かえるん日記

当たった時は謙虚に。外した時は冷静に。

目標が先か。過程が先か。

チームの目標(ノルマ)を定める際には、まずは目標を定め、それを達成するためにどうしていけばいいか議論するというやり方【目標→過程型】と、今我々はこういう状況で、こういう手段を使って向上することできるのではないかというのを先に議論し、それを基に目標を設定するというやり方【過程→目標型】の2種類がある。どちらがいいかというのにはいろんな議論があるところで、状況依存の問題でもあるし、はっきりとした答えを出すのは難しいだろう。

目標→過程型の問題点

ただ昨今の社会問題の情勢を見るに、日本の企業や学生スポーツ等で多いのはやはり前者なのではないかと思う。上層部がキツめの目標(ノルマ)を設定し、現場がそれに向けて必死に頑張るという具合である。この現実性のない目標と、現実との間の食い違いを埋め合わせるために、残業や根性論等の日本特有の悪い文化が生まれてきたのではないだろうか。

その現実性のない目標(ノルマ)がチームとしての向上を阻害しているというケースもあると思う。企業であれば、無理な残業は生産性の低下に直結するし、スポーツにおいても、根性論による無理なトレーニングは怪我やパフォーマンスの低下に直結する。高い目標を設定することへのメリットも当然あるが、大半のケースで「元も子もない」という結果になってはいないだろうか。

そもそも人間の中には、高い目標を設定し、それに向けて少しずつ目の前の課題を突破していき、最終的にそれが達成されなくても、それに向けた努力を向上に変えられる強い人間もいるが、大半はそうではないと思う。目標への遠さから気持ちが折れて努力をやめてしまい、それによって目の前の小さな課題すらも突破しようとしなくなる弱い人間が圧倒的に多いと思うのだ。

過程→目標型のマネジメント導入の意義

だから日本の企業やスポーツチームには、過程→目標(ノルマ)型のチームマネジメントの徹底が求められていると個人的には考えている。残業、休日出勤、パワハラ体罰などの問題を総合的に顧みた時に、こういった目標設定のマネジメントによって解決できる部分は見かけよりも大きいと思うのだ。

過程→目標型で設定された目標は、大きな向上こそは産まないかもしれないが、「継続的で安定した向上」もしくは「現状維持」が少なくとも得られると思う。これって現代の企業やスポーツチームに1番求められているものなのではないだろうか。無理せず現実的なプランニングを進めることにより、そこには「安定性」が産まれる。日本人は「爆発性」よりも「安定性」を追い求める傾向があり、こういったマネジメントのほうが、実際問題として日本人には適していると思うのだ。

ただこれを考えなければいけないのは上層部の人間であって、現場の人間にとってはだからどうしろっていう話ではあると思う。それはまた日本企業の風通しの悪さの話に繋がってくるので、別の機会に。

kaerun4451.hateblo.jp

 

見切り発車でもいいが、その前に車の状態だけでも確認しておけ。

それではまた明日。

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ダート不良馬場の攻略と「雨ならディープを買え理論」について

不良馬場を攻略する

競馬の予想をするうえで欠かせないファクターの1つとして、「馬場」が挙げられると思う。以前も解説したが、レース中の競争馬のスピードを変化させる要素は、

①蹴りによる推進力(馬の力・接地点)

②空気抵抗

③摩擦抵抗(接地点)

の3種類しかない。その3種類のうちの1種類(摩擦抵抗)は完全に「馬場」に依存しているわけで、これを無視するというわけにはいかないだろう。馬場は「大事」なのだ。これが1番大切なこと。

馬のスピード変化に関する考察については、計算式等を使った細かい説明記事を以前出しているので、そちらも併せてどうぞ。

kaerun4451.hateblo.jp

我々が新聞やネット等で可視的に見れる、大事な大事な「馬場」の情報は、「良」「稍重」「重」「不良」という含水率によって区分された大まかなものだけであり、それがどうレースに影響を及ぼすかは、各々の判断に委ねられている。

芝のレースであればある程度この判断は容易で、含水率が高くなり馬場が重くなれば重くなるほど、摩擦抵抗は増大していく。当然摩擦抵抗が増大すれば、馬への負担、消耗は大きくなる。これは予想ファクターとして役立つことだろう。

