かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

残業は悪いことだという風潮

 

残業が絶対善だった時代から絶対悪である時代へ

よくSNSでこういう声を耳にする。「日本人は始まる時間にはシビアなのに終わる時間にはルーズすぎる」。私は別にこれが悪いことだとは思わない。最低限始まる時間さえ決めておけばいい。あとは個人の器量次第だ。早く終わらせたかったら早く終わらせればいいし、遅くまでやりたいのなら遅くまでやればいい。個人の自由でいいじゃないか。それを強制される筋合いはどこにもない。

ノー残業デーの是非

最近「ノー残業デー」とか言って残業を強制的に排除しようとする企業が増えている。ある側面から見ればブラック企業廃絶に近づいているように見えるが、本質的には社員の負担が増えているだけではないかと私は言いたい。

 

残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか? (光文社新書)

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まず最初にやるべきは人員を増やすなりして一社員の仕事量を減らすことではないだろうか?仕事量が減っていないのに残業を無くそうと言ったって社員の負担が増えるだけだ。今までは残業を2時間することで2時間分の余裕を持って仕事が出来ていたのが、残業が禁止になったから急いで作業しなきゃいけなくなるのだ。その分の精神的、肉体的な負荷は増えるだろう。終わる時間が決まっているということは、プレッシャーに繋がるのだ。

 

kaerun4451.hateblo.jp

 

個人差を考えろ

 

これに関するところの感覚というのにはかなりの個人差があるように感じる。当然定時に帰ることが楽だと感じる人もいるだろうし、残業したほうが楽だと感じる人もいるだろう。だから残業を絶対悪とする現代の風潮はやめにしないか?悪いのは強制することだ。もちろん残業を強制することも悪だし、同時に残業しないことを強制することも悪である私は思うのだ。物事の捉え方には個人差がある。自分のやりたいようにやればいいし、自分のやりたいように出来る企業に就職すべきだと私は思うのだ。

もっとブラックな場合

 

こういう話をすると、お前らの中には、「俺は残業したくないのに残業せざるを得ない状況だから、そもそもそんな選択肢がない」と言うやつがいるだろう。まあ上に書いた内容は「頑張ってやって2時間の残業で済ませるか、余裕を持って4時間の残業をやり遂げるか」という選択にも生きてくる。自分はどっちが楽なのか、自分が一番よくわかってるはずだ。ここでどっちも辛い、どうしようもないと言うやつがいるかもしれない。そんなやつは知らん。とっとと転職しろ。上司殴ってやめればいい。お前は悪くない。悪いのは会社だ。

何はともあれ「残業は悪いこと」という風潮に疑問を呈したかった。しっかり節度があり、その人にとって有効な手段の1つであるのなら、残業は「良いこと」にもなり得ると思うのだ。今日はそれだけ言いたかった。仕事にももっと自由を。それではまた明日。