内に来た馬は1頭もいないんですよね。

基本外優勢のダート一周競馬において、なぜこれほど中京が異質になるのかというのにはちゃんと理由があって、それは、

①4角が下り坂になっている。

②3~4角がかなりの急カーブになっている。

③直線が長く、緩い坂がある。

というコースレイアウト上の問題に起因します。

4コーナーが下り坂の急カーブであるがゆえに、コーナーで前との差を付けようと加速していった馬は外にふっ飛ばされて前との差は詰まらず、そのあとの緩く長い坂と長い直線でガス欠になってしまいます。一方コーナーで内を回した馬は、外の馬が勝手に外に膨れていくので進路を確保することができ、かつ長い直線の前に脚を温存することができるというわけです。

以上が中京ダート1800のおおまかな傾向になりますが、チャンピオンズCに限れば、GⅠということでテンの速い馬が多く先行争いが激化しやすいこと、そもそも坂を2回登るタフなコースであることもあり、単純に前が残るわけではなく、インで溜めて差してくる馬が毎年台頭してきます。「どの馬が強いか」ではなく、「どの馬がイン差ししてくるか」という発想が、チャンピオンズCを予想していくうえでの最大のポイントとなることは間違いないでしょう。

2020 チャンピオンズC レース展望

テンの速いメイショウワザシがインに入り、揉まれたくないエアアルマスがそのすぐ外、先行したいアルクトスアナザートゥルースインティ、亀田J起用で積極策を取ってきそうなヨシオと前はかなりごった返しそう。ペースは上がり、ラストズブズブのタフな決着になりそうな感はあります。

その中で断然1人気のクリソベリルは8枠15番に入りました。ヨシオを見ながら積極的に出していくのか、中団でカフェファラオチュウワウィザードを見る形でポケットに収めるのかという部分はどうなるかわかりませんが、いずれにせよこのようなコース形態ですし、この馬が国内で負けるとしたらこのレースになるのかなとは考えています。

そのような並びの中で、内ラチ沿いでキッチリ溜められそうなタイムフライヤーゴールドドリームは面白いのかなと思っています。

タイムフライヤーは今年のマリーンSで抜群のコーナリングとギアチェンジを見せており、キツいコーナーをタイトに回る力が要求される中京1800はベストともいえる条件。前走はマイナス14キロに加えて持続力が要求される府中マイルということである程度は度外視できる敗戦ですし、好枠を引いて人気を落としたここは狙い目になってくるのではないでしょうか。

ゴールドドリームは昨年、一昨年のチャンピオンズCがいずれも優秀なパフォーマンス。馬群の中でしっかり脚を溜めて、コーナーを器用に回って抜群のギアチェンジを見せています。前走の南部杯は超高速決着で忙しかったですし、良馬場に替わればまだ見直せるでしょう。

そのほかの馬について軽く触れていくと、まずクリソベリルについては、前述の通りこの枠だと難しい競馬を強いられそう。ただ脚力はここならダントツトップの1頭ですし、鞍上の川田Jは中京ダートの特徴を完全熟知している騎手の1人。多少厳しい競馬になったとしても馬券内には来るかなという感はあり、まあ結局逆らえないのかなとは思っています。

カフェファラオは、前述の通り激化するであろう先行争いに絡んで行っても地獄、中団にいれば外からチュウワウィザード、クリソベリルあたりが被せてきそうで、揉まれ弱い同馬にとってはこの形も地獄。というわけで今回は相当難しい競馬を強いられるんじゃないかなと考えています。最近絶好調のルメールJということで人気もするでしょうし、このオッズで買えるほど好走率は高くないのでは。

チュウワウィザードはギアチェンジが得意なタイプで、持続力が問われやすい大井から中京に替わるのは少なからずプラス。昨年は1角でクリソベリルを前に入れたところで万事休すという形で、直線も行き場なし。その点今年はこの馬にとっては競馬しやすそうな枠に入りましたし、まあ人気はするでしょうけど買うしかない1頭にはなるのかなと思います。

あと穴人気しそうなクリンチャーサンライズノヴァあたりはあまり器用ではないタイプだけに、それぞれ阪神、東京→中京替わりとなるここは評価を下げたいですかね。

現時点での印

◎タイムフライヤー

ゴールドドリーム

▲クリソベリル

☆チュウワウィザード

最終的な印、買い目については当日朝にアップしますが、予想の大枠としてはこんな感じです。昨年は外してしまったので、今年はなんとしても回収したいですね。頑張ります。それでは。