前書き
例えばの話だが、価値観というのは人それぞれある。何をもってレギュラーとするか、何をもってイレギュラーとするかは非常に難しい。だから世の中には3種類の考え方がある。1つ目は正しい考え方、2つ目は間違った考え方、そして3つ目は自分の考え方である。自分の考え方を一般的な規範に収めて正しいか間違っているか考えるというのは基本的に粗末であり、意味をもたないと思っている。
「酒を飲んだら寿命が縮む」という指摘
そういう前書きを踏まえてタイトルを見てほしい。「酒を飲んだら寿命が縮むという指摘」は無駄である。確かに酒が肝臓に悪いもので、寿命を縮ませるというのは正しい考え方だと思う。だが酒に対する価値観は人それぞれだ。「酒が飲めないなら生きている価値なんかない」と考えている人に「酒を飲んだら寿命が縮む」と指摘したって意味がないだろう。そういうケースを考慮せずに、「正しい考え方」という正義の下で他人を攻撃する。そういう風潮がSNSを中心に今の日本にはあると思う。それはどうなんだと警鐘を鳴らしたい。
「一般論」と「正論」は異なる
そもそも「レギュラーな考え方」が「正しい考え方」とは限らないじゃないか。一般的な論が実は間違っていたという話だってある。今のSNSユーザーはその一般性を正しいと解釈しがちである。だが何度も言うように価値観というのは人それぞれだ。だから一般的な理論を他人に無理やり当てはめようとしたり、一般性から外れているからといって非難したりするのは暴挙だと思う。個人的には他人に迷惑さえ掛けなければ、どれだけ一般性から外れていても構わないと考えている。
お前らがそうならないために、他人に「一般論」を押し付けようとしないためにも、「正しい考え方」ではなく「自分の考え方」で動くことが大切だと思う。「酒がないと死んじゃう人」に対して酒を飲むなという権利はお前らにはないのだ。それを理解していない奴が多すぎる。
今日はここまで。先週の4日間の断食を経てだいぶ金銭的に余裕がでてきたが、昨日の競馬の惨敗で全てがオジャンになってしまった。金はないが自由はある。それではまた明日。