重賞回顧
競馬にはドラマがある。そしてロマンがある。そんなことを再認識したレースだった。福永祐一渾身の騎乗。「一番負けたくない馬に負けた」と語った高松宮記念から20年。その馬が死んだこのタイミングでの高松宮記念制覇。競馬にはこういう不思議な巡り合わせがよく起こる。科学信仰の世の中で未だにサイン馬券を買う人がいるのはこういう理由だろう。何はともあれおめでとうミスターメロディ。2000円払っていいものを見させてもらった。
消ミスターメロディ→1着
これは完全に見立て違い。あのペースで最後まで伸びるんだから文句なしに強い。この馬左回りのほうがいいかもわかりませんね。
消セイウンコウセイ→2着
この時期の中京1200がとにかく合うのだろう。好ダッシュから控えた幸さんの好判断も光った。
消ショウナンアンセム→3着
「理由なき激走はない」。私が座右の銘にしている言葉だ。前評判を覆すには必ず理由が必要である。この馬もしかり。パラダイスSを勝っている通り左回りが得意な馬で、さらに前走で右回りながらスプリント性能の高さを見せた。おそらく中京1200はベストな舞台だったのだろう。こんなの買えねえよと言ってしまえばそれまでだが買ってる人もいる。買ってない人が何を言ったところで言い訳でしかない。
消ダノンスマッシュ→4着
個人的にはこんなもんだと思うのだが、なんで伸びないんだと言ってる人が多いので一応触れておく。この馬に関しては坂。あの物凄い手ごたえで4コーナーをまわりながら坂でバッタリ脚が止まった。能力だけで4着まで来たが今後も坂への不安はつきまとう。
あと印をうった馬はサッパリ。どう転んでもはずれなのですがすがしい。
反省すべきなのはこっち。自信あっただけにショックが大きい。あまりにも悔しすぎるので後でこれとは別に回顧記事出すかもしれない。
馬券に来た馬はタフなレースの外差し展開が嵌ったサトノティターン、追い切りが超絶良かったロンドンタウン、中山1800のタフな展開に絶対的な適正を持つリーゼントロックと単体で見れば買えないことはないのだが、組み合わせでこれらを拾うとなると私には厳しかった。
よく実力が横並びのレースは難しいからケンをするという人がいるが、実力が横並びだからこそ適正の差が出てきて妙味が生まれるわけで、このレースみたいなレースを取らなければ競馬で勝つことはできない。絶対に取りたいレースだった。残念。
◎アルドーレ→伸びず
これ自信あっただけに悔しい。力を出し切っていないと思う。インで脚を溜めていい感じだと思ったのだが、揉まれて嫌気がさしたのか。いずれにせよ次も本命にすると思う。
平場回顧
ゲリラでやってたエア予想は意外と良かったのだが肝心の中京8レースが堅かった。今週はまるっきしダメ。しっかり反省して次に生かすことが大切。来週もGⅠ。気合を入れていく。それでは。