かえるん日記

#中京は小回りコース

日本と北朝鮮が手を組んで中国を潰す話 「天使の軍隊」を読め

 

天使の軍隊

天使の軍隊

 

 私はあまり字を読むことは得意ではないので基本的に評論文しか読まないのだが、中学校のときに読書感想文を書かねばならぬ状況になり、ならば「常軌を逸した」話を読もうかとなって、その時出会った本がこれだ。「天使の軍隊」。面白かった。近未来の東アジアで起こる戦争の話なのだが、中国と北朝鮮の間に戦争が勃発するという筆者の観点が面白い。さらに日本は北朝鮮と秘密同盟を組んでそれに参戦するという、まさに「常軌を逸した」展開だった。ちなみに韓国は近未来においては国家が崩壊している。とまあこれ以上はネタバレ。読んで損はしないのでぜひ読んでみてほしい。公営の図書館にでも行けば見つかるだろう。

「戦争で人が死ぬ」という感覚の否定

筆者は「戦争で人が死ぬ」という感覚を真っ向から否定している。というか、もはや「戦争で人が死ぬ」というのは古い話なのではないか。そうすら感じさせられた。出てくるのは無人戦車、無人戦闘機ばかり、戦火は激しいが人は死なない。

この物語の主人公は軍事用ロボットなどを用いて戦争代行サービスを行う会社「天使の軍隊」だ。そんな会社存在するか。そう思うかもしれないが、現代においてはあり得ない話ではないと思うのだ。

米軍の動向

米軍は昔からではあるが、とにかく人命を尊重する。それが強みでもあり弱みでもあり、そこに付け込んで日本軍が一矢報いたのはもうかなり前の話だ。米軍は人命を尊重するために「戦争の無人化」を進めている。遠隔操作型、もしくは自立行動型のロボットを用いることにより、戦場に人が入れずして戦うのだ。それを進めるために、軍と機械に詳しい民間企業がタッグを組むというのは非現実的な話ではないと思う。

戦争には血が流れるという感覚は根強いし、そう教育されてきた。だが今後はそうはならないのではないか。各国の軍隊がエンジニアばかりになる時代が来るのではないか。「戦争観」が変わる一冊。必読。それではまた明日。