かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

スーパーで一度手にした商品を別の場所に放置する行為は万引きと同じ

意外と多い

私はスーパーでほぼ毎日バイトしている。ほとんどの時間はバックヤードで果物や野菜を切ったり袋詰めしたりしているのだが、たまに品出しや売り場変更のために店内で作業することがある。するとそこにあるはずのない商品が置いてあるというケースが意外と頻繁に見られる。私はその商品を元の売り場に戻しに行く。ブロッコリーやレタスなどの常時冷却が必要な商品は鮮度を見て廃棄の場合もある。

 

弊害はそれだけではない

私の働くスーパーにはぶなしめじが3か所に陳列されている。まずは農家の方が直接商品を売ることができる地場野菜のコーナー。店に入ってすぐ正面にあるお買い得品のコーナー。それと元々のきのこ売り場だ。

 

 

この3か所にあるぶなしめじはそれぞれ値段が違う上に、ポップで値段を提示している関係上商品に値段が記載されていない。つまりもしバカな客がきのこ売り場でぶなしめじをカゴに入れたが、お買い得品コーナーのぶなしめじのほうが安いという理由でさっきカゴに入れたぶなしめじをそこに置き、代わりにお買い得品コーナーのぶなしめじをカゴに入れるとする。すると次に来た客が、そこに置いてあったきのこ売り場のぶなしめじをお買い得品コーナーのぶなしめじと勘違いしてカゴに入れ、それをレジに持っていく。するとその客はぶなしめじの値段が表示されていた値段よりも高いと激怒しクレームを入れる。そしてそのクレームのせいで私がもっとしっかり売り場の手直しを行うようにと注意を受けるのだ。いくらなんでも理不尽過ぎるとお前らは怒るかもしれない。だが世の中は一番下の人間が不利益を受けるように作られている。これくらいの理不尽で怒っていたら日々の生活がままならないだろう。

万引き犯よりひどい

万引き犯は店側に損害を与えるが、他の客には基本的には迷惑をかけない。だがこの別の場所に商品を放置する行為は店側に迷惑をかけるとともに、他の客にも迷惑をかけるのだ。万引き犯よりよっぽどタチが悪い。だいたいちょっと考えればわかるはずだ。これをここに置いておいたら次の客が値段を間違うかもしれないから元の場所に戻しに行こう。通常の人間の思考回路であればこう思うはずだ。だがこんなことも考えられない人間が世の中にはたくさんいるということを私はスーパーでのバイトを通して学ぶことができた。私の働くスーパーは駅前なのでたくさん金持ってそうな主婦や家族連れがよく来店する。どうやらそいつらは「私はお金をたくさん持っているので周りにたくさん迷惑をかけてもいい」と思っているらしい。まあ親の金で大学に入り、親の金で卒業旅行に行くようなぬるい学生生活を過ごした後、なんとなく就職活動をして、たまたま知り合った金持ちとなんとなく結婚。なんとなく出産育児をしている女ならそう思っててもおかしくはない。そんな万引き犯以下の親から育った子供もまた万引き犯以下に成長していくのだろう。

土曜日の競馬回顧と日曜の競馬予想は後ほど。それではまた。