一方でダートはどうだろうか。含水率が高くなれば、脚抜きが良くなって摩擦抵抗は当然減少する。しかし、ある一定の含水率(重~不良のあたり)を超えると、摩擦抵抗は再び増大していく(これは過去のレースの走破タイムを見るに自明)。まあ水が浮くようなダートになると逆に時計が掛かるというのは、みなさんも経験則的に理解していることではないだろうか。

ここで、(緑線)とダート(茶線)についての含水率と摩擦抵抗の関係性についての簡略的な二次元プロットを下に貼っておく。

芝については基本比例的な関係を示すが、不良馬場のある地点から一気に時計がかかるようになるので、そこら辺を考慮した。あとは、芝よりもダートのほうが時計が出やすくなるという超不良馬場も当然存在し(キセキが菊花賞勝った日みたいな)、そういう事例も考慮しての図となっている。

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もし馬のスピード変化がほとんど摩擦抵抗に依存するのであれば、図の赤丸で示したポイントと、図の青丸で示したポイントには互換性が生まれるはずである。これを考慮して考えれば、ダート不良馬場に関しては、ダート重馬場における実績というよりも、ダート稍重馬場もしくは芝不良馬場の実績を重視するほうがベターなのではないかという理論が誕生する。

例えばヴィジョンオブラヴという馬なんかは、不良馬場の未勝利で強い勝ち方をした後なかなか結果が出ずという状況が続いていたなかで、同じ中山の稍重ダートで穴を開けた。この不良馬場の日の中山と稍重馬場の日の中山では、馬場差がほとんどない状態であり、この馬がこれくらいの摩擦抵抗状態でのレースを得意にしているということがわかると思う。

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という風に難しく書いてきたが、要するに水が浮くような不良ダートは「タフ」であるということである。重寄りの不良ダートなのか、水が浮くような不良ダートなのかを見極め、重(高速)ダート実績を信頼するのか、良~稍重(タフ)ダート実績を信頼するのかを考えるということが、不良ダート攻略の糸口になるのではないだろうか。もちろん稍重は走らないけど水が浮くようなダートだけは走るみたいな馬もいますけどね。ただそんなに数は多くない。

今週は台風の通過で土曜の府中は開催も無さそうだが、日曜の府中は水が浮くような不良ダートで行われることが予想される。水の浮いたダートの扱いはみなさんも苦戦するところではあると思うが、摩擦抵抗の考え方は役に立つ部分もあるのでは。

雨ならディープを買え理論

秋華賞に向けてということで。ディープインパクト産駒が重馬場を走らないというのはよく知られた話で、雨さえ降ればディープは人気しない。ゆえに穴が開く。

エプソムC(稍重) サラキア(7人気2着)

弥生賞(重) メイショウテンゲン(8人気1着)

セントライト記念(重) サトノルークス(8人気2着)

CBC賞(不良) アレスバローズ(7人気2着)

ラジオNIKKEI賞(不良) ゴータイミング(6人気3着)

今年の重賞だけで抽出してもこれだけある。果たしてこの馬達が良馬場だったらこんなに人気を落としていただろうかという話だ。CBC賞のアレスバローズなんか典型的にそうだと思う。ディープは重だと走らないという先入観が「過剰不人気」を形成し、そこに妙味が捻出されるのだ。

さて、今週末の秋華賞。あのディープ産駒が雨のせいで不当に人気を落としそうですね。何はともあれ台風にはお気を付けて。それではまた明日。

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その「正義感」がSNSをダメにする

先週は凱旋門賞があり盛り上がったが、そんな中でちょっとした炎上騒ぎがあった。凱旋門賞を現地観戦していた競馬芸人(ツイッターのフォロワーが数万人いるようで、そこそこ有名なのかな)が、レース後に上に貼ったツイートをして炎上。「寝転ぶのはやめたほうが。。」みたいなソフトなリプから、「日本の恥だ」「2度と競馬に関わるな」等のヘビーなリプまで散見された。しかもその芸人は、そういうリプをしてきた人を片っ端からブロック。当該ツイートも削除せず、謝罪もなし。こういった態度から炎上が拡大し、競馬ファンを中心に火はまだ燃え広がり続けている。

news.livedoor.com

「自分が良かれと思ってやったことでも実際やってみたら悪いことだったり、自分が面白いと思ってやったことでも実際やってみたらつまらなかったり。ってことは生活していれば少なからずある。そういうことが起きてしまった時に、自分の間違い、過ちをすぐに認め、素直に謝ることが大切なのさ」

