かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

惰性指数と前残りハイペース(プロキオンS展望・ラップ分析)

 

まずはじめに私の先週の中京ダート1400以上での予想結果をご覧いただきたい。

土曜

3レース(1900) ◎サブゼロ(8人気5着)

6レース(1400) ◎セデックカズマ(4人気3着)

8レース(1800) ◎バーンスター(8人気1着)

11レース(1800) ◎メイプルブラザー(9人気1着)

日曜

3レース(1800) ◎イルフェソレイユ(7人気2着)

7レース(1800) ◎シゲルイエロダイヤ(12人気5着)

10レース(1400) ◎カレンガリアード(7人気1着)

12レース(1400) ◎アシャカド(12人気11着)

これ全部内枠に入った追走質の馬買ってるだけなんですよね。こんなにバイアスが酷い欠陥コースは他にないと思う。とにかく内枠。とにかく追走質。とにかくデムーロ。これに尽きる。あとコーナーで差を詰める意識が強い騎手は苦戦している印象。実際松山騎手なんかは100連敗くらいしているはず。松山は京都だとめっちゃ買える穴騎手なのだが、とにかく乗り方が中京のレイアウトと合わない。

プロキオンSラップ解析f:id:kaerun4451:20190702112644j:plain

 今回はこの表を基に解析していきたい。詳しい見方についてはユニコーンSの解析記事を参考にしてほしい。

 

kaerun4451.hateblo.jp

ただ今回少し指数の算出方法を変更していて、持続指数をTS指数に組み込んだ代わりに、新たな概念である惰性指数という数値を取り入れた。

惰性指数

私がもっとも重視する追走指数(どのくらいのペースまで脚を使うことができるか)は、そもそも脚を使えるという前提の数字であって、いわゆる全馬が脚を使えないようなハイペースの場合が考慮されていなかった。それを補完するために、脚を使い切った後に惰性でどれくらいのラップを踏めるかの数値である惰性指数というものを導入した。ベースを10点として、その馬が追走限界を超えた場合の残り2ハロンのラップを14.0(フラット馬場)を基準値にして偏差的に評価して加点する。特性上減点はできないのと、これまで脚を使い切ったレースをしていない馬に関しては10点で低めに出てしまうというのが難点ではあるが、芝じゃあるまいしそんなに脚を余すということもないのでは。実際今回のプロキオンS出走馬は全頭ラストバタバタの流れを経験している。

展望

 

 この新たな惰性指数を踏まえて議論をすると、マテラスカイの逃げが濃厚な今回のメンバーではおそらくハイペース逃げで追走質なラップ構成になると想像できる。そうなってくると厳しいのがサンライズノヴァ。同じ脚質のキングズガードは中京ダートべらぼうに上手いデムーロだし、タイトに回れるので最後方からイン突きという競馬ができそうではあるが、サンライズノヴァに関してはコーナーで詰めに行く松若が鞍上だし、GⅠ転戦組としてはかなり低めの追走指数が出ている通りハイペースだと自身も脚がそがれてしまう。ハイペース前提で予想するならば1円もいらないだろうなというイメージ。

その他の先行馬には前半要素でアドバンテージを作って惰性で粘るタイプのウインムートがいたり、完全に追走質で良さが生きるタイプのサクセスエナジーがいたりと、むしろハイペースになればなるほど前で決まりそうなメンバー構成になった。その中でも注目したいのはやはりミッキーワイルド麦秋Sの時計は重賞級であり、追走質ならば現役屈指の差し馬だと思う。ただ外枠で前走のようなイメージで乗るとかなり危険で、コーナーで動いて坂下で止まる中京特有のぶっとびパターンが見られそう。是が非でも内枠を引きたい1頭だと思う。あとはレース崩壊して200~300メートル惰性減速という流れのレースになればアードラーヴェンジェンスあたりも穴なら面白い。 ただいずれにせよ内枠を引くことが絶対条件にはなってくると思う。

結論

◎内枠入ったミッキーワイルドor内枠入ったマテラスカイor内枠入ったキングズガード

〇内枠入った何か

サンライズノヴァ、外枠

中京ダートは指数を出したうえで、指数を絶対視するのではなく「指数的内前」に

張るというのが鉄則だと思う。今日はここまで。絶対取りたいレース。それでは。