2016世代(現3歳)の分解指数を上から20位まで並べてみた。この中からレパードSにビルジキールしか出ていないのが悲しい限りですが、何かの参考になれば。
分解指数表について「斤量はどう補正しているのか」という質問をいただいたのだが、斤量差は追走指数とTS指数で偏差をかける際に組み込んでいる。馬場補正も同様に組み込むことはできるのだが、馬場差は可視化できたほうがいいと思うので別枠で表示している次第。まだまだ試作段階ではあるので、ご意見等あればどうぞコメント欄へ。
さて、この20頭の種牡馬を見て行くとこうなる。
ゴールドアリュール 3頭
ヘニーヒューズ 3頭
ダイワメジャー 2頭
ロードカナロア 2頭
キャリオプリンス
やはり今のダート界を席巻するゴールドアリュールが3頭ランクイン。早熟傾向が強くこの時期ならハイアベレージを残してくるヘニーヒューズも3頭入ってはいるが、中距離路線ならやはりゴールドアリュールは断然である。さらに今年はシンボリクリスエスが不発だった。他のダート中距離をメインとする種牡馬に関してもなかなかアベレージが低い。ゴールドアリュール亡き今、ダート路線の質を維持するためにゴールドアリュールの代わりとなる種牡馬が求められている。
バレバレなのだが、ゴールドアリュールの後継として個人的に期待しているのはロードカナロアとダイワメジャーである。
ロードカナロアに関してはミッキーワイルドをはじめとしてダート適正の高い馬が非常に多い。馬体的に芝中距離だなって馬(サートゥルナーリアみたいな)もいるのだが、いかにもゴリゴリという感じの馬もいる。特に母系にノーザンダンサーを入れてクロスさせているカナロア産駒に関してはかなりダート質に振れる印象を持っていて(それも中距離)、もっとダートに目を向ければ覚醒してくるカナロア産駒もたくさんいそう。まだサンプル数は少ないが、ロードカナロアがダートのリーディングサイアーになってもおかしくないのではと個人的に考えている。
ダイワメジャーに関しては、もちろんアドマイヤマーズやシゲルピンクダイヤのようにキレッキレというタイプもまれにはいるのだが、ほとんどの産駒は速い脚を使うことができない。というより緩急に弱い馬が多い印象で、それが芝1800以上で結果が出てこない要因になっていると思う(ロードヴァンドールも超タフ条件しか走らない)。その点ダートなら1800以上のほうがフラットになりやすいし、ダイワメジャーの傾向にビッタリ嵌まってくると思う。個人的にはダートに転戦すればデュープロセスのように魅力的な末脚を使えるようになる馬がたくさんいると考えている。
あと新種牡馬で行くとモーリスの産駒はかなりダート走ると思いますね。セレクトセールではダート馬かなって感じの馬が多かったように思う。
そんなところで。レパードSは何産駒が勝つだろうか。それではまた明日。