実家近所の駄菓子屋のおばあちゃんが言ってました。

まあ一時の感情の昂ぶりだったり、衝動的な部分で間違いを犯してしまうということは誰しもあると思う。当然その間違いは指摘されるわけで、その「指摘」をマイナスに捉えないで、プラス材料として自分の経験に落とし込んでいくことが大切なのではないだろうか。ミスから学べることは非常に多い。それは馬も同じで、無敗のダービー馬がなかなか誕生しない理由もここにある。負けから得られる経験値は、勝ちから得られる経験値よりも圧倒的に多いのだ(ずっと負けてる馬が勝った時なんかは逆ですけど)。

とまあそんな話はどうでもよくて、私が今日議論したいのはこの「リプライ」をしている人達についてである。

例えば今回の例において「リプライ」を送った人は、「レース場(欧州においては紳士的であるべき場所)において、客席で自分勝手に横たわるという行為は、その場にいた外国人たちに「日本の競馬ファンはモラルがない」と印象付けてしまう可能性があり、良くないのではないか。やめてほしい」という至極真っ向な意見を、当事者に向かって指摘しているだけであり、何も間違ったことはしていない。実際にそういう指摘は必要だとも思う。

「リプライ」した人達が、なぜそういう指摘をする気になったのか。これは紛れもなく「正義感」によるものだと思う。ただ正義感を行使するためには、本来人は「勇敢」でなければいけない。しかしSNSの世界では、相手側がその場にいないことから勇敢である必要がなくなり、誰でも簡単に正義感を行使することができるのだ。言わずもがなではあるが、これはプラスの側面ばかりではない。

簡単に言うと、この「正義感」の敷居の低さが、正義感を「暴走」させてしまうのである。要するにやりすぎてしまうのだ。悪いものは袋叩きにし、完膚なきまでに叩きのめす。正義の名の下に。

これはよくないだろう。その対象とする悪が完全なまでの悪であり、自分が完全な善である保証はないわけだし、相手側にも思慮されるべき「事情」があるかもしれない。ましてやツイッターなんてたったの画像4枚と140文字の情報であり、それが正確がどうかもわからない。そういう可能性を全て棚に上げて、悪いものは悪いと言って徹底的に叩きまくる。確かに悪気はないわけだし、悪いことをしているとも一概には言えないのだけれども、どうしても「それはどうなの?」「それは本当に正義なの?」と思ってしまうのだ。

例えばこんなのもそう。リツイートした人なんかは「正義感」から拡散してあげようとなったんだろうけど、ソースも何も示されていないこの情報が確かな情報かなんてわからないのではないろうか。こんなツイートなんて何にも関係ない人の写真でも成立するわけで。そういう可能性がある時点で、そのリツイートは純粋な「正義」とはいえないのではないだろうか。

だから「正義感」はSNSをダメにする。リプライは慎重に。それではまた明日。

 

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年収と労力は正の相関になるか?

社会人(特に男)の格を定めるにあたって、年収という指標が真っ先に引き合いに出されるのが今の日本では常識になっている(嫌な世の中だなあ)。

最近一部のおフェミ系の人なんかからは「年収の低い男は忙しくないから家事が出来る」的なトンデモ理論が飛び出したりしていて、見るに堪えないので整理していきたいと思う。

基本的に金を稼ぐには労力が必要である。これは普遍的だと思う。さすれば、「たくさんのお金を稼ぐ」=「たくさんの労力を消費する」というのは理論上成立するはずだ。だが実際はそうではないと思う。社会はそんなに単純には出来ていない。階層性バイアスによる外力が年収と労力の相関には働くのだ。この外力が、グラフを折り曲げていく要因となる。

