さて上半期のラストを締めくくる帝王賞。我々ダートの人間からすると、宝塚記念や有馬記念というよりは、帝王賞や東京大賞典のほうがより「締め」感がある。その宝塚記念は◎リスグラシューが圧勝。なんかレーンが上手く乗ったから勝ったみたいな風潮があるが、別に前目につけなくても後ろから1頭だけ違う脚で差してきて勝っていたと思う。それくらい指数的には抜けているパフォーマンスだった。
帝王賞ラップ分析
ご覧の通り。この図の詳しい見方についてはユニコーンSの際に解説しているのでそちらを参考に。
まとめると、現状3強オッズになりそうなインティ、チュウワウィザード、オメガパフュームのここ最近のパフォーマンスは、4番人気以下の落ち目の馬の生涯最高パフォーマンスよりも高い。なので基本的にはインティ、チュウワウィザード、オメガパフュームの3頭で決まるのではないかなという印象。ちなみにルヴァンスレーヴの指数は139、ゴールドドリームの指数は146だったので、この5頭が揃い踏みしていれば史上最高レベルの帝王賞が見られた。2頭の回避で馬券妙味は正直言うとかなり薄れて、帝王賞じゃなければ買わないかなという雰囲気になってしまった。残念だが、簡単になった分絞ってドンピシャを狙いたいと思う。
表を見れば分かる通りインティの脚力指数51は現役トップであり、インティという馬を自力で差せる馬は今の日本にはいないと思って構わないと思う。つまりインティは「差せない馬」なのである。だったらインティが勝つのではという話になってしまうが、重要なのはオールブラッシュの存在である。オールブラッシュはテンが速くない上に脚力がないので、どこかでマクって上がっていくしかない。マクリが入るとレースはかなり追走質に傾くので、インティより追走指数が高いオメガパフュームとチュウワウィザードに逆転の芽が出てくる。今回はオッズ的にインティ頭の馬券は厳しいので、オールブラッシュに期待してかなり追走質にラップが振れることを想定して馬券を買いたいと思う。
結論
◎オメガパフューム
〇チュウワウィザード
▲インティ
◎→〇→▲三連単1点
金額は当日決める予定。
追記) ◎→〇→▲2000円で。