ここでこれといったソースもなしに、私の独断と偏見だけの図を作ってきた。まずは見てほしい。

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縦軸に労力、横軸に年収を取った。そもそも労力というクソほど抽象的なものをこうやってグラフに表すというのはほぼほぼタブーだが、私の個人的考えという形であればわかりやすいしいいのでは。もちろん人それぞれ、私の頭の中では違う形のグラフになるけどなという人は当然いると思うし、あくまで感覚的な話ということで。

年収0~450万までは、年収を増大させるために労力的負荷を増大させる必要があると思う。「今まで以上に多く働く」「今まで以上に頑張って働く」ということが、年収の増大につながるのだ。だが450万(アバウトな数字です)を超えると、別に労力的負荷を増やすことなく年収を増やすことができるようになると思うのだ(これは年収の低い人間には相当厳しいこと)。これは、年収450万の中級労働者と、年収1000万の上級労働者のどちらが厳しい労働をしているかということを考えれば、感覚的にある程度捉えることができるのではないだろうか。

つまり少なくとも、年収と労力は純粋な正の相関を取らないのである。おフェミさんの基準(どうせ450万以上はないとダメなんだろ)を借りるのであれば、年収が低い人ほど忙しくて家事が出来ないということに繋がるわけだ。だから、「年収が低いんだから家事をしろ」という文言は、放射性廃棄物と一緒に地下深くに封印し、金輪際空気に触れないようにしなければいけないと思う。それだけ、世の中級労働者をバカにした、罪深い発想であるということが理解されるべきである。

ここで注意すべきなのは、年収450万以上においても労力の縮小が年収の増大に繋がる可能性が保障されていないという点である。しかもその人の置かれている環境の変化によって、労力の最高点はいくらでも変動し得る。これらの点も踏まえたうえでX-Y座標に表現するということはなかなか難しい。私がさっき作った図が、社会的なモデリングとしては適さないだろうなと感じるのはこういったあたりだろうか。

そもそも年収で人を格付けするのやめにしませんか?今日はそれだけを言いたかった。それではまた明日。

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46億年に1人の臆病者

46億年もの間(正確には40億年前後だろうか)、生物は生存競争による淘汰と繁栄を繰り返してきた。弱い個体は死に、強い個体は子孫を残した。そうして迎えた46億年目。こうして自分が爆誕したわけだが、私は自分に対して、「私はこんなことも出来るんだ。さすがは地球46億年の結晶なだけあるな」と思うこともたまにあるが、一方で「なぜ地球は46億年もかけてこの程度の物体しか作れなかったのか」と思うことのほうが圧倒的に多い。46億年かけて修正されてきたにしてはあまりにも欠陥が多すぎるのだ(ここで各自身近にいる欠陥の多い個体を思い浮かべてください)。

強い個体が生き残り、次世代にDNAを繋いでいく。じゃあその「強い」とはどういうことなのだろうか。「勇敢であること」だろうか。幾多の困難に立ち向かい、集団を危機から救うような個体を「強い」と言うのだろうか。

個人的な見解だが、淘汰という観点に基づくと、真に「強い」とは臆病であることだと思うのだ。ごく最近、生物は「火」を発見した。「火」に対して、勇敢な個体は火に立ち向かい焼け死んだが、臆病な個体は火から逃げ回り生き延びたのである。ゆえに、生き残る個体が「強い」のであれば、強い個体は「臆病」な個体なのである。我々には46億年間かけて熟成されてきた「臆病の血」が流れているのだ。

だから立ち向かう必要なんてどこにもない。本能に任せて逃げ回れ。

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人間は純粋な「他人軸」にはなれない

最近話題に上がったツイートを持ってきた。「わかるこれ」という人も多いのでは。

「自分軸」と「他人軸」について

「自分軸」「他人軸」について重要な部分をピックアップしてまとめてみたい。

自分軸→自分優先・人情を大切にする・自分は自分、人は人。

他人軸→空気を読んで自分の役割を果たす・マナーを大切にする・基本他人優先

ただちょっとこのまとめには疑問点もあって、これって結局「責任の所在」なのではという気がしなくもない。「自分軸」は果たして本当に自分優先で、「他人軸」は果たして本当に他人優先なのだろうか。ちょっと掘り下げてみたいと思う。

自称他人軸

「他人軸」が真に「他人優先」であるならば、他人の言動・行動に関して嫌悪感を示さないはずである。これが私が「軸」を「責任の所在」と捉える理由である。本当に他人優先であるならば、他人が自分の思い通りにならなくても、機嫌を悪くするなんてことは絶対にないはずだ。でもこの「自称他人軸な人間」は、空気を読み自分が他人に奉仕した見返りを他人に求める。自分が他人に都合よくしたんだから他人も自分に都合よく接しろという無言の要求をしてくるのだ。

果たしてそれを純粋な「他人優先」と言えるだろうか。こうして「他人軸」は崩壊する。「他人軸」とは「責任の所在」を他人に押し付けているだけなのである。だから他人優先と建前上は言いつつも、他人が自分の思い通りにならないとイライラするのだ。結局人間は誰しも、「自分が満たされればそれでいい」のである。そうであるのなら、向こうが察して動いてくれたのだから責任は他人側にあるけど、自分の思った通りには動いてほしいという理論を保持している「他人軸」の人間のほうがタチが悪いのだ。

純粋な他人軸でないのなら、その他人軸な生き方はやめるべきだと私は言いたい。自分は自分、人は人と割り切り、責任は自分で負う。そのほうが何百倍も健全であると私は思うのだ。空気を読んで他人の顔色ばかり窺っても、それが結局他人のためになるとは限らない。自分が消耗するだけだ。

今日はここまで。消費税増税に関してはいろんな意見がありますが、欧米の税収システム等を習うに15%程度がベストなのかなと個人的には考えています。その代わりに育児支援などの社会保障を充実させるべきなのでは。まあいろんな意見はあるでしょうけど、本当に日本の将来を考えての「増税」であればいいと思います。ただ今回は「その場しのぎ」の「増税」のように感じます。長期的な視野が見えない。そんなところで。それではまた明日。

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秋のダートを振り返る(阪神編)

来秋もしくは今秋の京都開催、暮れの阪神、中京開催に向けての備忘録的な記事です。勝ち馬の指数データを距離別でプロットしているので、レースレベルの比較等で活用していただければと思います。昨日あげた中山編と併せてどうぞ。

kaerun4451.hateblo.jp

阪神ダート2000

推奨馬成績

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特殊条件です。シリウスSで◎ロードゴラッソ(6人気1着)がありましたが、平場はなかなか嵌らず。

勝ち馬指数・レース傾向

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勝ち馬指数はこんな感じでした。東京2100と並んで中央競馬屈指のタフコースなわけですが、なかなかタフ目のラップになってくれなかったなあという印象です。ただ、それにしてもここを勝つような馬は脚力質に振れるような馬ばかりで、京都1900なんかに出てきたら徹底的に嫌えるんじゃないかなと思います。アドマイヤビクターなんか典型的にそういう馬ですし、ロードゴラッソにしても重賞勝つなら阪神2000しかないでしょという感じの馬なので。

阪神ダート1200

推奨馬成績

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こちらは完全に隊列依存のコースなので馬券は1円も買いませんでした。もう少し精度取りたいところですが、なかなかここで穴馬をガンガン拾うというのは今の私の予想法では厳しいかもしれません。

勝ち馬・レース傾向

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阪神のダート短距離らしく差し決着が多かったように感じます。指数的に伸びなかったレースが多いうえに、阪神でこそ来たなという馬も上位には多いので、阪神1200→京都1200あたりの舞台替わりは嫌っていきたいかなという印象でいます。

注目馬を挙げるとすればデザートストームテイエムサウスダンですかね。デザートストームに関しては6馬身ちぎったうえに上がり34.5ですからね。京都1200だとコロっと飛びそうな感じはしますが、東京1400とかなら3勝クラスでも面白いとは思います(人気するでしょうけど)。あとテイエムサウスダンもこの時期の2歳馬で11秒台は馬場を差し引いても優秀なラインで、1勝クラスでも好勝負必至ではないかなと思います。注目の1頭ですね。

阪神ダート1400

推奨馬成績

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推奨馬は(2-2-1-10) 単回収率120% 複回収率118%となりました。前半は苦しみましたが、後半になってでかい的中がポンポンとありましたし、悪くなかったのではないかと思います。まあこのコースは予想も何も差し馬買うだけなので。

勝ち馬・レース傾向

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口を酸っぱくして言ってたと思うのですが、阪神1400はとにかく差しです。今開催も明確に差しにバイアスがかかったレースが15レース中6レースもありました。やはり芝スタートからダートに入ってさらに下るというあたりでテンが34秒台に突入して、息が入らないまま複合コーナーで後ろとの差が詰まり急坂というこのコース特有のレイアウトの影響が顕著に出ますね。ここで残せなかった先行馬なんかは京都ですぐ穴開くので要チェックポイントだと思います。

秋以降のこのコース注目騎手

北村友J、団野J

北村友Jはとにかく後ろのほうにいることが多いのでこのコースでは要チェックです。どう考えても先行脚質の馬で控えたりするので厄介です。あと団野Jは癖なのか知らないですけど、「逃げられなかったら後方まで下げる」という傾向がある騎手で、こちらも阪神1400とは相性のいい乗り方をしてきますね。暮れは中京行きそうですけど、こっちに乗るようであれば注目です。

次走以降の注目馬

ラプタス

この阪神1400を33.9で入るというのはOP馬でも垂れるような決壊ペースで、それを残すどころか差をつけて勝ち切るんだから相当強い。しかも去勢手術明けですからね。この馬はチェックしといて損はないと思います。京都1400の2勝クラスとかなら楽勝でしょう。

あとは度々取り上げているファシネートゼット。1勝クラスのタイムは2着のジェネティクスともども相当優秀。全日本2歳優駿が見えてきたのでは。

kaerun4451.hateblo.jp

阪神ダート1800

推奨馬成績

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ここが1番酷かったです。(1-1-1-14) 単回収率29.4% 複回収率27.1%でした。対抗に推した馬は結構来てたりするんで悪くはないんですが。思ったほど差し寄りに振れないというレースが多かったですね。やっぱ暮れの阪神と違って馬場が軽いというのがポイントにはなったかというのは感じるところです。

勝ち馬・レース傾向

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今開催はやたらとどスローからのキレ勝負が多かった印象です。基本的に急→緩→急だと差しが決まりやすく、緩→急→急だと前が残りやすいのですが、3ハロン目あたりで14秒近くのハロンタイムを刻むレースが多く、ゆえに前が残るレースが多かったという感じでしょうか。本来はマクリは入るし、速めのテンから中盤緩むしでかなり差しの効く条件なのですが。そこら辺は今開催がちょっと少頭数も多く、特異だったのかなと捉えていきたいと思います。

秋以降のこのコース注目騎手

和田J

川田Jが当然上手いですけど過剰人気で馬券的な旨味がないのでこのジョッキーをチョイス。和田Jといえば阪神ダートです。縦の距離感が非常に上手いジョッキーで、しっかり阪神の複合コーナーの緩むポイントで前を捉えに行ってくれるというのが特徴です。阪神ダートは急坂の前に加速を付けておかなければいけないですからね。逆に追い出しを遅らせたがる福永Jなんかは相当苦戦していた印象。

次走以降の注目馬

ベストタッチダウン

同日の2勝クラスより勝ちタイムが1.6秒速く、上がりも1秒速いという破格の時計で勝利。そりゃ2着と1.7秒差も付くわなという感じで、2勝クラスと言わずOPまでは上がって来れる器だと感じています。注目の1頭。京都1800も合うでしょう。

まとめ

秋の阪神開催の推奨馬は(3-3-4-35)で単回収率51.1% 複回収率60.4%とかなり苦戦しました。原因は割と明確なので、修正していきたいです。

同様に中山開催の推奨馬は(6-3-3-34)で単回収率225% 複回収率84.3%となりました。精度は悪かったですが、でかいアタマがコンスタントに入ったのでこちらは平常運転というイメージでした。引き続き頑張っていきます。

中山阪神開催の4週9日間の合計は(9-6-7-69) 単回収率138.1% 複回収率72.4%となりました。まだまだ伸ばせる数字だと個人的には思います。コツコツとウィークポイントを潰していって、まずは複回収率のコンスタントな100%超え。これを目標に頑張っていきたいです。それでは。

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